ブログ記事一覧

tel:0120-60-1064

これからの時期が危ない!! 腸炎ビブリオ菌”

2012-05-25 [記事URL]

▼詳細

天気が変わりやすい日が続き、温度差が激しくなってきました。この温度差で体調を崩しやすいので体調管理を意識して行いましょう。

さて、前回感染型食中毒のサルモネラ菌について紹介しましたが、今回は6月が近づいてきましたので6月~10月が流行期の“腸炎ビブリオ食中毒”について紹介したいと思います。

腸炎ビブリオは、主に海産の魚介類に付着しており、それを人が生で食べることによって感染型の食中毒(感染性胃腸炎)を引き起こします。この食中毒を腸炎ビブリオ食中毒と呼びます。

腸炎ビブリオは好塩性(塩分を好む)の桿菌で、特に海水と同じ濃度の塩分(約3%)でよく増殖し、海水に広く存在します。

主な感染源として、イカ・タコ・アジなどほとんどの生鮮海産魚介類が挙げられます。腸炎ビブリオの感染が成立するには約100万個以上の生きた菌の摂取が必要と言われていますが、増殖が早い菌であるため、夏期に常温で放置した魚介類などでは2~3時間のうちに発病菌数にまで増殖することがあります。

また好塩菌なので、漬け物などの塩分を含む食品に二次感染し、それが感染源となることも多いです。生魚を調理したまな板でそのまま別の調理をすることも二次感染の原因になります。

腸炎ビブリオ食中毒の症状は、6~12時間の潜伏期の後に、激しい腹痛を伴う下痢を主症状として発症し、嘔吐、発熱(高熱ではない)を伴うことがあります。

2~3日で回復し、一般に予後は良好ですが、高齢者など免疫力の低下した方では、まれに毒素による心臓毒性によって死亡する例もあるので注意が必要です。

感染部位は小腸で、上腹部痛を訴えることが多いです。食中毒以外に、傷口からの感染(創傷感染)や、それに伴う敗血症を起こした例もまれに報告されます。

予防には、腸炎ビブリオによる食物の汚染を防ぎ、汚染された食物を摂取しないことがもっとも重要です。増殖が早い菌なので、特に夏は生の魚介類を常温で放置しないことが重要です。

低温に弱い菌なので、5℃以下で保存するといいでしょう。また、真水や高温などに弱い菌でもあるため、生魚を真水でよく洗浄することや、十分に加熱調理することでも感染を予防することが出来ます。

腸炎ビブリオはまさにこれからがピークになるので、しっかりとした知識をつけ、予防をしっかりと行いましょう!


コード

2012-05-24 [記事URL]

コード.jpgダイニイングレストランの施工です。 厨房内やバーカウンターはゴミがほとんど無く、一見ゴキブリの生息は無さそうな現場ですが、施工を進めていくと至る所に生息がありました。 中でも洗浄機の前のカバーを開けて、束ねてあるコードを持ち上げてみるとかなりの生息がありました。(写真) しかも、ほとんどが卵持ちです。子供が孵った後の卵の殻も沢山ありました。最近、この束ねてあるコードや配線がゴキブリの巣になっているケースが多々あります。コードや配線の隙間の居心地が良いのでしょう。この洗浄機以外にも什器裏のコードが束ねてある部分にも何ヶ所か生息がありました。 当然、巣になっている場所やこれから巣になりそうな場所にはFCCコーキング剤をしっかり施工します。常にゴキブリの旬な生息場所は見逃しません。

パイプ裏に生息

2012-05-22 [記事URL]

パイプ裏に生息.jpg板橋区の中華料理店に施工に行って来ました。大きなお店で2日かけての施工です。 1日目は、ランチ後から夕方の営業までの間、2日目は朝の仕込み前の作業です。 私はガス台から施工開始です。中華料理店特有の大きなガス台が、3台も並んでいました。 ガス台自体は、熱すぎて生息出来ないのかゴキブリの姿はありません。ガス台の下にもぐり込んで奥の壁面の様子を探ります。床面と壁面に2本パイプが通っていてその裏に生息ありです。(写真) 床面のパイプはゴミが溜り易く、このお店もビニール類のゴミが溜っていました。ゴミをどけてみると、こちらも生息ありです。 気温が高くなってきたので冷蔵庫類のモーター部より、このような厨房に溜るゴミのほうがゴキブリが巣をはり易い状態にあるようです。特に食材が入っていたビニール類のゴミは、中に食材の汁が付着しており絶好のエサ場&巣になってしまいます。 FCCでは、これらのゴミを可能な限り全て取り除いた後にベイト剤を施工します。ゴミが残っていたらベイト剤の効果が半減してしまいますし、厨房の衛生上も良くありません。(ゴキブリは、ゴミの方を好んで食べてしまいますし、ゴミは食中毒の原因にもなります) ベイト剤を2種類施工すると、どちらも美味しそうに食べていました。1ヶ月後は良い結果がでる筈です。

