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身近なゴミ問題

2010-04-09 [記事URL]

▼詳細
日本では四季ごとに様々なイベントがあります。お花見、花火、海水浴、お祭りなど
のイベントで多くの人が1つの場所に集中すると、ゴミの問題がつきまといます。大
量に出たゴミは一部のマナーの悪い人達によりポイ捨てされたり、指定のゴミ置場
などでも分別されずに捨てられ、溢れていたりします。

今の時期ですと、お花見が各地で開催されていると思います。お花見でも大量に出
るゴミは長年に渡り問題になっています。特設されたゴミ置場でも捨てられるゴミが
多すぎる為収集しきれず、結果的にゴミの山が築かれてしまっている映像をテレビ
などでご覧になった方もいるのではないでしょうか。

多くの人が一つの場所に集中する為、ある程度は仕方がない部分もあるかもしれ
ませんが、これらのゴミは1人1人の工夫次第でグッと量を抑える事が出来ます。

例えば、地面に敷くビニールシートもすぐボロボロになって駄目になってしまったり
汚れてしまったものをその場で捨ててゴミになってしまう事も多くあります。これをウ
レタン製のマットや茣蓙(ござ)に変えれば、汚れも拭き取りやすい上に保温性も高い
ので、地面の冷えも伝わりにくくなり、寒さ対策にもなります。また、強度もあるので
ボロボロになり難く、来年も同じように使用する事が出来ます。

また、マイコップやマイ箸を持参すれば、事前の買出しで紙コップや割り箸を買わず
に済みます。更に飲み物もビールなどは大きな容量のものをいくつか買う様にして
マイコップに小分けをして飲めば、かさ張る缶ゴミも最小限に減らせます。

チューハイやカクテルも350ml缶で数種類買うのではなく、2リットルサイズのソフト
ドリンクを使用し、自分たちで作る事で更にゴミを減らす事が出来ます。おつまみや
食べ物も、なるべく作って持っていく事で包装などの細かなプラゴミも減らせます。
購入費用も節約出来るので、経済的です。

この様な工夫の積み重ねでゴミの量は激減します。ゴミの量を減らし、小さく纏(ま
と)めてしまえば、各々で分担して簡単に持ち帰る事が可能です。この様にゴミを減
らす事は、もちろん環境の為ではありますが、なによりも一人一人のマナーの問題
も関連しています。

自分達さえ良ければいいという考えでは周りに迷惑が掛かってしまいます。皆で気
持ちよく綺麗な桜を楽しめる様に心がけましょう。それが身近なゴミ問題の解決にも
繋がっていきます。


富士山が世界遺産に認定されない原因

2010-04-02 [記事URL]

▼詳細
屋久島や知床、白神山地の自然遺産、原爆ドームや最近登録された石見銀山など
が日本の世界遺産の代表として挙げられます。日本各地に存在している史跡や自
然が世界遺産としてユネスコに認定されますが、昔から日本のシンボルとして様々
な短歌や俳句、絵の中に登場している富士山は未だに世界遺産として認定されて
いません。

何故、富士山が世界遺産に認定されないのか。その原因は様々な問題が関わって
いますが、中でも深刻なのがゴミ問題です。富士山の山肌には空き缶や吸殻などの
ゴミが至る所にあります。殆どの登山客が夜間に登山する為、暗いからとつい捨て
られているゴミや、岩陰に隠す様にこっそりと捨てられているゴミが、富士山が世界
遺産に認定されない原因なのです。

中には山小屋に集めたゴミや持ち込んだ物のゴミの処分を頼む方もいるそうです
が、ゴミを集め、富士山から撤去するには、ブルドーザーを使用する為の費用が必
要だったり、人件費が掛かったりなど、多くのコストが必要になります。

富士山のゴミ問題は一人一人、自分が出したゴミを持ち帰り、処分すれば殆ど解決
出来る問題です。また、富士山だけではなく、町中や家の近所などでもゴミは落ちて
います。

誰かが片付けて処分してくれるから、自分は困らないから問題では無いと思わずに
一人一人がゴミ問題に対して意識を持ち、行動していく事が、富士山が世界遺産に
認定される事や、私達の周りで起きているゴミ問題の解決に繋がるのではないでしょ
うか?


