梅雨時に気をつけたい害虫
2020-07-03
皆様、こんにちは!
今週は梅雨本番で天気が良くない日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
じめじめする梅雨の時期は、カビ対策をしなければ…とお考えになる方も多いかと思います。
しかし、梅雨時に対策をとるべき対象は“カビ”だけではありません!
実は、“害虫”の活動が活発になる時期でもあるので、害虫対策もする必要があります。
なぜ、梅雨時に害虫の活動が活発になるのか?
それは、高温多湿が続く梅雨時は、害虫にとって過ごしやすく、増殖するのに適した
環境のためです。
今回は、「梅雨時に気をつけたい害虫とその対策」についてご紹介致します。
■梅雨時に気をつけたい害虫
1・ヒョウヒダニ
アレルギー疾患の原因として有名なダニです。
角質やフケ、人の食べかすなどをエサにし、ほとんどの家の布団やソファー、カーペット
などに生息しています。温湿度が高くなる時期に増殖します。
2・コナダニ
食品に発生し、部屋に生えるカビもエサにすることが知られています。
発育期間が10日余りと短く、1日に20個以上の卵を産むことがあり、
ダニの中でも高温多湿を特に好むため、梅雨時は大発生につながります。
しかし、吸血するなど直接人に害を与えることはありません。
3・ツメダニ
ダニ類や小型の昆虫をエサにするダニです。エサとなるコナダニなどが増えると、
それにともない、増えることがあります。
吸血はしませんが、刺すため、激しい痒みを感じます。
4・イエダニ
イエダニはネズミに寄生し吸血しているダニです。
寄生しているネズミが死ぬと、新たな寄生先を求めて人を吸血することがあり、
これが原因で皮膚炎を発症することもあります。
ネズミがいるということは、イエダニがいる可能性が高いため、まずはネズミの駆除を
行いましょう。
5・チャタテムシ
昆虫の中には、カビを食べる虫が数多く知られていますがその代表がチャタテムシです。
屋内の湿度が高い場所(畳、壁紙、貯蔵食品など)に生息し、カビ類や酵母などを好んで
エサにしています。
■予防対策
湿度が高い場所はカビが繁殖しやすく、カビが生える場所に、カビをエサとする害虫が
発生することがあります。
部屋の中に湿気が溜まらないように、換気をこまめに行ったり、家具などは壁から離して
風通しを良くすると良いでしょう。
また、食べこぼしや埃はカビの栄養源となりますので、溜まりやすい場所はこまめな掃除を心がけて下さい。
いかがでしたでしょうか?
対策や掃除を怠ってしまうと害虫たちに増殖の機会をあたえかねません。
日頃の予防と対策を欠かさないようにしましょう!