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環境的防除に於ける意外なポイント

2011-09-02 [記事URL]

▼詳細
前回、環境的防除に於いて重要なポイントである什器下等に溜まったゴミについて
ご紹介しました。今回はそれに続き、意外と知られていないポイントについてご紹介
したいと思います。

①割れた食器
落として割れてしまった食器などが床にそのままになっていると、その食器に汚れた
水が溜まり、チョウバエが発生しやすい環境となる要素の一つとなってしまいます。
前回ご紹介した様に、食器など物が床に落ちたら直ぐ拾って頂く事で、割れた食器
がチョウバエの発生原因となる事を予防出来ます。

②排水溝
排水溝にゴミやスカム(汚泥)が溜まると、そこから臭いが発生し、その臭いに誘引
される形でコバエ類が発生してしまいます。排水溝はゴミなどが溜まりやすい為、
定期的な清掃をして頂く事が対策となります。

③水受けトレイ
意外と盲点となるのが水受けトレイに溜まった水です。今の時期は気温も高く、水
が腐りやすくなっている為、そこからコバエ類が発生しやすい状況になりやすいと
言えます。排水溝と同様に、水受けトレイも定期的な清掃が有効な対策です。

④不要物
紙や段ボール、戸棚の引き戸など普段全く使わないものを放置したままにしてお
くと、そこに出来た隙間などにゴキブリなど様々な害虫が生息しやすい状況となり
ます。全く使わないものに関しては処分をして頂き、害虫が生息しにくい状況を作る
事が重要なポイントになります。

衛生的な環境は、ちょっとした対策を普段から行って頂く事で維持する事が出来ま
す。是非とも前回、前々回にご紹介した対策などを参考にしてみて下さい。


飲食店街の自分の店舗のみを駆除で効果はありますか?

2011-08-29 [記事URL]

飲食店街に店舗があるのですが、自分の店舗のみを駆除を実施してもらっても効果はありますか?

飲食店で多く見られるチャバネゴキブリは、翅はありますが飛ぶことが出来ず、行動範囲はそれ程広くはありません。また、ゴキブリはそれぞれテリトリーを持っておりますので、搬入物などに付着して侵入する以外では、大きな移動はしません。従って、飲食店街の店舗様の場合でもしっかりと駆除効果をあげられます。また、FCCコーキング剤は1年間効果が持続しますので、たとえ外部から新たなゴキブリが侵入してきた場合でも、施工しているFCCコーキング剤を食べ、しっかりと駆除されますので、ご安心下さい。

環境的防除の要、ゴミの存在

2011-08-26 [記事URL]

▼詳細
ゴキブリやコバエなどお客様の悩みの種となる衛生害虫が居ない衛生的な環境を
作り出す為には、化学的防除と環境的防除の2つの対策が効果的と言えます。化
学的防除は弊社が行っているFCCコーキング剤などの駆除剤を用いた防除法です。

もう一つの環境的防除とは、害虫が発生しにくい・繁殖しにくい環境をお客様と弊社
とで共に作り、維持してゆくことです。この害虫が発生しにくい・繁殖しにくい環境を
作り上げる上で最も重要なポイントとなるのがゴミの存在です。

その中でも飲食店での害虫発生の一番の原因は什器下に溜まってしまうゴミです。
このゴミが溜まっていると、ゴキブリなどの害虫の格好の餌となってしまい、塗布した
FCCコーキング剤を食べなくなる為、本来の駆除効果を発揮する事が出来ません。

勿論、施工に伺わせて頂いた際にゴミが溜まっていれば全て掻き出し、処置させて
頂きますが、施工後の清掃方法によって、再びゴミが溜まってしまう可能性があります。

閉店後もしくは開店前に床に水を撒き、清掃をされるお店も多いと思いますが、そ
の際に掃き掃除などをせずにそのまま水を撒いてしまうと、床に落ちていたゴミが
奥へと流され溜まっていってしまいます。