異常気象と温暖化

2010-03-26 [記事URL]

▼詳細
季節外れの暖かさの日が来たと思えば、急に真冬並みの寒さが戻ってきたりなど
ここ最近気温の変化がおかしく、異常気象とも言われています。日本では、異常気
象は30年に1度の割合で起こった著しく天候に隔たりが現われた希少が定義とさ
れています。そして、現在起こっているおかしな気温の変化はこの異常気象の一端
なのです。

異常気象の怖い所は、その異常さに慣れてしまい、異常気象が異常だと思わなく
なってしまう事が怖さの1つです。昨年から続いているゲリラ豪雨も日本で起きて
いる異常気象ですが、「またゲリラ豪雨か」と思うだけ、感じるだけで異常さを感じ
ている人は減ってきてしまったのではないでしょうか。

この異常気象の原因は現在、日本でも取り沙汰されている地球温暖化です。地球
の平均気温が上昇すれば、自ずと日本での平均気温は上昇します。そして、これ
までに無かった様な異常気象が発生してしまうのです。

しかし、今はまだ季節はずれの暖かさや、真冬に逆戻りしてしまったような寒さや
30℃を越える猛暑などで済んでいるかもしれませんが、このまま地球温暖化が進
行してしまえば、最終的には干ばつや洪水などもこの日本で頻繁に起きてしまうで
しょう。

地球温暖化の原因である二酸化炭素排出量の削減は、一人一人の意識と行動で
変わってくるものです。無駄な電気は使わない、レジ袋や割り箸は貰わない、エコ
ドライブを徹底するなど、個人で出来る行動は多くあります。
異常気象に危機感を持ち、日頃から二酸化炭素排出量の削減について心掛けて
みてはいかがでしょうか?


食料自給率39%

2010-03-19 [記事URL]

▼詳細
食料自給率が39%。これは日本国内で消費される食料が、どれだけ国内で生産
されている物で賄われているかを表した数値です。

昭和40年代には、日本の食糧自給率は70%を越えていたのですが、海外との貿
易が自由化され、経済が発展していくと共に低下していき、現在の39%という数字
になってしまいました。

食料自給率の低下は、海外との貿易が自由化された事による食生活の変化が原
因の一つと言われています。食料自給率が70%を越えていた昭和40年代では
米や魚、国産野菜を中心に食事は構成されていました。しかし、食生活が肉やパ
ン、油を多く使用したものなど食生活が欧米化になった事により、国内での肉や
小麦の需要が多くなりました。

肉や小麦の需要が多くなると、国土の狭い日本では牛や豚、鳥の飼育に必要な
飼料となるトウモロコシや、小麦を充分に生産出来ない為、輸入に頼らざるを得な
くなってしまいます。

その結果、現在小麦は87%、醤油や味噌、豆腐の原材料である大豆は95%、飼
料として使用されているトウモロコシに至っては100%、輸入に頼りきっている状態
です。それ以外にも様々な食料を日本は輸入しています。

もし、生産国で食糧不足が起きたり、日本と生産国との関係が悪化してしまえば
輸入が完全にストップしてしまい、日本の食卓には、お米と僅かな魚と野菜、果物
のみの食事しか上がらなくなってしまうのです。

私達消費者は、国内で生産されている食材や食品を購入し、生産者をサポートし
食料自給率を上げていく事が大切なのではないでしょうか?


病に罹った地球

2010-03-12 [記事URL]

▼詳細
少し前まで、新型インフルエンザや季節性インフルエンザが流行していましたが
インフルエンザなどの病に罹ってしまうのは、人間や動物達だけではありません。
私達が生きているこの地球も、現在地球温暖化と言う病に罹っているのです。

地球は元々、太陽から届く熱エネルギーを赤外線として、宇宙に放出する事で
温度を保っています。しかし、現在問題になっている二酸化炭素などの温室効果
ガスは、この赤外線を吸収してしまう性質を持っている為、太陽から届いている熱
エネルギーは放出されずに、地表や大気に留まってしまうのです。

人間がこの100年間で出してしまった二酸化炭素などの温室効果ガスにより、地
球の平均気温は約0.74℃上昇しています。0.74℃と聞くと、然程高くなっている様
には感じませんが、実は地球の平均気温が1.5~2.5℃上昇すると、これまで人間
に発見されている動植物の3割が絶滅する可能性があるそうです。

3割の動植物が絶滅すると聞いても余り実感は無いかもしれませんが、これは単
純に地球上から生き物の数が減少するだけでなく、生態系そのもののバランスが
崩壊し、私達の食生活などにも大きく影響を及ぼします。

このまま、私達が同じように生活し、同じペースで温室効果ガスを排出し続けると
2099年には地球の平均気温は約4.0℃も上昇すると予測されています。

インフルエンザや風邪と同じ様に、地球温暖化は地球が現在罹っている病です。
地球の平均気温が上昇するだけでなく、異常気象や食糧難、都市や島々の水没
等の問題を引き起こしてしまいます。

私達は少しでも、温室効果ガスの排出量を減らしていかなければならない事を意
識し、行動していかなければならないのではないでしょうか?


