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ノロウイルス大流行!?

2012-11-30 [記事URL]

▼詳細
皆様こんにちは。
11月も終わり、今年も残り僅かになってきました。空気が乾燥してきましたので、体調を崩さないよう、加湿器などを使用して対策をしましょう。

さて、今回は、ニュースでも話題になっているノロウイルスについて紹介します。

今年のノロウイルスの流行は過去10年間で最も流行した2006年に次ぐ勢いで、例年、12月初旬から一気に増えて年末にピークを迎えます。手洗いなどの予防の徹底が必要になります。

ノロウイルスとロタウイルスはともに下痢、嘔吐を主徴とする胃腸炎をおこしますが、ノロウイルスはロタウイルスに比べ、幅広い年齢層に罹患する傾向があります。

ノロウイルスは、カキ等の二枚貝の生食による食中毒がよく知られていますが、 わずかなウイルスが口の中に入るだけでも感染する為、ヒトからヒトへの感染力も非常に強いウイルスです。

ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染)であり、次のような感染経路があると考えられています。

・ウイルスに汚染された貝類を、生あるいは十分に加熱しないで食べた場合
・調理台や調理器具がウイルスに汚染されていたり、ウイルスに感染した人が食品を取り扱うことにより、二次的に汚染された食品を食べた場合

・感染者を看病したり、患者の吐物、便などから直接感染するヒトからヒトの感染

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24から48時間で、主な症状としては吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。

通常は1~2日で症状が改善します。また、感染しても発症せず、軽い風邪症状で治ることもあります。ただし激しい嘔吐や下痢により急激に水分を失いますので、特に乳幼児や高齢者では脱水症状に気をつける必要があります。

下痢症状が出るので、下痢止め薬を使う方も中には居ると思いますが、病気の回復が遅れるので使用しません。

日頃からの予防方法としては、食事前やトイレの後などにおいて、せっけんを使ってしっかりと手を洗うことが大切です。食品中のウイルスは加熱により感染性をなくすことができるので、食品の中心温度が 85℃ 1分以上になるようにしっかり熱を通して食べましょう。

また下痢や嘔吐などの症状がある人は、食品を取り扱う作業を控えましょう。

二次感染を防ぐためには日頃の殺菌消毒が大切になってきます。
殺菌には熱湯あるいは0.05から0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを使用します。アルコールや逆性石鹸にはあまり殺菌効果はありません。

調理器具、衣類、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。

二次感染を防ぐ事も大切ですが、まずは自分の身を守ために、日頃からの手洗い、うがいの習慣をつけ、うつらないよう、うつさないように、心掛けましょう。


什器タイヤ

2012-11-29 [記事URL]

什器タイヤ.jpgパン屋さんに定期点検に伺いました。什器熱源などゴキブリの巣になり易い場所を中心に目視で点検していきます。 タイヤの付いた什器を移動させると、ゴキブリが数匹現れました。何処から出てきたのだろう?と、その什器を見渡します。 出所発見! タイヤです。タイヤのホイール?の内側の隙間に、少量潜んでいました。気温が下がってきましたが、ここ(パン屋さん)は、長袖の作業着で作業すると汗まみれになる程暖かい、というより暑い位です。深夜の作業でお店のスタッフは、いらっしゃいませんが、百貨店のデパ地下で気温は下がりませんし、パンを焼く窯の余熱や什器モーターの熱で20℃以上はあるでしょう。 冬になれば確かに、ゴキブリの数は減りますが、この様な空調の効いた建物は数多く存在します。以前は北海道などの北国では、ゴキブリは居ないといわれてきましたが、近年では大型ショッピングモールや物流システムの発展で北海道でも生息があるそうです。搬入物に紛れて建物に一度侵入してしまえば、建物内部はゴキブリが生息できなくなる、といわれている15℃以下には、ならないので十分生息していけます。 この様に冬場でもゴキブリの棲家は多数存在します。行動は鈍くなるので、姿を見かける機会は少なくなりますが、何処か暖かい場所で巣をつくりじっと潜んでいます。少しでも姿をみかけたら、その何倍かの数が生息している可能性があります。暖かくなり増殖する前のこの時期に、早めの駆除をお薦めいたいます。

