今話題!“毒蟻”の危険性
2017-06-30
今月、兵庫県尼崎市で貨物船のコンテナから特定外来生物“ヒアリ”が発見されました。
更に今週には、大阪市住之江区で同様にコンテナから特定外来生物の“アカカミアリ”
が発見されるという事態になっています。
そこで今週は“ヒアリ”と“アカカミアリ”の危険性についてご紹介致します。
■ヒアリの危険性
体長は2.5mm~6mm。赤茶色のアリ。
小さいながらスズメバチと同じくらい強力な毒を持ちます。
腹部に針があり、刺されると火傷のような激しい痛みが生じます。
ヒアリは相手を問わず集団で攻撃してきて、ネズミや爬虫類などの小さな生き物なら、
集団で食い殺してしまいます。
下記が刺された際の症状です。
軽度:線香の火を押し付けられたような激しい痛み・痒みが生じる。10時間程で膿が出る。
中度:部分的or全身に痒みを伴う蕁麻疹が生じる。
重度:声が枯れ、激しい動悸・めまいが生じる。呼吸困難や血圧低下を起こしこん睡状態になる場合もある。最悪の場合、アナフィラキシーショックで死亡。
■アカカミアリの危険性
体長は3 mm~5 mm。赤褐色のアリ。脚・お腹・胸に毛が多い。
集団で繋がることで水に浮きながら移動することができるアリで、
ヒアリ同様腹部の針で刺してきます。
刺されると激しい痛みを伴い、水疱上に腫れます。
ヒアリよりは毒性が弱いそうですが、アナフィラキシーショックを起こす場合もあります。
■刺された時の対処
刺された直後は20~30分程度安静にし、体調の変化をみます。
体調に変わりがあれば、医療機関を受診してください。受診の際は、「アリに刺されたこと」
「アナフィラキシーの可能性があること」を伝えてください。
■見つけた時の対処
今回の外来アリ2種の侵入は、初動対応が功を奏して、分布拡大している可能性は低いと
されています。しかし、万が一見つけた時は市販のアリ用殺虫剤での駆除が可能ですので
予備知識として知って頂けたら幸いです。
また、もしヒアリやアカカミアリを見かけたら、
神戸市の「ヒアリ相談テレホンセンター」に問い合わせをしましょう。
>弊社ではアリやゲジゲジなど、様々な害虫の駆除を行っております。お気軽にお問合せ下さい!<