上手な生ゴミ処理でエコ活動

2012-05-18 [記事URL]

▼詳細

最近ぐっと気温が上昇し、虫たちも活発に活動する季節になりました。先日事務所にも蟻が1匹上がりこんでいたので、外に帰してあげました。

夏が近付いてくると心配なのが、生ゴミの処理。1回でも出し忘れると、部屋中にあの嫌な臭いが充満してコバエがどこからともなくやってきて・・・。うんざりしちゃいますよね。

しかし、生ゴミから臭いが発生し、コバエが集ってくるには、処理に問題がある場合が殆どです。そこで、今回は生ゴミを上手に処理し、エコにも繋がる生ゴミの出しかたを紹介したいと思います。

環境庁の資料によると、日本では粗大ゴミを除いて1年間に3200万トンもの生活系ゴミが一般家庭から出ているそうです。生ゴミはその約30%(一説には40%とも)を占め、年間1000万トンにも上るとか。

年々少しずつ減少してはいますが、これは日本で1年間に食べられているお米の量と同じです。人口約1億2000万人で割ると1人当たり83キロ。4人家族なら332キロ。ちょっとびっくりするような量ですね。

調理くずや食べ残し、賞味期限切れなどで生まれてしまう生ゴミですが、実はその約80%が水分だってご存知ですか。4人家族で332キロといってもその大部分は「水」。生ゴミの処理には、水を燃やすために莫大な費用をかけているという面もあるのです。

家庭で水分を絞る、濡らさないなどの工夫をして、生ゴミの水分を半分に減らせば200キロ、完全に乾燥させれば年に66キロにまで、生ゴミの重量を減らすことができます。

また、実は、生ごみの悪臭や腐敗の主な原因は、生ゴミに含まれる水分なのです。水分量を減らすだけで、重量を減らすことだけでなく、生ゴミの悪臭・腐敗の防止にもなります。

他にも、生ゴミの水分量を減らす事で、ゴミを運ぶ収集車の燃費が良くなり、必要以上に水分を燃やすことがなくなるので、CO2の削減にも繋がります。エコに繋がるわけです。

単に絞るだけでも充分生ゴミの水分量を減らす事は出来ますが、もっと水分量を減らして、コバエが寄り付かない、ゴミが腐敗しにくい方法をいくつか紹介します。

●野菜くずや果物の皮は三角コーナーに捨てずに、食品トレイの上に乗せて乾かしてから、捨ます。
●ティーバッグは乾燥させてから出します。
●玉ねぎの皮など、初めから乾いている生ごみは、水分を含んでいる生ごみとは別にします。
●野菜は洗う前に皮むきをします。洗う前なので、水分を吸うことがありません。
●野菜の皮はざるなどに入れて、水に濡らさないようにします。
●排水口の水切りネットは浅くセットし、こまめに生ごみをさらいます。
●お茶がらは手で絞ります。しっかりしぼれます。(※抵抗がある人はゴム手袋などをして絞りましょう。)

もともと乾いているものは極力濡らさない、排水溝には溜めない、ネットのゴミはなるべく手や道具を使って絞る。これを頭に入れておけば、今年の夏は臭い・虫知らず間違いなしです。

生ゴミはゴミの中で一番処理したくないものですが、日頃から処理をしておけば台所を清潔な状態に保てるので、ぜひ、今回紹介した生ゴミの処理の方法を試してみてください!