この状態になる事を防ぐ為には、掃き掃除の徹底が必要です。普段から物が落ちて
しまったら直ぐに拾う、掃く。この行動を入れて頂く事が効果的な対策となります。ま
た、一週間に一度、什器下などにゴミが溜まっていないかのチェックをして頂くとより
効果的に害虫が発生しにくい・繁殖しにくい環境作りが出来ます。

暑くなり、害虫が活発的になる季節になっていますが、是非とも今回ご紹介した対策
を参考に害虫が発生しにくい・繁殖しにくい環境作りを行ってみて下さい。


益虫の代表 クモ

2011-08-19 [記事URL]

▼詳細
ゴキブリやコバエ類など、私達が生活する上で実害や不快さをもたらす害虫に対し
農業や人家において益虫として重視される虫がいる事はご存知でしょうか。今回
はこの益虫の一種である『クモ』についてご紹介したいと思います。

クモと言うと8本足でカサカサと動き回る様が不気味だと思われる方も多いのでは
ないでしょうか。確かに不気味かもしれませんが、日本にいる多くのクモは衛生害虫
であるゴキブリやコバエ類、蚊、ダニなどを捕食してくれる事から、昔からクモは益
虫として扱われていました。

近年、前述の通り、その容姿の不気味さからクモを忌み嫌う人の増加により、不快
害虫のカテゴリに入れられる場合もありますが、外来種であるセアカゴケグモなど
のゴケグモ類などを除く殆どのクモは毒を持っていない為、人に危害を加える事
はありません。

中でもアシダカグモという大型のクモは、その大きさやグロテスクな容姿から毒グモ
と勘違いされる事が多くありますが、実際はゴキブリやハエ、小さなネズミを捕食し
てくれます。他にもその名の通りハエを捕食するハエトリグモなどもおり、黒に白色
の線が入った小さなこのクモの姿を見た事がある方も多いと思います。

ただ、どんなにクモは益虫だ。と言われてもどうしてもクモが居ることが耐えられな
い、気になるから駆除したいと思われる方もいると思いますが、たまたま目につい
たクモを殺虫剤などで駆除したとしても、室内に餌となるものがある限りは何度で
も侵入してきます。

その為、まずは餌となるゴキブリなどの衛生害虫を駆除する事、そしてゴキブリな
どが棲み付き難い衛生的な環境を維持していく事で、アシダカグモなども棲み難い
環境となり、屋内に侵入するのを予防する事も出来ます。

いずれにしても、虫が侵入してこない、棲みつきにくい環境と言うのは、清掃の行き
届いている衛生的な環境です。FCCではしっかりとした施工だけでなく、作業報告
書で環境改善提案として害虫の棲み付き難い環境作りのご提案をさせて頂いてお
ります。そちらも是非ともご参考になさってみて下さい。


小さな不快害虫、ノミバエ・ショウジョウバエ

2011-08-11 [記事URL]

▼詳細
暑くなってくるとどこからともなくその姿を現すハエ。特に体の小さいノミバエやショウ
ジョウバエは食べ物や人の周りを飛び回り、不快感を与えます。今回はこの特に
小さいハエであるノミバエとショウジョウバエについてご紹介します。

まずノミバエはその名の通り、体が2~3mmと非常に小さく、動きがすばしっこい
のが特徴です。また、羽を使って飛ぶ事もありますが、食卓の上や壁面などを素早
く走り回る行動も良く見られます。

ショウジョウバエは体長が約2mm、ノミバエと違い黄褐色で赤色の目が特徴です。
ノミバエもショウジョウバエもどちらも腐敗したり発酵した動植物(生ゴミなど)から
発生する為、室内で大発生しやすいコバエ類と言えるでしょう。

その見た目や、飛んだり、食卓の上などを走り回る様の不快さは勿論ですが、飲食
店に於いては食品への『異物混入の可能性』が最も危惧すべき点だと思います。
この危険性を未然に防ぐ為には、2つの対策が非常に重要になってきます。