トコジラミ

2012-11-27 [記事URL]

先日、北関東の温泉地へ施工に行きました。 今回はゴキブリでなく最近話題の「トコジラミ」です。 南京虫といった方がわかりやすいのでしょうか。 シラミとなってはいますがカメムシの仲間です。 施工場所に小さなテントウ虫の死がいがありましたが、 一瞬トコジラミと間違えてしまいました。 それくらい「虫」という感じです。 この虫が吸血をし、宿泊施設などでとんだ迷惑をかけています。 もし、見かけたらご連絡下さい。まずは調査をする事がとても大切です。 トコジラミ_.jpg すいません…。写真でうまく撮れていませんが カーペットや畳の隙間、壁紙の剥がれたところに潜んでいる事が よくあります。

ショーケース水受け

2012-11-22 [記事URL]

ショーケース水受け.jpg洋食店の施工です。こちらの店舗は、先方の稟議のご都合で更新時期が、ひと月程延びてしまいました。 いくら駆除効果抜群のFCCコーキング剤でも、有効期限の1年を過ぎてしまうと効果は無くなってしまいます。 すると、その時点でたとえゴキブリの生息がなかったとしても、搬入物など様々な要因でゴキブリは店内に侵入し繁殖します。これは、決して大げさな表現ではありません。 こちらの店舗も例外でなく、コーキング剤の有効期限を過ぎてしまった為、ショーケースのドレンの水受けの部分が巣になっていました(写真)。 ゴキブリの再発生を防ぐためには、日々の整理・整頓や清掃と共に1年ごとにきっちりと更新施工をしていただき、より良い店舗環境を維持する事をお薦めいたします。

異物混入の問題児シバンムシ”

2012-11-22 [記事URL]

▼詳細
皆様こんにちは。11月も後半に入り、年末が近づいてきました。年末の大掃除をそろそろ始める方もいるのではないでしょうか?

さて、今回は『メイガ』と並ぶ異物混入の問題児『シバンムシ』についてお話し致します。

シバンムシとは甲虫目シバンムシ科に属し、日本全土で70種ほどの生息が確認されています。

孔を開けるなど紙に加害するフルホンシバンムシやザウテルシバンムシ。
古い木材などを食害するケブカシバンムシ。
そして食品関係で問題となっているのがタバコシバンムシとジンサンシバンムシの2種です。

タバコシバンムシ、ジンサンシバンムシの両種とも、ノシマダラメイガと共通事項が多く、幼虫はあらゆるタイプの貯蔵植物性食品、穀物、穀粉、麺類、菓子などを食害します。

したがって、それらの製品を扱う飲食店や工場などでは、特に注意の必要な害虫です。極めて穿孔力を強く、ノシマダラメイガの幼虫より厚い包装材をも食い破ります。

成虫は、暖かい地域の方が出現しやすく、関東や関西では年2回、東北では年1回、九州では年3回出現し、活発に飛び回ります。

注目すべきは、最近新築間もない住宅に多数のタバコシバンムシが飛来するという現象が各地で観察されています。その原因はシックハウス対策で建材にホルムアルデヒトを含まない接着剤を使用するようになった事と関係しているのではないかという推測もありますが、その実情は未だ解明されてないそうです。

タバコシバンムシは、飲食店や食品工場だけでなく一般のご家庭でも高率で住み着いているようです。生息状況の調査を関東地方で行ったところ、調査をした全てのご家庭で確認されたというデータもあるほどです。

つまり、異物の混入は食品工場や販売店が原因で起こっているだけでなく、工場から販売店、販売店からご家庭、そしてご家庭で消費するまでどの工程でも異物混入は起こりうると言う事です。

