IGR剤とは?

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IGR剤とは?

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皆様こんにちは。

4月に入り、だんだんと暖かくなってきました。
暖かくなってくると、チョウバエにお困りのお客様が増えてきます。

チョウバエは繁殖のサイクルが早いので、成虫だけを駆除してもまたすぐ幼虫が成長してしまいますので、幼虫を駆除しなければ意味がありません。

幼虫の生息場所ですが、成虫が飛んでいる近くのグリストラップや排水溝、または水が溜まっている所や什器下に溜まったゴミに生息していることが多いです。

駆除手順は、原因と思われる場所をきれいに掃除し、掃除後はしっかり水をはき、その後100倍ほどに薄めた次亜塩素酸系の漂白剤をバケツなどで流すと効果的です。
この作業を毎日行って頂ければ、チョウバエの住み着きにくい環境を創ることができます。

チョウバエ駆除の際、弊社ではIGR剤という薬剤を使用します。
一言で、IGR剤といいましても、ピンと来ない方もいらっしゃったのではないでしょうか?
今回はそのIGR剤の効果と安全性について説明させて頂きます。

まず、IGR剤と一言でいいましても、いくつかの種類があります。
どれも、幼虫を駆除するという点では同じですが、駆除に至るまでの過程が違ってきます。

今回は弊社が頻繁に使う2つのIGR剤(デミリン、スミラブ)の説明を致します。

*デミリン(有効成分:ジフルベンズロン)
昆虫の脱皮阻害剤で、幼虫が脱皮するときの新しい表皮の形成を阻害します。
その為、摂取した幼虫は正常な脱皮が行えずに致死し、幼虫期全般に有効です。
終齢幼虫期(※)に取り込むと、蛹化を阻害します。

※終齢幼虫期・・・幼若ホルモン(幼虫のままでいようとする作用があります)の分泌が停止する期間。

*スミラブ(有効成分:ピリプロキシフェン)
幼若ホルモンの分泌が停止する終齢幼虫期や蛹期にスミラブを処理すると、正常な変態や羽化が阻害され致死効果を発揮します。
その他、卵に対する孵化阻害や産卵抑制の作用があります。

どちらのIGR剤も哺乳類や魚類に対して毒性は低く、微量で効果を発揮しますので他の薬剤と比べると、とても安全です。

カやチョウバエ、コバエが気になる方は、是非ともお声をおかけ下さい。


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