一つ目が食品や生ゴミをむき出しにしたまま放置しない事。ノミバエやショウジョウ
バエは食品や生ゴミから発するにおいに誘引される性質があります。その為、食品
はラップや密閉性のある容器に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存して下さい。生ゴミ
に関しても、蓋付きのゴミ箱に入れる様にして頂くと効果的です。

二つ目に清掃の徹底です。食材のカスや落ちてしまった食品、食材などをそのまま
にしていたり、清掃の際に水を床に撒いてしまう事で落ちてしまった食材カスなどが
什器下の奥の方へ押し流されてしまうと、その食材カスなどは腐敗をし、よりノミバ
エやショウジョウバエが誘引されやすい環境となってしまいます。

食材カスなどが落ちた場合は、その場ですぐに拾う事。そして清掃前に什器下に
何か落ちたままになっていないかを確認し、落ちていた場合は拾って下さい。

ノミバエやショウジョウバエは勿論ですが、今回ご紹介した対策は様々なコバエ類
やゴキブリなどのその他害虫の発生予防にも繋がります。是非ともご参考にしてみ
て下さい。


細菌性食中毒の予防対策

2011-08-04 [記事URL]

▼詳細
前回、様々な食中毒の種類などについてご紹介しましたが、今回はその中でも発
生数の多い細菌性食中毒を予防する為の具体的な対策についてご紹介したいと
思います。

細菌性食中毒の予防対策としてまず挙げられるのは加熱調理の徹底で食品内に
存在している食中毒の原因菌を殺菌する方法です。加熱調理で食中毒の原因菌
を殺菌するには、中心部が75度、ないしは80度以上で1分間(菌種によっては
3分間)以上加熱する必要があります。

しかし、いざそれを忠実に実施しようとすると食品の風味を失ってしまったり、焦げ
てしまったりなど、中々難しいかと思います。この問題を解決する為には、食材を
なるべく小さく切ったり、加熱する前に電子レンジなどで予め火を通しておくと効率
良く加熱殺菌が出来ます。

次に食中毒の原因菌を他の食品などに付けないという対策については『調理器具
の使い分け』という事が非常に重要になってきます。包丁やまな板など直接食品に
触れるものに関しては、肉や魚用とそれ以外の食材用と分けて頂く事により、原因
食材となる可能性のあるものから他の食材への二次感染を予防する事が出来ます。
また、使い分ける事が難しい場合は包丁に関しては調理する都度、しっかりと洗浄
を、まな板は表裏を使用して頂けますと同様の効果が見込めます。

最後に増やさないという点については、温度管理の徹底が挙げられます。調理した
食品は時間を置かずに提供する。常温の環境下に放置せず、すみやかに冷蔵庫
や冷凍庫に入れるなどの対策により、様々な食中毒の原因菌の増殖を抑制する
事が可能です。

8月になり、非常に厳しい暑さが続いています。それに伴い食中毒も発生しやすい
状況になりやすい為、今回ご紹介した方法を参考に是非とも対策を実施してみて
下さい。


様々な食中毒の種類

2011-07-29 [記事URL]

▼詳細
夏になると食中毒についてのニュースが多くなります。食中毒はその名の通り、食
品が原因となって発症する健康障害ですが、中には重症となり、亡くなってしまうケ
ースも多くあります。

通常、腹痛や嘔吐、下痢など急性胃腸炎が食中毒の症状としてイメージされると
思います。しかし、中には胃腸などの消化器症状は現れず、神経麻痺を主な症状
とする菌もありますので、消化器症状でないから食中毒ではないと判断するのは
大変危険です。