これからは、食品関係に携わる施設だけでなく、一般のご家庭でも対策は必要になってきているのです。

その対策はノシメマダラメイガと共通項が多いだけの事はあり、その対策にも共通項が多いです。使用(出荷)までのサイクルを早める事と、徹底した整理・整頓・清掃です。フェロモン系トラップも有効です。

そして昨今普及してきた駆除方法が、加熱処理による熱殺虫です。シバンムシは60℃10分で100%死滅すると言われています。その具体的な方法は、熱風を室内に供給し、55~60℃の高温を数時間~1日ほど保持し、屋内の害虫を成虫から卵に至るまで全滅を図ります。

今や、異物混入問題は、生産から消費までありとあらゆる工程において混入の危険性があります。そうした面からも、これからの食品衛生問題は一家庭の目から行う必要があるという事です。


細部

2012-11-20 [記事URL]

今回は湘南の浜辺にあるカフェに施工でお邪魔しました。 大きく広い店舗で厨房も広く余裕がある造りで什器下にもあまりゴミが溜まっておらず、 非常にきれいでした。 一見ゴキブリの生息はなさそうでしたが、 熱源に生息がありました。 細部.jpg 画像は洗浄機のカバー部分です。 スイッチを操作する為に開閉できるカバーのパーツの隙間に生息がありました。 こういった細かいパーツに生息している状況はよくあります。 熱源什器でもピンポイントで多く発生しています。 見逃してしまうと全体に薬剤を処置してもここを中心に生息が残ってしまいます。 細かく細部まで施工する事で確実な駆除につながります。 こちらの店舗も必ず生息のない状態にしていきます。

クリプトコッカス症について

2012-11-16 [記事URL]

▼詳細
皆様こんにちは!
11月も中盤に差し掛かり、すっかり寒くなりました。今年もあと少しですが、寒さに負けずに頑張りましょう!

さて、今回紹介するのは『クリプトコッカス症』についてです。

クリプトコッカス症とは、クリプトコッカス・ネオフォルマンスというカビ菌が原因で起こる病気で、免疫抑制状態、体力が落ちた人たちが罹患しやすい感染症です。
日和見感染症の一つと知られており、人獣共通に感染します。

感染の主な原因としては、ネズミや鳥類の糞が乾燥して土ぼこりと共に舞い散り、これを吸い込むと肺に病巣ができ、発症します。

症状としては、肺に感染した場合の多くは無症状で、健康診断や他の病気で病院にかかった時に偶然発見されたりします。

症状は、徐々に進行する全体倦怠感、疲労感や食欲不振などの非特異的なもの・発熱・頭痛、次いで、吐き気・嘔吐・意識障害が起こります。

急性又は亜急性に髄膜脳炎を発症し、発熱・頭痛・嘔吐を起こします。
また病巣が大脳皮質、脳幹、小脳にも及ぶ場合は意識障害を起こします。 重症になると脳、脊椎髄膜の病巣により死亡に至ることもあります。

予防・対策としては、感染の原因となっているネズミや鳥類の糞を放置せず、しっかり清掃すること。また、鳥類の糞被害がひどい場所にむやみに近づかないことです。

他にも、クリプトコッカス症は日和見感染(免疫力が低下した時だけ症状を現す)する病気ですので、免疫力が低下しないよう、日々の生活で十分に注意が必要です。また他の病気を発症している際の二次感染にも注意しましょう。

これからの季節は乾燥しますので、外出した際などは注意しましょう!


寒くなってきて・・・

2012-11-15 [記事URL]

ずっと暖かかった日々も漸く終わりを告げ、秋を飛ばして冬になってしまった気がする今日この頃。 寒くなってきて、厨房内のゴキブリの生息も徐々に熱源周りに移行してきました。 その中でも、やはり何と言ってもコールドテーブルですね。 引き出せる場合は必ず引き出して施工します。 寒くなってきて・・・.jpg 引き出した写真です。手前がコールドテーブルです。 丁度モーター部の後ろ辺りの壁面に多く生息しています。 しかし、これだけではありません。 寒くなってきて・・・2.jpg 2枚目の写真は、このコールドテーブルの脚です。 ここにも多く生息が見られますね。 この様に、一つの場所をとっても上から下から脇からとあらゆる角度で見ていかなくては全てのゴキブリは発見できないのです。

