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生物多様性の消失

2010-06-04 [記事URL]

▼詳細
地球上に存在しているあらゆる生物種の多さと、それによって成立している生態系
の豊かさとバランスが保たれている状態を「生物多様性」と言います。これは生物
が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまでを含めた幅広い概念を指します。

生物多様性には、様々な生物が地球上に存在している事を指す「種の多様性」と
約40億年もの進化の過程で様々な環境に適応し、多様に分化した「生態系の多
様性」、生息する地域によって体の形や行動など特徴に少しずつ同じ種でも個体差
がある「遺伝子の多様性」があります。

数え切れない程の生物種が、それぞれの環境に応じた相互関係を築きながら、多
様な生態系を作り、地球環境を支えているのです。更に、私達は生物多様性からの
恵みに支えられています。

例えば、私達が生活する上で欠かすことが出来ない、食べ物、木材、衣服や医薬
品は勿論の事、生きる為に必要な酸素は植物によって作られ、汚れた水も微生物
によって浄化されているのです。

しかし、現在、世界中で数多くの野生動物が絶滅の危機に瀕しており、この生物多
様性が失われつつあるのはご存知でしょうか?IUCN(国際自然保護連合) がまと
めた2009年版のレッドリストには絶滅する可能性が高い種として、8


CO2削減で温暖化対策

2010-05-28 [記事URL]

▼詳細
最近は企業や地域などでも地球温暖化の原因である二酸化炭素排出量の削減を
目標に様々な活動に取り組んでいるのを目にするようになった為、環境問題と言
われて、真っ先に思い付くのが地球温暖化という方が多いのではないでしょうか。

地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素は、石油や石炭など化石燃料の燃焼
などでも多く排出されていますが、実は人が1日生活する際にも多く排出されてい
るのです。1日の生活の中で、一人一人がどれだけ二酸化炭素排出量を削減出来
るかによって、地球温暖化がこれ以上悪化するか、しないか変わってきます。

日本は世界でも4番目に二酸化炭素を排出している国です。二酸化炭素の排出量
を少しでも減らす為には私達一人一人が身近でできる対策をしていかなければなり
ません。

私達が身近出来る二酸化炭素排出量削減の対策として

①エアコンの温度を1℃下げる
冷房などの設定温度は1℃下げるだけで一世帯あたり12.4kgの二酸化炭素を
削減することができます。これは500mlのペットボトル約1万300本分に相当
します。

②冷蔵庫の周りに隙間をあける
冷蔵庫は、周囲(側面・背面・上部)が壁に囲まれていると、冷蔵庫自体の熱を
充分に発散させることができず、電気使用量が増えてしまいます。熱を発散させ
効果的に冷気をつくり出すためには、周囲に適切な隙間をつくることが大切です。

③シャワーはこまめに止めること
シャワーはつい出しっぱなしにしがちですが、1日1分シャワーを使用する時間を
短くするだけで省エネになります。こまめにお湯を止める習慣を身につけることが
大切です。

④洗濯物はまとめ洗いをする
少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯物の容量に合わせて、洗濯回数を少なく
した方が電気使用量も減らす事が出来る上に経済的です。

私達一人一人が二酸化炭素排出量を削減すると言う事は、生活習慣や考え方など
根本的な改革が必要になってきます。しかし、これから先の未来は勿論ですが、地
球温暖化の悪影響は私達にも異常気象など様々な形で降りかかってきています。

少しでも地球温暖化の悪影響を無くす為にも、二酸化炭素排出量の削減は行な
っていかなければならない事だと思います。自分達の生活の中でできる限りの対策
を行う事が今、必要とされています。


重油流出と海の生態系

2010-05-14 [記事URL]

▼詳細
4月22日にアメリカ南部ルイジアナ州沖の石油掘削施設で大規模な爆発が発生
し、大量の原油が海に流出するという事故がありました。原油の流出は今もまだ続
いており、1日あたり約500キロリットルから4000キロリットルと推定されており、
事故が収束するまで約3ヶ月掛かるとも言われている為、総流出量は4万トンから
30万トンにもなると現在予測されています。

