温度差で起こる寒冷蕁麻疹とは?

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温度差で起こる寒冷蕁麻疹とは?

2019-10-25

皆様こんにちは。
温度も湿度もグッと下がり、一気に寒くなって来ましたね。
これからどんどん気温も下がり、寒さがさらに厳しくなると布団から出たくなくなりますよね。

人は自然光を浴びるとその刺激で目が覚めるそうですが、冬は夏に比べて太陽の光が弱いため朝日を浴びてもすっきりと目が覚めないのだそうです。

また、秋冬は空気の乾燥によって肌トラブルに悩まされる時期ですが、寒い外気に触れた際に、皮膚に痒みを感じるたことはありませんか?

これからの時期、寒い外気に触れた時に発症する「寒冷蕁麻疹」に注意が必要です。

■寒冷蕁麻疹とは?

蕁麻疹と聞くと、食物アレルギーや細菌・ウイルス感染によるイメージをされる方が多いと思いますが、摩擦や日光、気温など物理的な刺激により発症する「物理性蕁麻疹」もあり、そのうち寒さや冷たさなどの刺激により発症するのが「寒冷蕁麻疹」となります。

全ての蕁麻疹は、何かしらの刺激で皮膚の真皮にある肥満細胞が刺激され、そこから発生するヒスタミンなどにより痒みや発疹が起こります。

寒冷蕁麻疹は「屋外から冷房の効いた部屋に入る」「冷たい外気にさらされる」「プールや海に入る」など身体が急激に冷えることで発症するのが特徴です。

寒冷蕁麻疹は冷風にあたった頬や手の甲から出始めることが多く、酷くなると全身に痒みをともなった赤いぶつぶつや腫れがでてきます。

■対処法

通常、蕁麻疹は患部を冷やすと有効な場合が多いですが、寒冷蕁麻疹の場合は逆効果で発疹が出ている部位を温め皮膚が冷えないようにすることが最も効果的です。

そのため、患部の痒みを我慢して身体を温めて安静にすると数分~30分程で症状が治まってきます。

また、日常生活ではなるべく刺激を受けないように冬の外出時はマスクや帽子、マフラーや手袋など皮膚を保温するような服装をすると良いでしょう。
あまり冷たいものを食べないようにするのも効果的です。

■病院に行くタイミングは?

「痒みぐらいで」と軽く見てはいけません。
皮膚をかきむしってしまったり、長引くと治りにくくなってしまうこともあるため症状が数日続いたり、繰り返したり、悪化する場合は早めに病院を受診しましょう。

まれに寒冷蕁麻疹が気道で発症して呼吸困難になったり、消化器官で発症して嘔吐や腹痛が出る場合もあるため、普段から症状を発症しやすい人は注意が必要です。

いかがでしたでしょうか?
寒冷蕁麻疹は冬だけでなく、夏場の冷房やプールなど1年中起きる場合もあるため気をつけていきましょう!



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