免疫力を高めましょう
私たちの健康生活に重要な役割を果たしている「免疫」。現代人が自分の体を守るために、
この「免疫」がカギを握っていると言えるでしょう。免疫とは、細菌やウイルスなどの有
害物質などから身体を守る力のことです。
私たちの体の中には、自然に自分を守る力=免疫力が働いています。免疫力が正常に働い
ていれば、病気を未然に防いでくれます。つまり、免疫の仕組みを理解すれば、健康維持
や病気の予防に役立つということになります。
「免疫」には大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。自然免疫と
は、私たちが生まれたときから持っている免疫で、細菌やウイルスに接触したときにそれ
を排除したり殺してしまう機能です。
一方獲得免疫とは、生まれた時には備わっていませんが、後天的に獲得されていく免疫で
す。身近な例で言えば、ワクチン注射など、あえて体内に入れることでその病気に一度か
かった状態にし、白血球に病原体の記憶をさせます。
そして再び侵入してきたときに、速やかに病原体の増殖をくい止めるのです。このように
自然免疫と獲得免疫は協調して私達の体を守っています。
免疫と最も関わりが深いのは血液で、なかでも主に白血球がその重要な役割を担っていま
す。このため白血球を「免疫細胞」とも呼ぶことがあります。「免疫細胞」は骨髄、胸腺、
リンパ節、血管、すい臓、腸などの免疫系器官で作られます。
また骨髄には、リンパ球や赤血球の元になる造血幹細胞が存在します。白血球はその造血幹細
胞から分裂して生まれてきたものなのです。白血球と一口に言っても実は単独のものを指すの
ではなく、その役割を応じて顆粒球、マクロファージ、リンパ球などの種類に分かれます。
それでは、どうすれば免疫力を高めることができるでしょうか。ご紹介いたします。
出来るだけたくさんの睡眠をとりましょう。たとえ眠れなくても、目を閉じて体を横にし
て休めているだけで、免疫力は高まると言われています。10~20分と短い睡眠でも精
神の疲労を回復させると共に、免疫力を高めてくれるのです。
適度な運動もとても効果的です。体内にウイルスが侵入してきたときに体を守る白血球=
免疫細胞が、運動することによってより活発に働くようになるからです。継続的な運動を
心がけましょう。
笑うことも免疫力と繋がっています。笑うことで自律神経(交感神経と副交感神経)を刺激
し、血圧を下げ、心拍、呼吸を整えるとされています。また、脳の血流量を増加させ、血
液の流れをよくするなど体のバランスにとって良いことが多いのです。
ストレスは免疫の乱れの大敵です。私たちがストレス状態になると、そのストレスを緩和
しようと防衛反応として脳下垂体からアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。これ
らは交感神経の機能を活発にして副交感神経の機能を抑えてしまいます。
免疫力を大きく左右するのが食事であり、バランスよく栄養をとることがその基本です。
私たちが日常食べている食品の中にも白血球を元気にするチカラをもつものが沢山ありま
す。にんにく、バナナ、ヨーグルト、かぼちゃ、梅干し、鶏肉、大根等がオススメです。
睡眠不足やストレスなど、日常的な習慣で簡単に落ちてしまう免疫力。生活習慣のちょっ
とした改善で、病気に負けない強い体をつくりましょう!