見える場所から見えない場所へ

2012-11-13 [記事URL]

夏が過ぎ秋へと移り変わり・・・、と思っていたらもう冬の訪れを感じていたりと・・・ ゴキブリも寒さで徐々に減っていく・・・、と思われがちですが、実は違います。 寒さで活動が制限されるから減っているように見えるだけで、ひっそりと春の訪れを待っているのです。 見える場所から見えない場所へ.jpg 上の写真はコールドテーブルの裏を覗いたところです。 見ての通り隙間にゴキブリがびっしりといます。 冬になって寒い見える部分には出てこなくなっても、こうした暖かくて安全な場所を見つけて潜み、暖かくなるのをじっと待っているのです。 暖かくなればこれらが一斉にお客様の目の前に! 春になるとゴキブリが多くなるのではないのです。元からいたものが見える位置に出てくるだけなのです。

異物混入の害虫『チャタテムシ』

2012-11-09 [記事URL]

▼詳細
皆様こんにちは。
本格的に寒くなりましたので、体調管理をしっかり行いましょう。

さて、今回は異物混入の害虫、チャタテムシについて紹介いたします。

少々変った名前のこの害虫はチャタテムシ目(噛虫目)に属する昆虫で、日本では20科100種が記録されています。野外で生活する種の大多数は翅を持っていますが、屋内で繁殖する種の多くは翅を持っていません。

食品工場を始めとする食品を扱う施設でも出現の頻度が高く特に問題視されているのがコナチャタテ科に属するヒラタチャタテ、ウスグロチャタテ、カツブシチャタテ、ソウメンチャタテ、ホンチャタテの5種で、これらの種は異物混入の事例も多い害虫です。

 食品工場や飲食店、倉庫は言うに及ばず、住宅や病院、学校等、ありとあらゆる建築物の内部に住み着いています。空気が流れない暗く湿った場所を好む為、天上裏や畳の裏、壁と床の隙間等を好んで生息します。

 夏から初秋にかけて大発生して問題になる事が多い為、これからの季節に特に注意が必要です。

 食菌性でカビを主な餌としていますが、穀粉やその加工品、フケ、皮膚落屑、書籍の糊等、多様な有機物を食します。僅かな有機物の存在がコナチャタテの生息を支える為、クリーンルームですら継続的に生息可能なのです。

対策
 コナチャタテは様々な物品や人に付着して運び込まれます。搬入される物品に付着している為、有効な侵入防止策は事実上ありません。また、ダンボールや人等に付着して屋内を縦横に移動する為、建物内での拡散を防ぐ事も困難です。

 殺虫剤で処理しようにも常に侵入してくる為、繁殖させない環境作りが何よりの対策になります。繁殖を抑制する為に埃溜まり、粉溜まりが出来にくい環境作りをする事は当然として、チャタテムシの場合はカビを主な餌としている為、カビを抑制する必要性があります。

 以前にもメルマガにてカビの抑制について採り上げさせて頂きましたが、漏水、結露はカビ繁茂の大きな要因になりますので排除しなくてはなりません。また、カビは湿度55%以下でかなり抑制できます。

埃溜まり、粉溜まりをしっかり排除した上でカビを抑制すれば、チャタテムシが大量に発生する危険は、ほぼ無くなります。

 また、室内温度が10℃以下で、屋内で生活するチャタテムシの殆どは発育できません。15℃以下でもかなりの発育抑制効果が期待できますので、最も危険な穀物や穀粉を保管する倉庫だけでも、15℃前後の低温管理が実現出来れば、チャタテムシだけでなく多くの屋内で繁殖する昆虫の抑制に大きな効果があります。

これからの季節、窓や壁が結露しやすいので、結露が続いた窓近辺の壁面(壁紙の内側)などで大繁殖することがあります。結露に思い当たる節のあるお宅では要チェックと言えましょう。


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