ノミ・ダニの脅威と対策
2012-03-23 [記事URL]
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三月に入り、暖かくなったり急に寒くなったりする日が多くなってきました。
この時期は三寒四温を繰り返して少しずつ春へ向かっていきます。
これからの季節に向けてノミやダニが気になる方も多いのではないでしょうか。
ノミは平均気温が13℃になると活動を始めます。
プラスして適度な湿度があればどこでも生息し、幼虫期は負の走光性(光から逃げる)、正の走地性(下へ向かう)を持ち、屋内に侵入すると畳やカーペットの奥に潜みます。
ペットを飼われていると散歩の際に体に付着し、ペットの寝床等で繁殖してしまう場合が多い様です。
適度な温度と湿度があればノミは1日に20個、一生の間に400個の卵を生みます。
卵から3週間程度で成虫に成長します。成虫は直ちに宿主を体温や二酸化炭素をもとに捜し始めます。
その後は吸血しまた卵を生むという形で繁殖します。また吸血なしでも3週間は生存が可能です。
ダニは温度20~30℃、湿度60℃~80℃くらいが、最も発生しやすくなります。
エサはカビやほこり、食品クズ、人のフケ・アカの他に微生物を食べるものや人の血液を吸血するダニもいます。
ダニは約2週間ほどで成虫になります。1日に1~6個、2~3ヶ月で100個~200個の卵を生みます。
またダニの死骸はハウスダストの原因になり、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、ぜん息などの原因になります。
ノミもダニも屋内の環境が適合しやすく、また近年の家屋は季節に伴わず環境条件が一定なので年間で繁殖が懸念されます。
ペットや人体に被害がでる前に今のうちに対策をたてましょう。
対策その①
「掃除機をまめにかける。」
その際に掃除機のゴミパックには、ノミ取り首輪の切れ端等を入れておくとゴミパックの処理も安心です。
対策その②
「シーツやクッションなどはマメに取り替える。」
洗濯の際にしっかり日干しする事で内部の湿気が飛び、ダニやノミが繁殖しづらくなります。
対策その③
「いざという時は、消毒用エタノール!」
ダニやノミに咬まれると食い込んでなかなか取れません。無理をすると肉片が皮膚内に残存し、炎症の可能性があります。
そこで消毒用エタノールをガーゼに含ませて患部に押し当てると引き剥がせます。また代用として線香の熱でも引き剥がせます。
清掃や洗濯は菌の繁殖の防止にもつながります。
ぜひこれから本格的に暖かくなる前に取り組んでみてはいかがでしょうか。