ゴキブリアレルギー

2012-05-17 [記事URL]

ゴキブリが喘息のアレルゲンであることをご存知ですか? ダニやホコリのハウスダストだけでなく、ゴキブリもアレルギー症のアレルゲンであることがわかってきました。 アメリカではダニよりもゴキブリに反応するアレルギーが増えており、今後日本でも増えてくる可能性があると言われています。 ゴキブリの這った後の菌や体液はもちろん、死骸や糞などからも、こうしたアレルギー症状を引き起こす成分が発見されています。 アレルギーと一言で言っても、くしゃみや鼻水のような、軽微なものならまだ良いのですが、ひどい場合には喘息や皮膚炎などが引き起こされていると言います。 喘息があるので、ハウスダストに気を付けてこまめに掃除を心がけている人は多いでしょう。 しかし、ゴキブリ駆除も同時に行わなければゴキブリの糞などがアレルギー症状を引き犯します。 ハウスダストにアレルギー反応を起こす人や喘息の人はゴキブリ駆除もしっかり行いましょう。 ハウスダスト対策とゴキブリ駆除をすることで、アレルギー症状が少しでも抑えられるようにしたいですね。

什器の奥

2012-05-15 [記事URL]

什器の奥.jpg最近、お伺いした新規施工の中華店での厨房で発見した状況なのですが、すごい数のゴキブリを発見しました。普段、お客様の目には、1,2匹と見かけることがあると思いますが、実はコールドテーブルや什器の裏に、固まって生息していることが、主な生息場所となります。チョロチョロと見かけるけど、どこに生息しているかわからないし、殺虫剤で出てきたゴキブリを殺してもいなくならいのは、実際は見えない場所に巣を作って生息しています。 什器の奥2.jpg映像を見ていただいても分かるように、ゴキブリ独自のフェロモン臭をフンから出しており、そのフンが付いている場所に生息場所を形成しております。FCCでは、この奥の塊になっている場所を発見して、直接施工を行いすので2枚目の映像のように、オリジナルのFCCコーキング剤を食べて、一網打尽にすることが可能になります。表面上や散布を行う施工では、一時的なものになってしまい、駆除効果は直接行う施工より半減してしまいます。 什器の奥3.jpg見かけても、駆除にお困りの場合は、是非FCCにご連絡下さい。

コバエの発生時期

2012-05-12 [記事URL]

▼詳細
だいぶ暖かくなってきました。この時期になると屋内にどこからきたのかコバエが飛んでいるという経験があるのではないでしょうか。春先から初夏にかけてのこの時期はコバエが盛んに繁殖する季節です。

一見、同じ様なコバエでも種類があり、発生原因や生息箇所も異なります。今回は、この時期に多いコバエに関して、ご紹介します。

まず「コバエ」という呼び方は総称になり、「コバエ」という種類のハエは存在しません。
一般的なものでは、ショウジョウバエ、ノミバエ、チョウバエなどが存在します。

ショウジョウバエは黄赤色をしており、生ゴミなどに発生します。その為、台所やゴミ置場等で見かけるコバエは主にショウジョウバエと思われます。日頃から生ゴミの処理に気をつけて、あまり溜め込まずに廃棄する事が大切です。

ノミバエは黒褐色をしており、こちらも生ゴミに発生しますが、特に肉などに潜りこんで産卵をします。俊敏に動き回るため、屋内で飛んでいると不快感も大きいです。
やはり生ゴミの適切な処理が予防対策になります。

チョウバエは黒色をしており、排水まわりや下水管などのスカムから発生します。夜行性で昼間は壁にとまっていますが、一度の発生量が多いため、料理に混入等の危険があります。排水周りの環境を整え、水掃けをよくする事が大切です。

以上の他にも国内には様々なコバエが存在します。
病原菌を媒介する事は少ないですが、食材混入や見た目の不快感があるので、飲食店では深刻な被害をもたらす事もあります。

ぜひ早めの対策を講じてみて下さい。


ゴキブリの季節がやってきました

2012-05-10 [記事URL]

そろそろ、梅雨の時期がやってまいります。 温暖で、じめじめしたこの季節・・・ そろそろ、様々な害虫が活発化してきているのではないでしょうか? 勿論、ゴキブリの活動も例外ではありません。 ゴキブリの季節がやってきました.jpg 今回お伺いしたお店は、特に洗浄機にて大量に生息していました。 左の写真は、モータ部の基盤の脇の隙間です。 びっちり生息しています。 拡大して確認して頂くとお気づきになると思いますが、お尻に卵を持っているゴキブリも何匹かいます。これが、孵化すれば卵1個につき20~30匹・・・ ネズミ算なんて比じゃない繁殖率です。 ゴキブリの季節がやってきました_2.jpg その他も、モータ部内あちらこちらに、卵を持っているゴキブリがちらほらと。 それらが孵って、また卵を産み・・・ 散布などの一時しのぎの駆除では、あらゆる経路で侵入してくるゴキブリには対応が出来ません。 その場限りじゃない1年有効のオリジナルベイト剤を使用したFCCシステムは、これらの悪循環を根本から駆除が可能なのです。

