カビによるアレルギー対策!
2013-05-31 [記事URL]
先日梅雨入りが発表されましたが、例年より早い梅雨入りですので、早めにカビなどの対策をとりましょう。 これからの時期、部屋の中に入るとジメジメしたり、もわもわしているなんてことありませんか?特に水廻りや棚などにみられるカビ。 カビはアレルギーの原因の一種です。季節ごとに悪化要因はありますが、繁殖しやすい季節に増えてくるカビに注意が必要です。 カビは一般的には15℃から繁殖し始めます。そして20℃を超えると勢いよく繁殖し始めます。湿度は60%くらいから繁殖し始め、多湿であればあるほど繁殖していきます。 また、ゴミやホコリを好みます。 日本の6月、7月、8月の平均湿度は、東京都で70%を超え、この時期は、まさにカビ・ダニの好む環境といえます。 さらに、隙間風が吹いていた昔の木造住宅と違い、最近の住宅の構造は高密度・高断熱で、空気がこもったままになる構造が多くなっています。 このような環境がカビの発生に拍車をかけているといわれており、掃除や換気を怠ると、あっという間に繁殖してしまいます。 衛生的な観点からもカビのない部屋は大切ですが、アレルギー症状に悩む人にとっては、ちょっとした工夫で、毎日が楽になるかもしれないのです。 まずカビ増やさない原則として ・湿度を上げない ・こまめに掃除と洗濯を実施 ・ホコリや湿気がたまりにくい家具配置 ・換気をする の4点があります。覚えておきましょう。 それでは、場所ごとにカビ対策のポイントを見てみましょう。 ■お風呂 最もカビが発生しやすいのが浴室です。 一日の疲れをとるための場所なので、清潔に楽しみたいものです。 ・使用後しばらくは必ず換気をする。 使用中も換気扇をつけておくほうが望ましいです。 ・シャワーの後は、水滴を拭き取る。 ※そこまで手間がかけられない場合は、冷水を全体にかけて温度を下げるだけでも効果的です。カビの餌になりうる石鹸カスの掃除も忘れずに行いましょう。 ・発生したカビの除去もこまめに行う。 ■台所 台所もカビが好む場所です。 これからの季節は特に食中毒が増えるので、清潔さを保つようにしたいです。 ・食材は新鮮なうちに使い切りましょう。 ※古くなった食材はカビの発生源になりますので、特に注意したいところ。また、冷蔵庫の中のチェックも忘れずに行い、しっかり管理しましょう。 ・料理中は、湿度があがるので、換気扇を忘れずに回しましょう。 ・ゴミ箱は、こまめに空にして、定期的に洗うといいでしょう。 ※コバエやその他害虫の発生を防ぐ事にもなりますので、積極的に行いましょう。 ・閉め切った戸棚の中も要注意。晴れた日は開け放って換気をしましょう。 カビは、衛生的にも大変問題になりますが、アレルギーの原因にもなるので、忙しい中でも少し工夫して発生を抑えていきましょう。