この事故により自然環境、社会生活、漁業、観光業への悪影響が懸念されていま
したが、既に漁業地域で原油に塗れ、死んでしまっているカツオドリが2羽見つか
る等、目に見える形で重油による悪影響が現われ始めています。

重油の流出現場には絶滅危惧種のウミガメやイルカが生息しており、重油によっ
て生態系に重大な悪影響を及ぼしてしまうのではないかと言われています。環境
保護団体によると、野鳥や海洋生物など約400種が現在危険な状況に晒されて
いるのです。

また、今回の事故は野鳥や海洋生物への影響だけでなく、多くの生物が餌として
いる、海底の堆積物に生息している二枚貝やチューブワームやプランクトンが原油
で死滅する可能性があります。

原油に塗れてしまった鳥など比較的大きな生物は救援隊員が鳥の体を洗い、治療
する事が可能ですが、人間の手ではプランクトンなど小さな生物から原油を取り除く
事は出来ません。

二枚貝やチューブワーム、プランクトンなど小さな生物は食物連鎖の最下層に位置
している重要な生物です。最下層の生物が全滅してしまった場合、生態系のバラン
スが崩壊し、様々な生物も絶滅してしまう可能性があるのです。

海の生態系のバランスが崩壊すると、海洋生物の多様性が失われる事になります。
日本でも、スーパーなどでも売られている魚の種類が少なくなっているなど、影響が
出ています。海の魚が減っても養殖があるから大丈夫と思うかもしれませんが、魚の
養殖を行う際にも、大量の小魚などの餌が必要になります。

過去の大きな油流出事故は1978年に発生したアモコ・カジス号による英仏海峡
一帯を汚染した事件、1989年のエクソン・バルディーズ号によるアラスカ湾を汚染
した事件、1997年に日本海沖で発生したナホトカ号の事件があります。

いずれの事件も今回のメキシコ湾で発生した重油流出事故と同様に、海に大きな
被害を引き起こしています。たった1回の事故だとしても、海洋生物や海そのもの
にも深刻なダメージを負わせ、元の海の環境に戻る為には長い時間が必要です。

油流出事故による各国の準備・対応・協力体制を目的として、国際海事機関がOP
RC条約(1990年の油による汚染に関わる準備、対応及び協力に関する国際条約
または油濁事故対策協力条約)を採択し、2006年2月現在、86カ国が締約してい
ます。

今回の重油流出事故を一刻も早く収束させる為には各国の協力体制、対応が要
となってくるでしょう。これ以上、この様な事故や事件で環境に対して被害を出さな
い為の対策をどう行っていく事が各国の取り組むべき課題になると思います。


レジ袋と石油の関係

2010-04-30 [記事URL]

▼詳細
最近、様々なメディアがマイバッグ運動について取り上げ、多くの人にマイバッグと
言う言葉が知られる様になりました。このマイバッグ運動は大量消費されているレ
ジ袋削減が目的であり、一人一人が直ぐに実行出来る最も身近な環境保護運動
です。

現在、日本国内では年間約300億枚ものレジ袋を消費しています。これは国民一
人あたり、年間約300枚使用している計算になり、その殆どがゴミとして捨てられて
いるのが現状です。

レジ袋は石油精製によって出来るナフサが原料です。レジ袋1枚につき、約20ml
の石油を使用する為、年間300億枚×20ml=60万キロリットル(2リットルペットボト
ル30億本分相当)の石油がレジ袋の為に使用されている事になります。と言う事
は、私達一人一人がレジ袋ではなく、マイバッグを使用していけば、その分の石油
が削減出来る事になるのです。

また、マイバッグの使用は同じマイバッグを長く使用し続ける程、環境負荷の軽減
効果が高まります。同様に、マイバッグ自体も石油量がより少ない袋(石油原料で
ある合成繊維製ではなく天然繊維製など)に変えると効果は大きくなります。

