2012-04-27 [記事URL]
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もうすぐ4月も終わり、初夏が近づいてきました。
寒かった季節も過ぎ、汗の気になる時期になります。体の体温調節とはいえ、汗をかくのは嫌ですよね。
汗をかくといえば一番多い悩みが、衣類の汗シミ。特に黄色くシミが残ってしまうと洗濯で落とすのもやっかいになります。
なぜ、汗がついた部分が色のついたシミになってしまうのでしょう?
まず、汗を分泌する汗腺には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。2種類とも同じ汗腺ですが、水分量や含まれる成分に違いがあります。
エクリン汗腺から分泌される汗は、99%が水、残り1%が、塩分・尿素・アンモニア・ミネラルなどです。無色透明でさらさらなのが特徴です。
この汗は生命維持には欠かせない対応調節や乾燥防止の役割を果たしています。
一方、アポクリン汗腺から分泌される汗は、脂肪、たんぱく質、糖質、鉄分、色素、尿素、アンモニアなどです。
エクリン汗腺から分泌される汗と違い、乳白色で粘り気があり、さまざまな物質を含んでいるので、細菌などによって分解されたときに独特な臭いが発生したりします。
汗自体は透明や乳白色なので、衣類の汗シミは汗だけが原因ではないのです。先程挙げたように、アポクリン汗腺からでる汗には脂質が含まれています。
その汗が衣類に付着し、酸化すると黄ばむのです。
この黄ばんだ状態で、高温多湿の場所に保存をしておきますと、衣類が傷む原因にもなりますし、
皮膚に常存している菌(以下表皮常存菌)が服に移り皮脂汚れを餌に繁殖して、見た目も臭いも、とても不潔な状態になってしまいます。
洗濯の目的は“衣類の汚れを落とし、出来るだけ元の状態に戻し、再び着用に適した状態に戻すこと”です。
衣類の汚れをしっかり落とし、雑菌を繁殖し辛くし、清潔に保つためにもこまめに洗濯をする事が大切です。
日々の洗濯も大切ですが、洗濯に使う道具の洗濯機内部を清潔に保つことも、黄ばみの対策になります。
洗濯槽内部は湿度が高く、菌が大量発生しやすいです。なので、洗濯後は蓋を開けたままにし、乾燥させて菌の増え難い環境にしましょう。
また、月1で槽洗浄をするのも効果的です。
家に確実にあるもので出来る方法として、槽内に最高水位まで水を張り、お酢を400cc程度入れて暫く放置(8時間程)してから
通常の洗濯と同じコースで回しておくと、カビ繁殖防止になります。
毎日着るものですから、きちんと洗って衣類を大切に、長持ちさせましょう!!
2012-04-26 [記事URL]
2012-04-24 [記事URL]
2012-04-19 [記事URL]
ゴキブリに駆除に対する一般的な意識を紹介したいと思います。 主婦や一人暮らしの男女の、屋外のゴキブリが、何らかの経路で自宅に侵入してくる可能性を自覚している人は9割以上となり、その内対策をしている家庭は2割に満たないらしいです。 ゴキブリが自宅に侵入する経路の1位は玄関(42.5%)で、台所の排水口(42.3%)、窓(34.5%)などが続きます。「自宅にゴキブリが侵入してくることはない」は7.5%だそうです。 みなさん玄関から一緒にゴキブリと帰宅したり、出掛け際にゴキブリを迎え入れてしまっている状態なんですね・・・。 ですが、家から一歩も出ないわけにはいかないので、しっかり対策をし、家にゴキブリを発生させないようにしましょう!侵入されてしまってからでは遅いですよ! まずは玄関の対策です。 ゴキブリは僅か5ミリという隙間でも侵入が可能です。 たとえドアを開けなくても隙間さえあれば侵入できます。なので玄関ドアは隙間テープ等を使用し、塞いでしまいましょう。 また、玄関の整理整頓をする事も大事です。 玄関外にはゴキブリ対策用のスプレーを散布し、植木鉢は極力置かないようにしましょう。 次に排水溝なのですが、ゴキブリは少量の水分だけで生きていることができるので、なるべく水周りは乾燥させておきましょう。 生ゴミを三角コーナーやゴミ受けに溜めるのもNGです。使い終わったら直ぐに捨てる癖を付けたほうがいいでしょう。 また、近隣の家や飲食店などで発生したゴキブリの自宅への侵入対策は「しようとは思っているが、何もしていない」が47.3%、「何もしていないし、するつもりもない」が36.8%をそれぞれ占めていて、「対策をしている」は16%にとどまりました。 近隣で発生していて、なおかつその店舗や家がが駆除をしていたとすると、対策をしていないところに逃げ込むので、近所で発生した場合は他人事だと思わず、対策をするといいでしょう。 害虫は見た目が不快なだけでなく、雑菌細菌をたくさん保菌しています。 自分自身の健康の為にもゴキブリ駆除に対する意識をもっと高く持っていくことが大切です。2012-04-17 [記事URL]
ようやく寒さも落ち着き、春の訪れを感じられるようになりました。 それでも、まだまだ朝晩は冷え、風邪には気を付けなくてはと思う今日この頃。2012-04-13 [記事URL]
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カビと聞くと、皆さんご存知の黒カビや青カビを思い浮かべると思います。
まだ時期が早のでは?と感じた人がいると思いますが、今回は、カビはカビでも、ヒトにとって有益な(無害な)カビについて紹介したいと思います。
一番身近なカビと言ったら、麹菌でしょうか?日本酒や味噌・醤油などの発酵食品に欠かせないカビです。
最近は塩麹なんかも、和・洋・中とジャンルを問わない使い勝手の良さと、手軽に家で作れることで流行していますね。
麹菌とは、麹から分離された有用なカビの総称で、基本的に日本の麹から分離されたコウジカビ属のカビを指します。
