風邪対策は免疫力アップ!
2013-10-11 [記事URL]
カラっと晴れた日が続き、すっかり季節は秋へと変わりました。この季節になると湿度が高かった夏と違って空気が乾燥し始める為、風邪を引かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 風邪の定義、と言うと医学書によって様々ありますが、主にウィルスの感染による鼻腔や咽頭の炎症性の病気とされ、喉の傷みや鼻水・鼻づまりなどの局部症状及び発熱、倦怠感、頭痛などの全身の症状が現われた状態を指します。 この風邪という語源は中国医学から来ており、中国医学における風の邪気、風邪(ふうじゃ)によって発熱や寒気等の症状を起こすという概念が日本に伝わり、一般化され、風邪(かぜ)と呼ばれるようになりました。 風邪の原因となるウィルスは色々な種類が存在しますが、成人が罹る風邪の半数から3分の1はライノウィルスとされています。現在、ライノウィルス等風邪の原因となるウィルスに対する特効薬は無い為、医療機関では症状を和らげる薬を処方しています。 私達が行える治療方法といたしましては、体の免疫力を促す事が風邪の症状を発症した際の効果的な対策となります。 ライノウィルスなどを始めとした風邪の原因となるウィルスは35~36℃位の温度で最も繁殖しやすい特徴を持っています。その為、38℃位までの発熱であれば、ウィルスが体内で増えない様に免疫力が抑えている状態の為、体には必要な熱となります。 免疫力を促す方法として、まず熱が37℃未満であれば、入浴し体を温めて血行を良くする事が効果的です。また長時間の入浴は体力を消耗してしまい逆効果となる為、短時間の入浴にし、汗を完全に拭き取りましょう。 また、風邪をひいた際にやってしまいがちな厚着ですが、実は厚着は逆効果です。厚着をする事で寝汗をかいてしまうと新陳代謝が阻害され、かえって症状が悪化してしまう恐れがあります。 そして、発熱や咳は体内の水分を消耗してしまいますので、水分を十分に摂る事が大切です。水やお茶でも問題ありませんが、電解質を含んだスポーツ飲料等の方がより効果的に症状を緩和する事が出来ますのでオススメです。 最後に、風邪の予防は生活習慣を改善する事が何よりも大切です。 十分な睡眠で免疫力を高めるリンパ球を増やす、ビタミンCやB、ミネラルをたっぷり含んだバランスが良い食事を取る、そして有酸素運動で血行を良くし白血球を活発化させると体内に侵入したウィルスをより撃退してくれます。 風邪の予防方法の基本である手洗いとうがいは体内にウィルスが侵入するのを未然に防ぐ事が出来ますので欠かさずに行いましょう。季節の変わり目等は風邪をひきやすくなります。是非とも今回ご紹介した予防方法や発症時の対策等を参考にしてみて下さい。