油断大敵!11月の蚊「チカイエカ」に注意!
2016-11-04
11月に入っても蚊にさされるなぁと不思議に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、一年を通して活動している蚊が存在しているのです。
その蚊は「チカイエカ」です。
肌寒い11月にも発生ピークがやってくる蚊なので、注意が必要です。
そこで今週は「チカイエカ」についてご紹介致します。
●チカイエカの特徴と生態
<体長>5.5㎜
アカイエカの亜種で、見た目はアカイエカとほぼ同一です。
(アカイエカ…都市部に多くいる、小さな羽音で耳元にブーーんと飛んでくる蚊です。)
アカイエカと異なり、吸血しなくても1回は産卵することができ(無吸血産卵性)、その後吸血欲が高まり、鳥類・哺乳類から吸血することによって産卵を繰り返すことができます。
吸血後は薄暗い場所の壁などに休止します。
成虫は冬でも冬眠せず、気温が高ければ吸血活動をするため、冬期でも地下鉄の構内やオフィスなどで刺されることがあります。
都市化が進んだ地域ほど多く発生する代表的な都市害虫です。
●チカイエカの分布と発生場所
九州、四国、本州の都市及びその近郊に分布します。
沖縄での報告はされておらず、鹿児島県奄美地方以南では、ネッタイイエカが多く生息しています。
主にビルの地下水槽・排水槽・地下鉄の構内、古井戸などの地下の水域などから発生しますが、貯木場や廃船などの開放水域でも生息していることが確認されています。
●チカイエカの被害
屋内に侵入して主に夜間に人を吸血します。
吸血の被害はビルの地下街などでの吸血が多く見られますが、上階にあるオフィスでも被害を受けることがあります。
都市化が進むことで、都市区での被害が大きくなっています。
一方、暖地(徳島など)では、晩秋期、一般の民家に侵入して吸血することもあります。
フィラリアの種であるバンクロフト糸状虫やウェストナイルウィルスの媒介蚊としても知られております。
●チカイエカの駆除
【幼虫対策】
発生源が湧水槽や排水槽などの閉鎖的な場所であることが多いため、完全に駆除することは困難ですが、屋内などへの侵入源である隙間を失くすことで低減が図れます。
また、発生水域への薬剤処理が効果的です。
【成虫対策】
エアゾール剤、燻煙剤、香取線香などによる方法があります。
―いかがでしたでしょうか。
11月になっても、蚊に刺されるリスクがあると思うと厄介ですね。
また、もし飲食店に蚊が大量発生したら店員のモチベーションが低下するだけでなく、集客に影響が出る可能性があります。
弊社ではゴキブリだけでなく、蚊の駆除も承っております!
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