室内のカビ対策 ① ~発生原因と発生場所~
2016-06-10 [記事URL]
皆様、こんにちは! ついに、関東甲信地方は6月5日に梅雨入りしました。 雨が続いてしまうので、ついつい部屋干しをしてしまいますね。 部屋干しは洗濯物が乾きづらく、日光消毒による殺菌効果も期待できないため、 “雑菌”が繁殖しやすくなってしまいます。 そして、その“雑菌”の繁殖は、部屋干しの“嫌な臭い”を発生させます。 また、梅雨の時期に部屋干しをすると、元々高かった部屋の湿度がさらに上がるため、 窓ガラスは結露だらけになってしまいます。 なかなか厄介な時期ですね。 突然ですが、梅雨といったら何を思い浮かべますか? 「雨」「紫陽花」「カタツムリ」そして… 「カビ」を思い浮かべた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ジメジメとした梅雨時は、やはり、カビが気になります。 そんな気になるカビの対策を、二週にわたりご紹介致します。 今週は室内のカビの「発生原因と発生場所」です! 敵を倒すためには、まずは敵を知ることから! カビの発生原因・発生場所を知って、カビ対策をしましょう。 ●カビが発生する原因● カビの発生に必要な条件は、「酸素・温度・湿度・栄養分」がある事です。 <カビが発生する4つの条件> 酸素 … カビは酸素なしでは生きられません。 温度 … 15~30℃。カビによっては、低温で成長する種類もあります。 湿度 … 70~95%。高湿度になるほど成長が早くなります。 栄養分 … 内装材、食物の食べこぼしなどのゴミ、皮脂、ホコリなどがエサになります。 これらの条件を断つことが予防につながります。 ●カビの発生しやすい場所● 室内におけるカビの発生しやすい場所は以下の通りです。 ・バスルーム ・洗面室 ・キッチン ・押入れ ・下駄箱 ・窓ガラス ・和室(畳) いずれも、水気のある場所や、空気がこもりがちな場所になります。 湿度が高い梅雨時は、換気や除湿を心がけることが大切です。 湿度計をおいて普段から湿度を意識する事をお勧めします。 次週は室内のカビの「発生場所別、カビ対策」をお話し致します。 カビの生態を知って、快適な環境をつくりましょう!