什器裏
2013-04-18 [記事URL]


2013-04-18 [記事URL]
2013-04-16 [記事URL]
2013-04-12 [記事URL]
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皆様こんにちは。
4月も2週目が過ぎ、だんだんと春らしくなってきました。(桜は散ってしまいましたが…。)暖かくなると様々な害虫が発生する危険があるので、今から知識をつけていきましょう!
さて、今回は食品害虫の大害虫として問題となっているコクヌストモドキについて紹介したいと思います。
コクヌストモドキは甲虫目ゴミムシダマシ科に属する昆虫で、コクヌストモドキとヒラタコクヌストモドキの2種が特に食品害虫として重要な種類です。
体長3~4mm程度、体型は細長く扁平な形状で、表面は赤褐色でかすかな光沢があります。
ヌストモドキとかなり似ていますが、一般的には、触角の先端3節が目立つほど太くて、複眼間の幅が狭く、また飛翔することができる点で区別がつきます。
発育期間は条件(餌、温度、湿度)によって異なりますが、通常春から秋にかけて年2~4世代以上発生します。また、成虫の状態で越冬します。
世界的にも日本においても食品害虫の大害虫として問題となっている、両種ですが、2種とも被害状況が良く似ています。 特に製粉工場や飼料工場の小麦粉などの穀粉においてよく発生が見られます。
また、製菓・製パン工場ではビスケット、チョコレート、パンなど、一般家庭や食品店では小麦粉、ヌカ、粉ミルク、煮干などからもしばしば発生が見られます。そのほか、乾燥果物や乾燥野菜からも発生する場合があります。
穿孔能力が強く、通常の食品包装では簡単に侵入してしまうため食品に混入する被害を起こします。
■防除方法■
発生源が穀粉か乾燥物なため、それらの管理が重要です。床などにこぼれたカスからも発生するため、その除去を行うことが第1です。また、食材は密閉容器に入れるなど管理にも気をつけて下さい。
発生源を調査するためのフェロモントラップなどもありますので併用して頂き、発生源を追及して下さい。もし発生源を特定できたら、原因の除去とコクヌストモドキを市販の殺虫剤などを使用し駆除して下さい。
清掃と温湿度管理(低温・低湿度)によって増殖を抑えられますので、工場や倉庫の棚、板、袋などの下の部分までこぼれた粉粒などをそのまま放置せずに早めに掃除し、発生源を除去することが基本となります。
餌となる食品は密閉容器などに入れて保管します。市販の燻煙剤や殺虫剤を噴霧すれば殺虫できますが、食品に直接使用することは極めて危険なので、弊社に一度ご相談くださいませ。
2013-04-11 [記事URL]
2013-04-09 [記事URL]
2013-04-05 [記事URL]
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皆様こんにちは。
4月に入り、だんだんと暖かくなってきました。
暖かくなってくると、チョウバエにお困りのお客様が増えてきます。
チョウバエは繁殖のサイクルが早いので、成虫だけを駆除してもまたすぐ幼虫が成長してしまいますので、幼虫を駆除しなければ意味がありません。
幼虫の生息場所ですが、成虫が飛んでいる近くのグリストラップや排水溝、または水が溜まっている所や什器下に溜まったゴミに生息していることが多いです。
駆除手順は、原因と思われる場所をきれいに掃除し、掃除後はしっかり水をはき、その後100倍ほどに薄めた次亜塩素酸系の漂白剤をバケツなどで流すと効果的です。
この作業を毎日行って頂ければ、チョウバエの住み着きにくい環境を創ることができます。
チョウバエ駆除の際、弊社ではIGR剤という薬剤を使用します。
一言で、IGR剤といいましても、ピンと来ない方もいらっしゃったのではないでしょうか?
