ゴキブリを掃除機で吸い込んでしまったら

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ゴキブリを掃除機で吸い込んでしまったら

朝晩の冷え込みが身に染みる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

気温の低下と共に、冬毛に生え変わったり、エサをたくさん食べたり蓄えたりと多くの動物が冬の到来に向けて準備を始めます。

ゴキブリは元来熱帯にいる動物ですので、冬を苦手としています。
10℃以下では繁殖できなくなり、5度以下ともなると生きていられなくなるといいます。
寒さで弱ったゴキブリや、死んでしまったゴキブリを見かけたときに、おもわず掃除機で吸い込んでしまったことはありませんか?

■ゴキブリは掃除機の中でも生きられる

ゴキブリを手で触らずに処理したい。一刻も早くゴキブリの存在を目の前から消したい。
・・・そんな時に思わず掃除機を使いたくなる衝動に駆られる方は、少なくないのではないでしょうか。

実はゴキブリは生命力が強いため、掃除機で吸われた場合でもそのまま生きていることがほどんどのようです。
一時的に動かなくても、気絶しているだけでしばらく経つと再び動き出すこともあります。

■電化製品はゴキブリの好きな場所

冷蔵庫や電子レンジなどと同様、掃除機も発熱するため暖かく、ゴキブリにとって居心地の良い場所です。
ホコリや髪の毛はゴキブリの格好のエサとなりますので、冬場でもゴキブリの繁殖が可能な条件が十分に揃ってしまうのです。

■ゴキブリの卵にも注意

ゴキブリは狭くて暗い暖かい場所で産卵を行います。
ゴキブリは卵鞘(らんしょう)というカプセルのようなものを産み落とします。
大きさは1センチほどですので、掃除機で掃除をした際に知らないうちに吸い込んでしまうことがあります。

卵鞘の中にはたくさんの小さな卵が詰まっており、掃除機内のゴミを放置してしまうと、大量繁殖する危険性があります。

―いかがでしたでしょうか。
ゴキブリの幼虫や卵は、知らないうちに掃除機で吸い込んでしまっているケースが少なくありません。
繁殖を未然に防ぐためにも、掃除機のゴミは溜めたままにせず、小まめに処分しましょう。



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