調味料と海洋汚染の関係

2010-03-05 [記事URL]

▼詳細
食事後、お皿に付着した油や調味料などを、何気なく水で洗い流していませんか?
今回、普段何気なく行っている『調味料を台所で洗い落とす』という事と海洋汚染と
の関係についてご紹介したいと思います。

たった大さじ1杯の油。これを魚が住める状態にするには、どれくらいの水で薄め
なればならないかご存知でしょうか?
大さじ1杯(15ml)の油を薄めて魚が住める状態にするには、実は300リットル(浴槽
17杯分)もの大量の水で薄めなければ魚は、生息する事が出来ません。
同じように、マヨネーズ大さじ1杯であれば、浴槽14杯分、ドレッシング大さじ1杯
分で浴槽7杯分、コップ1杯の牛乳であれば17杯分の水が必要になります。

実際に台所から流された調味料などの生活排水は、下水処理場や浄化槽で微生物
を利用した分解処理が行われおり、水で薄めるという方法は行われていませんが生
活排水の汚れが酷ければ酷いほど、処理を行う際の負担は大きくなる上、充分な処
理が出来ない場合もあり、汚れた状態で川や海に放流されてしまいます。

先程挙げた様に、たった大さじ1杯の油だけでも、魚が生息出来る状態にするには多
くの綺麗な水が必要になります。私達が何気なく流している調味料や油の生活排水と
川や海の汚染はとても密接に関わりあっているのです。
調味料は使い切り、どうしても余った場合は不要な布や新聞紙で拭き取り、そのまま
流さないなど、少しでも台所から出る汚れを少なくし、下水処理場や浄化槽の負担を
減らす事が大切なのではないでしょうか?


江戸時代のリサイクル

2010-02-26 [記事URL]

▼詳細
ここ数年、リサイクルという言葉や考え方が広まってきています。
使ったものはゴミとして捨てずに修理したり、別の使い方で無駄を無くす、
というのがリサイクルの基本ですが、この考え方や動きは、江戸時代からあるもの
という事はご存知でしょうか?
今回は、この江戸時代に行われていたリサイクルについてご紹介したいと思います。

現代の日本では、年間大量のゴミが家庭や店舗を始め、色々な所から出ています。
ひと口にゴミ、と言っても食材やプラスチック、紙など種類は様々です。
私達が知っているリサイクルは、『ゴミを減らす』という考えで行われていますが、
江戸時代に行われていたリサイクルは、『ものを最後まで大切に使い尽くす』という
考えが根底にあり、行われていたものです。

例えば衣服はほつれてしまったり、切れてしまえばまず別の布をあてて繕い、
再び使用します。その後、着るのが不可能になってしまえば、分解し別のものを
作って、使用し、それも駄目になってしまった場合は雑巾として利用していました。
また、古着屋も多くあり、着なくなってしまった着物は勿論、分解した古布や
端切れなども販売していたそうです。
洋服とは違い、着物は一反の布から全く同じ比率で作られています。
ですから分解しても同じ規格になる為、初めからリサイクルが成立する構造に
なっているのです。

ゴミを燃やした灰の最終形である灰も、灰買いという職の人達が集め、肥料として
リサイクルされていました。植物資源(ゴミ)を燃やして出た灰には、窒素やリンが
豊富に含まれていますので、優れた肥料だったのです。

『ものを最後まで大切に使い尽くす』という考え方は上記の様な、自然な流れの
リサイクル社会を生み出しました。
使い捨ての文化と言われている現代の日本で生きている私達には、今こそ
『ものを最後まで大切に使い尽くす』という考え方から見習う点が多いのでは
ないでしょうか?


水道と伝染病

2010-02-19 [記事URL]

▼詳細
私達が普段当たり前の様に使用している水道水は、徹底した上水・下水道の
衛生管理によって実現されています。

水道の始まりはローマ帝国によって造られた深い位置にある井戸の水を遠くまで
運ぶ為の水路、『ローマ水路』が起源とされています。
しかし中世以降、このローマ水路はメンテナンス不足による故障などが原因で
徐々に衰退してしまいました。それにより、生活によって出た排水、汚水などが
至る所で垂れ流され、町の衛生状態は最悪なものになってしまった上、
伝染病が流行してしまうという結果に繋がってしまいました。

日本での最初の水道は室町時代に作られています。
全国に水道が建設されたのは江戸時代で、これは当時世界でも最も進んだ
上水設備だったそうです。
現在の水道設備の原型である、西洋型の設備は明治時代に導入され始め、
都心部を中心に建設されていき、高度経済成長時にはほぼ全国に、上水道網が
完成しました。

当時は、上水道による取水時は水源からそのまま取水し、下水道による排出は
河川などに何も処理をせずに排出していました。それにより、水質汚染や
土壌汚染が発生し、環境への影響が出始めた為、現在では取水時・排水時には
ろ過や消毒が行われ、環境への影響が出ないように処理されています。
もし、現在行われている徹底した上水・下水道の処理が無ければ、ローマ帝国と
同じ様に、チフスや赤痢などの伝染病が爆発的に流行し、甚大な被害が出てしまうでしょう。

当たり前の様に使っている清潔で安全な水は、上水・下水道の衛生管理によって
成立しているものですので、それを当たり前だと思わずに、出来るだけ処理の際に
負担を掛けない様に、油を流したり、環境負荷の高い洗剤を使用しないなど、
日頃からの環境への配慮が大切なのではないでしょうか?


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