レジ袋の原料である石油は地球上の限りある資源の一つです。少しでも石油使用
量や環境負荷を減らす為にも、まずは一人一人が「レジ袋はいりません」と言ってみ
る事が、今起きている環境問題の解決に繋がるのではないでしょうか。


火山噴火による影響と輸入食品の関係

2010-04-23 [記事URL]

▼詳細
先日起きたアイスランドでの火山噴火によって、イギリスやフランスなど欧州やロ
シア、エジプトを含む26カ国で空港閉鎖や空路規制されていました。今回の火山
噴火による影響は現地の空港で足止めされている方達だけではなく、様々な場所
で影響が出ていたのはご存知でしょうか。

日本では、空路を通じて輸入していた食品に影響が出ています。今回は、欧州の
空港が閉鎖されたり、空路規制が行われていた為、チーズやハム、黒マグロなど
の輸入が一時的にストップし、飲食店などにも影響が出ているそうです。

今回はアイスランドの火山噴火による空路規制原因で、日本への空輸が一時的に
ストップしただけに止まりましたが、いつ地球温暖化による異常気象などが原因で
どこの国が日本への輸出を止めてしまうか分からない状況にあります。

現在、日本の食糧の約6割は海外からの輸入に頼っているのが現状ですので、食
べ物が直ぐに大量に手に入るという便利さに甘んじたままでいると、この先、全ての
輸入がストップしてしまった場合、今の豊かな食生活は一変してしまいます。

今まで輸入していた食品が全て輸入出来なくなった場合、肉や小麦、油を多く使用し
た料理は殆ど食卓に上がる事が無くなり、3食全てが白米、ジャガイモ、多少の野菜
、そして1食だけ一切れの魚のみになると予想されています。

地球温暖化による異常気象や気候の変化は、既に世界各地で発生しています。今
はまだ大丈夫、自分には関係の無い事だと思わずに、地球温暖化対策である二酸
化炭素排出量を少しでも減らす対策や、今の輸入食品に頼っている食生活を一人
一人が見直していくことが大切なのではないでしょうか。


注目されるエコなLED電球

2010-04-16 [記事URL]

▼詳細
最近、二酸化炭素削減効果があると注目されているLED(発光ダイオード)電球。
各メーカーからも様々なLED電球が発売され、皆様もテレビなどで目にされる事が
多くなってきたのではないでしょうか。

LED電球は、一般的に使われている白熱電球や蛍光灯などと比べて、寿命が長い
と言うのが多くある特長の一つです。白熱電球が平均1000時間、蛍光灯が平均
12000時間に対し、LED電球は40000時間から最長で50000時間と非常に長い為
1度購入すると、長期間、買い換える必要が無くなります。

また、LED電球を使用する事による最大のメリットとして、消費電力の少なさが挙
げられます。60W相当の白熱電球の消費電力は約54W、蛍光灯の消費電力が約
12Wに対し、LED電球の消費電力は、約7.5Wと、白熱電球と比較すると消費電
力は7分の1~8分の1とかなり少なくなります。消費電力が少なくなると、その分
排出される二酸化炭素の量も削減される為、結果的にエコに繋がるのです。

他にも、ガラスを使用していないので落として割れてしまう危険性も無い為、小さな
お子様がいる家庭でも安心して使用出来るほか、蛍光灯に比べて紫外線や赤外
線を殆ど放出していない為、書類などの紙が色褪せる事が無くなったり、虫が集ま
りにくくなるなどの効果もあります。

そろそろ電球を替えようと考えている方は、一度環境に対しても勿論、経済的にも
優しいLED電球を購入してみてはいかがでしょうか?


