日本において1、2位を争う食中毒の原因菌『サルモネラ属菌』

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日本において1、2位を争う食中毒の原因菌『サルモネラ属菌』

皆様こんにちは。   6月もあっという間に過ぎ、7月に入りました。だんだんと虫も活発に活動するようになってきましたので、今一度周辺の清掃状況など、見直してみましょう。   さて、この時期になりますと、食中毒が気になってきますね。 特にサルモネラ菌による食中毒はここ数年間常に1、2位を争うほど頻繁に発生しています。今回はサルモネラ菌の媒介経路と対策についてご紹介いたします。   ☆媒介経路 サルモネラ属菌はネズミの媒介による感染が多数を占める為、衛生状態の向上により一時は下降傾向にありましたが、鶏肉や鶏卵を介した食中毒の増加や近年のクマネズミの増殖により問題となっています。   鶏卵を介したサルモネラ汚染防止には鶏卵の洗浄が有効とされていましが、近年では卵殻の外部からの汚染だけではなく、菌がニワトリの卵巣や卵管に寄生し、卵黄に細胞内寄生します。   その外側にある卵白などが保菌することにより、鶏卵そのものが汚染している事が知られるようになりました。 その他、ミドリガメやトカゲ等の爬虫類のペットからの感染も報告されています。   食中毒発生件数の2~3割がサルモネラ属菌による感染とされています。鶏卵を使用した菓子による大規模な感染が多くみられるのが特徴に挙げられます。   ★主な症状は・・・? サルモネラ食中毒は典型的な感染型食中毒です。 その主な症状は、嘔吐、水様性下痢などの消化器症状、発熱(高熱)などで、抵抗力のない人は菌血症を起こし重症化することがあります。   時として、内毒素によるエンドトキシンショックで死亡することがあります。潜伏期間は平均12時間程ですが、場合により3~4日程潜伏する事もあります。   ☆食中毒を予防しましょう!   1.サルモネラ菌での食中毒の大半が食品の加熱不足です。 肉・魚などはなるべく生食を避け十分に加熱しましょう。   2.サラダなどな生で食べる野菜は、十分に洗いましょう。(洗剤を用いる場合もあります)   3.まな板、包丁なども常に清潔にしておきましょう。   4.ネズミからの感染を防ぐ為、食品は常に密閉保管しましょう。   5.あまり大量に作り置きしないで、その日に作ったものはその日に食べきる作り方をし ましょう。   ※調理方法や保管方法に気をつけてもまな板が汚れていたのではまったくの無意味です。 まな板は… 1.漂白剤(除菌液)を上に中量垂らし、フライパン返しなどで満遍なく塗りましょう。   2.塗り終わったら、上に濡らしたタオルなどをしきましょう。   3.除菌するときだけでなく、常にまな板はきれいにしましょう(きれいなタワシを使い洗剤で洗いましょう)     飲食店様は特に食中毒には気をつけていきましょう。使った器具や、道具の管理や、食品の管理を徹底しましょう!


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