食中毒は感染型と毒素型の2種類ありますが、その媒介となる原因は大きく3つ
に分けられます。まず微生物が食品に混入して発生する細菌性食中毒。次にフグ
やキノコなどの動物性や植物性の自然毒によって発生する自然毒食中毒。最後
にメタノールやヒ素、シアン化合物などの化学物質による化学物質食中毒があり
ます。

日本で発生している食中毒の殆どが微生物を原因とする細菌性食中毒になりま
す。細菌性食中毒にも感染型と毒素型の2種類のタイプに分けられ、魚介類が
原因食品となる腸炎ビブリオや、家畜などの腸管にいるサルモネラ菌、家畜だけ
ではなく人の腸にも住み着く病原性大腸菌が感染型です。

毒素型には人の喉や鼻、傷口などに常在している黄色ブドウ球菌、保存食品が媒
介となるボツリヌス菌、大量に作り置きした煮込み料理などが原因となるセレウス
菌などがあります。
食中毒が発生した場合、あの食品が原因だと決め付けてしまうと、確かな原因菌
を突き止め正しい処置が出来なくなる可能性があります為、何が原因なのか自己
判断せず、症状などから正しい判断を仰ぎ、適切な処置を行ってもらいましょう。

生活空間には無数の食中毒菌が存在しており、これから気温が高くなるにつれ、活
発化する菌が多くあります。様々な種類がある食中毒を発生させない為にも、食中
毒予防の三大原則である調理器具の使い分け(付けない)や食品の温度管理(増
やさない)、殺菌消毒(殺す)などを是非とも実施して頂ければと思います。


誤った水分補給によって起きる病気

2011-07-22 [記事URL]

▼詳細
暑い日が続き、熱中症対策として水分補給を意識している方も多いと思います。また
今年は節電の為とエアコン等の使用を控える傾向にある為、つい冷たい飲み物を飲
みたくなるのではないでしょうか。今回は水分補給に於いて、間違った水分補給の方
法によって発症する病気、低ナトリウム血症とペットボトル症候群についてご紹介し
たいと思います。

まず、低ナトリウム血症(水中毒) とは、体内のナトリウム(塩分)量が変わらずに水
分量が過剰に増えて起きる病気です。本来、人の体は水を飲まなければ1週間
持たないと言われています。

しかしこの水を一度に多く摂取してしまうと、塩分量は変わらずに血中の水分量が
増え、錯乱などの神経症状や筋肉のけいれんなどの症状が起きる低ナトリウム血
症を引き起こしてしまうのです。

次に若年層を中心に年々患者が増えているペットボトル症候群は、糖分が多く含
まれる飲料を継続して大量に飲み続ける事で、血糖値が急激に上昇し、血糖値を
一定に保つホルモンの働きが低下します。

このホルモン(インスリン)の働きが低下してしまうと、意識がもうろうとしたり倦怠感
が出るなどの症状に加え、重篤になると昏睡状態に陥るケースもあります。また、
飲料水による糖分の過剰摂取で血糖値が高くなると、それを薄めようと体が水分
を欲して喉が渇いたり尿の回数が増えます。

その喉の渇きに任せて更に糖分が多く含まれている飲料を飲むという悪循環に陥
りやすく、普段から水代わりに清涼飲料水を大量に飲む習慣のある方はこのペット
ボトル症候群を発症しやすいと言えるでしょう。

低ナトリウム血症やペットボトル症候群を発症させない適切な水分補給のポイント
は、次の3点になります。
・一度に大量に飲むのではなく、こまめに1~2時間毎に150ccを目安に飲む。
・飲むタイミングは喉に渇きを感じてから。
・甘いジュースなどではなく、塩分がバランス良く配合されているスポーツドリンクや
水、麦茶などを選ぶ様にする。

梅雨も明け、関東を始め各所で高温注意報が発令される等、非常に厳しい暑さが
続いています。熱中症は勿論ですが、今回ご紹介した低ナトリウム血症やペットボ
トル症候群にも注意をしながら、適切な水分補給を心掛けてみて下さい。


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