今回はそのIGR剤の効果と安全性について説明させて頂きます。
まず、IGR剤と一言でいいましても、いくつかの種類があります。
どれも、幼虫を駆除するという点では同じですが、駆除に至るまでの過程が違ってきます。
今回は弊社が頻繁に使う2つのIGR剤(デミリン、スミラブ)の説明を致します。
*デミリン(有効成分:ジフルベンズロン)
昆虫の脱皮阻害剤で、幼虫が脱皮するときの新しい表皮の形成を阻害します。
その為、摂取した幼虫は正常な脱皮が行えずに致死し、幼虫期全般に有効です。
終齢幼虫期(※)に取り込むと、蛹化を阻害します。
※終齢幼虫期・・・幼若ホルモン(幼虫のままでいようとする作用があります)の分泌が停止する期間。
*スミラブ(有効成分:ピリプロキシフェン)
幼若ホルモンの分泌が停止する終齢幼虫期や蛹期にスミラブを処理すると、正常な変態や羽化が阻害され致死効果を発揮します。
その他、卵に対する孵化阻害や産卵抑制の作用があります。
どちらのIGR剤も哺乳類や魚類に対して毒性は低く、微量で効果を発揮しますので他の薬剤と比べると、とても安全です。
カやチョウバエ、コバエが気になる方は、是非ともお声をおかけ下さい。
2013-04-04 [記事URL]
2013-04-02 [記事URL]
花粉も飛び交いそろそろ春の陽気が感じられる今日この頃。 皆様の周囲でも、様々な害虫が活発化してきているのではないでしょうか? 勿論、ゴキブリの活動も例外ではありません。2013-03-29 [記事URL]
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旧厚生省の調査で日本人の3人に1人は、皮膚・呼吸器・目鼻のアレルギー症状がある事が明らかにされています。アレルギー性喘息やアレルギー性鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎などが代表的です。
アレルゲンの原因は、ダニの死骸や糞、ハウスダスト、カビの胞子、花粉、医薬品、動物のフケや毛、鳥の羽、金属、卵や牛乳などの食物などがありますが、アレルギー性疾患の患者の8割程がダニアレルゲンに陽性を示すといわれています。
また、本調査ではダニのいない家庭は1件もなかったようです。そう、屋内に生息するダニの90%近くがチリダニ類という刺さないダニの為、大量のダニと共同生活していても気付いていないだけなのです。
そのダニですが、近年増加傾向にあります。人間の生活の向上により、人間だけではなくダニにとっても暮し易い環境に変化した為といわれています。
建物が鉄筋コンクリート作りになり、高気密住宅が増加した為、換気不良でダニにとって住みよい環境になってしまっています。また、冷暖房の普及により一年中適温になった事などが原因に挙げられます。
○ダニの生息する為の条件○
ダニが生きていく為に適した条件は、①気温が20~30℃②湿度が70%以上③餌がある④住処があるなどが挙げられます。
①気温
25℃前後が最も活動的になります。50℃以上が20分続くとほぼ全滅させる事ができます。
②湿度
75%前後が最も活動的になります。50%以下の低い湿度でかなり死滅します。
③餌
人間やペットのアカやフケが好物で、これらはホコリの中に大量に含まれています。また、食べ物のカスやカビなども好んで食します。
④住処
畳、絨毯、布団などを主な住処としています。カーテンやぬいぐるみ、衣類など布製品にも住処となります。
逆に、これらの条件を排除する事により抑制が可能になります。
○ダニの抑制○
ダニの駆除は無闇に殺虫剤を散布する事よりも環境的防除をお勧め致します。
・湿気の調整をしましょう
換気により室内の湿気を出し、湿度を下げるのが基本となります。十分な換気が出来ない場合は、除湿機を使用して室内の湿度を50%以下に調節しましょう。
・ダニを吸い取りましょう
布団や座布団等のダニの絶対数を減らす為には、掃除機で吸い取るのが有効です。但し、そのまま掃除機をかけたのでは、あまり効果が期待できません。効果的に吸い取るには、まずは叩いて内部のダニを表面上に浮かび上がらせてから掃除機をかけましょう。
・布団や座布団、絨毯、畳などの天日干しをしましょう
天日干しを行う場合は、途中で裏返して両面を日に当てるようにします。
ダニは100%駆除するのは困難な害虫ですが、普段から対策する事により数をかなり抑制する事が可能です。ダニは喘息などアレルギーの原因になりますので、しっかり抑制する事によりその症状が軽減します。
環境を改善する事で、薬剤を使用せずに防除。殺虫剤や小物などの異物混入問題が横行する今、こうした薬剤だけに頼らない防除・駆除が必要になってきているのです。