ひび割れ

2012-05-09 [記事URL]

ひび割れ.jpg讃岐うどんのチェーン店の新規施工です。こちらの店舗ではありませんが、何度か食べたことがあります。 上辺はキレイな厨房でしたが、什器下を覗くとビニール類のゴミが溜っていました。完全駆除と店舗の環境衛生の為に、ゴミは全て掻き出します。 壁面のタイルがひび割れており、隙間がちょっとしたゴキブリの巣になっていました。(写真) 上記箇所以外も店舗全域の巣になり易い箇所に、くまなくFCCコーキング剤を施工しました。是非、他の店舗もFCCにお任せ願い、より良い店舗の環境衛生を維持したいと思います。

黄色ブドウ球菌による食中毒

2012-05-04 [記事URL]

▼詳細
皆様こんにちは。5月に入り更に暖かさが増して、日中はコートが要らないくらいになりましたね。GWに入り、外出先で食事をする事も多くなるかと思います。

今回は、黄色ブドウ球菌による食中毒について紹介したいと思います。

前回、サルモネラ菌などが原因の、感染型食中毒の話を挙げましたが、今回紹介する黄色ブドウ球菌は、毒素型食中毒です。

黄色ブドウ球菌による食中毒の特徴としては、食品中で増殖した際に、黄色ブドウ球菌がエンテロトキシン毒素を産生するために起きるものです。

では黄色ブドウ球菌はどこからやってくるのでしょうか?

黄色ブドウ球菌は人の体の皮膚表面、毛孔に存在しています。特に鼻腔内に存在する常在細菌であり、約30%~100%の人が保有していると言われています。
人の皮膚に常在するブドウ球菌の中では毒性が高いです。

他のブドウ球菌は健常者に対して病気を起こしません。ただし、ブドウ球菌は日和見菌(善玉菌と悪玉菌で数の多いほうの助けをしてしまう菌のこと。
通常は善玉菌の働きを助けます)なので、まれに感染症を引き起こすことがあります。

そんなブドウ球菌に対し、黄色ブドウ球菌は健常者に対しても病気を起こしてしまう可能性があります。
健常者では通常の生育場所である皮膚表面や鼻腔などでの増殖自体が発病につながることは少なく、傷口などから体内に侵入した場合に発病することが多いです。

感染力は強い部類に属していますが、菌が少なければ通常その毒性は弱くなります。
この毒素は耐熱性で、食品を加熱することによってブドウ球菌そのものが死滅しても、毒素はそのまま残ってしまいます。

100℃程の加熱でも分解されないため、食品を10℃以下で保存するなどの菌の増殖防止が重要なポイントです。

毒素が残ってしまった食品を食べた場合に、激しい吐き気・嘔吐・下痢・腹痛、まれに発熱などの症状を伴う食中毒を引き起こします。
例えるのであれば、毒キノコを食べている感覚に近いです。

黄色ブドウ球菌による食中毒は潜伏期が短く、汚染された食品を食べたあと2~3時間(エンテロトキシン濃度が高ければ数十分程度)で発症します。

症状が激しい場合には、ショック症状に陥る場合もあるため、健康に異常を感じた場合は医療機関に受診するのが望ましいです。
また、黄色ブドウ球菌による食中毒は、症状が嘔吐に集中するのが特徴でもあります。

黄色ブドウ球菌による食中毒は、菌自体が体内に入る感染症ではないため、抗菌薬の投与は不要です。
輸液により水分・糖・電解質を補充して症状がおさまるのを待ち、1~2日で回復します。

原因食品は、おにぎり・弁当・サンドイッチ・ケーキなどの手作り食品が多く、ほとんどの場合、調理する人の手によって菌が食品を汚染します。
なので、手荒れや傷(特に化膿しているもの)のある人は、食品や調理器具に直接触れないよう心がけましょう。

そして一番大切なのが、二次汚染の防止です。特に手洗い・手指消毒の励行をしましょう。

飲食店が一度食中毒問題を起してしまいますと、二度と営業が出来なくなってしまうというケースも多いです。
お客様に安心して美味しく食べていただけるよう、日々衛生意識を高めていきましょう。


PAGE TOP




MENU

CONTACT
HOME