米、麦、大豆などの穀物や米糠などに繁殖させて「麹」を作ります。
麹菌で代表的なのはアスペルギルス・オリゼー(和名:ニホンコウジカビ)で、日本の食卓に欠かせない、味噌・醤油のほかに、清酒なんかも醸します。
日本で使用される麹の、なんと90%以上にいて、コウジカビ属では大変有名人です。
麹菌は生きるためにデンプンやタンパク質を分解する様々な酵素を生産し、デンプンやタンパク質を分解。そこで生成されたグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖します。
醸造では麹菌が生産したこの様々な酵素やグルコース、アミノ酸などの代謝生産物を利用します。
コウジカビ属はオリゼー以外にも200菌種以上存在し、基本的にはどこにでも存在します。
中にはオリゼーの近縁種で、猛烈な発ガン物質アフラトキシンを作り出すアスペルギルス・フラブスなどもいます。
オリゼーにそっくりな姿形をおり、高温多湿な環境を好むため、熱帯や亜熱帯の地域に存在しますが、日本の土壌からももちろん出てきます。
しばしば穀類やナッツ類を汚染し、食中毒を引き起こします。
1960年にイギリスで起きた、七面鳥の謎の病気「ターキーX」はこのカビが原因です。
この事件がきっかけになり、アスペルギルス・フラブスは発見されたそうです。
私達が日頃口にしている味噌汁やお醤油・お酒は、このようにカビの働きで出来ています。
一概にカビだからといって害のある嫌なものとは言えないわけです。カビにも色々いると思うと面白いですね。
2012-04-12 [記事URL]
閲覧注意!! この焼肉店は、地下にあるのですが別件で上のビルからもネズミ駆除の見積もり依頼があった経緯がありました。どうやら建物全体がネズミの被害に遭っているようです。 夜の0時過ぎの閉店後にお店に挨拶に伺います。以前とはスタッフの方は一新していましたが皆様協力的で、後片付けを手早く済ませて頂いたお陰ですぐに作業に取り掛かる事が出来ました。ご協力感謝いたします。 厨房に足を踏み入れると既に黒い影が足元を何度も横切ります。鳴き声も方々から聞こえてきます。FCCの大のネズミ嫌いのGO君ほどではありませんが、さすがの私も今にも目の前にネズミが出て来そうで気が気ではありません。 案の定、厨房内に粘着マットを敷き終る前に1匹捕獲です。放って置くと他のネズミが警戒して出て来なくなるので処分します。厨房内の設置が終わりフロアーの作業をしていると厨房内から鳴き声がします。 今度は2匹かかっています。これではキリがないので手早く店内の残りの部分を設置しました。粘着マットの設置はスピード勝負です。ネズミが警戒する前に手早く設置して消灯した方が数多く捕獲出来ます。翌日、別のスタッフがマットの回収に行くと11匹の捕獲がありました。(写真) 今回の捕獲でネズミが警戒するので暫く間を空けて、また次回2回目の設置に伺います。2012-04-10 [記事URL]
2012-04-06 [記事URL]
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だんだんと暖かい日が増えてきました。気温が上がるという事は、菌たちにとって温度的に活動しやすい環境になりつつある、という事です。
寒い環境でも活動的な菌も居ますが、基本的には暑過ぎず、寒すぎず、ある程度の湿り気が有る、このような環境は菌が好みます。
人にとって無害な善玉菌もいれば、命に関わる危険な菌も多数存在します。今回は菌が引き起こす食中毒について紹介したいと思います。
日本で起きる食中毒で一番多いのが細菌性食中毒です。病因物質が判明したうちの約80~90%を占めています。
では細菌性食中毒とは何かと言いますと、食中毒原因細菌に汚染された飲食物を喫食することで発生する食中毒です。
簡単に言ってしまえば、人にとって有害な菌が食べ物に付着して、それを食べてしまったがために、体に害が出た、ということです。
細菌性食中毒には「感染型食中毒」「毒素型食中毒」「中間型食中毒」「その他の細菌による食中毒」の4つがあります。
そのなかの「感染型食中毒」はサルモネラや腸炎ビブリオのように飲食物に付着した細菌そのものによって起きる食中毒です。
サルモネラ菌は腸内細菌の一種で、大腸菌と遺伝子的に近縁の菌です。主に人や動物の消化管に生息しており病原性を示すものが多くいます。
ネズミやリスといった木を噛る動物に付いていて、人に感染しますと、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・発熱(38℃~40℃)などを引き起こします。
また鶏の卵などの汚染菌として有名です。酸素がなくても生きることができ、酸素がある場合は発育が促進されます。
感染したネズミの糞1粒に600万個ものサルモネラ菌が発見されたこともあり、ネズミは食の衛生上大変良くありません。
また、ハエやゴキブリもサルモネラ菌を連れてくる場合があるので、感染しないためには徹底的な駆除が必要です。
また卵・納豆・魚肉練り製品・マヨネーズを使ったサラダ・あん類・削り節などは特に汚染を受けやすいので、取り扱っている店舗様がいましたら、調理・保管に注意してください。
サルモネラ菌の特徴として、熱や酸に弱く、乾燥や低温に強いことがあります。冷凍していても活動する事ができるので冷凍食品も注意が必要です。
また充分加熱をすれば死滅させることができるので、熱を通す調理をすれば予防できます。
他には腸炎ビブリオがいますが、まだ流行するシーズンではないので、時期が近くなりましたら、また紹介したいと思います。
汚染・感染を防ぐにはその菌の特徴を良く知ることが大切です。知識をつけて上手に予防しましょう。
これからも皆様のお役に立てる様な情報をご紹介していきますので、よろしくお願いします。