レジ袋削減 ~CO2はどれだけ減らせる?~
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スーパーなどでレジ袋を減らす取り組みが進められています。レジ袋を作ったり、燃やしたりするときに出る二酸化炭素(CO2)を減らして地球温暖化を防止しようという趣旨です。
レジ袋削減で減らすことができるのは、化石燃料からできた袋そのものを燃やしたときに出るCO2と、袋を加工するエネルギーを生み出す際に出るCO2を足し合わせたものです。
環境省『我が家の環境大臣』では、レジ袋1枚(10g)を使わなければCO2を61g減らすことができるとされています。1日1枚だと、年間22kg減らすことができる計算になります。
ところが業界内にも詳しいデータがなく、レジ袋1枚を使わない場合の削減効果は試算する団体によってさまざま。それぞれの試算を比べると、1年間でその数は8kgにもなります。
NPO「環境市民」の杉本育生代表は「大事なのは温室効果ガスを出すようなものをなるべく使わないということ」と話しています。