身近なゴミ問題

2010-04-09 [記事URL]

▼詳細
日本では四季ごとに様々なイベントがあります。お花見、花火、海水浴、お祭りなど
のイベントで多くの人が1つの場所に集中すると、ゴミの問題がつきまといます。大
量に出たゴミは一部のマナーの悪い人達によりポイ捨てされたり、指定のゴミ置場
などでも分別されずに捨てられ、溢れていたりします。

今の時期ですと、お花見が各地で開催されていると思います。お花見でも大量に出
るゴミは長年に渡り問題になっています。特設されたゴミ置場でも捨てられるゴミが
多すぎる為収集しきれず、結果的にゴミの山が築かれてしまっている映像をテレビ
などでご覧になった方もいるのではないでしょうか。

多くの人が一つの場所に集中する為、ある程度は仕方がない部分もあるかもしれ
ませんが、これらのゴミは1人1人の工夫次第でグッと量を抑える事が出来ます。

例えば、地面に敷くビニールシートもすぐボロボロになって駄目になってしまったり
汚れてしまったものをその場で捨ててゴミになってしまう事も多くあります。これをウ
レタン製のマットや茣蓙(ござ)に変えれば、汚れも拭き取りやすい上に保温性も高い
ので、地面の冷えも伝わりにくくなり、寒さ対策にもなります。また、強度もあるので
ボロボロになり難く、来年も同じように使用する事が出来ます。

また、マイコップやマイ箸を持参すれば、事前の買出しで紙コップや割り箸を買わず
に済みます。更に飲み物もビールなどは大きな容量のものをいくつか買う様にして
マイコップに小分けをして飲めば、かさ張る缶ゴミも最小限に減らせます。

チューハイやカクテルも350ml缶で数種類買うのではなく、2リットルサイズのソフト
ドリンクを使用し、自分たちで作る事で更にゴミを減らす事が出来ます。おつまみや
食べ物も、なるべく作って持っていく事で包装などの細かなプラゴミも減らせます。
購入費用も節約出来るので、経済的です。

この様な工夫の積み重ねでゴミの量は激減します。ゴミの量を減らし、小さく纏(ま
と)めてしまえば、各々で分担して簡単に持ち帰る事が可能です。この様にゴミを減
らす事は、もちろん環境の為ではありますが、なによりも一人一人のマナーの問題
も関連しています。

自分達さえ良ければいいという考えでは周りに迷惑が掛かってしまいます。皆で気
持ちよく綺麗な桜を楽しめる様に心がけましょう。それが身近なゴミ問題の解決にも
繋がっていきます。


富士山が世界遺産に認定されない原因

2010-04-02 [記事URL]

▼詳細
屋久島や知床、白神山地の自然遺産、原爆ドームや最近登録された石見銀山など
が日本の世界遺産の代表として挙げられます。日本各地に存在している史跡や自
然が世界遺産としてユネスコに認定されますが、昔から日本のシンボルとして様々
な短歌や俳句、絵の中に登場している富士山は未だに世界遺産として認定されて
いません。

何故、富士山が世界遺産に認定されないのか。その原因は様々な問題が関わって
いますが、中でも深刻なのがゴミ問題です。富士山の山肌には空き缶や吸殻などの
ゴミが至る所にあります。殆どの登山客が夜間に登山する為、暗いからとつい捨て
られているゴミや、岩陰に隠す様にこっそりと捨てられているゴミが、富士山が世界
遺産に認定されない原因なのです。

中には山小屋に集めたゴミや持ち込んだ物のゴミの処分を頼む方もいるそうです
が、ゴミを集め、富士山から撤去するには、ブルドーザーを使用する為の費用が必
要だったり、人件費が掛かったりなど、多くのコストが必要になります。

富士山のゴミ問題は一人一人、自分が出したゴミを持ち帰り、処分すれば殆ど解決
出来る問題です。また、富士山だけではなく、町中や家の近所などでもゴミは落ちて
います。

誰かが片付けて処分してくれるから、自分は困らないから問題では無いと思わずに
一人一人がゴミ問題に対して意識を持ち、行動していく事が、富士山が世界遺産に
認定される事や、私達の周りで起きているゴミ問題の解決に繋がるのではないでしょ
うか?


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