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世界の温室ガス、環境省「100億トン圧縮可能」

2008-03-19 [記事URL]

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 環境省は、世界の温室効果ガス排出量のうち2020年時点で圧縮可能な量を約100億トンとする研究結果を、14日からのG20対話で公表する。

 国立環境研究所と京都大学などの共同研究による試算値で、圧縮可能な排出量を国・地域別に比較すると、中国、米国、ロシアの順。その対策費に1321億ドル(約13兆6000億円)が必要としている。こうした試算値は世界的にもあまり例がなく、中長期的な削減目標を話し合う国際会議の議論に大きな影響を与えるのは必至だ。

 研究は、世界全体を大きく21の国・地域に分類。00年時点の経済成長がそのままのペースで続き、産業構造も変わらないという前提で現在の技術や対策が普及した場合、20年に各国・地域の排出量をどれぐらい圧縮可能か試算した。

 世界の排出量は00年時点で約250億トンだったが、現状ペースで排出量が増え続けると、20年には約430億トンになる。しかし、排出量取引が世界に普及して二酸化炭素(CO2)の排出枠が1トン=100ドルで売買される場合や、1トンの排出に100ドルの税が課される場合を仮定すれば、企業や個人の削減意欲が高まるため、20年の排出量は約330億トンまで抑えられる。

 この差し引き100億トンが圧縮可能とした量で、内訳は先進国が37億トン、途上国が62億トンと推計した。圧縮可能量が多いのは〈1〉中国〈2〉米国〈3〉ロシア〈4〉EU〈5〉インド〈6〉アフリカ〈7〉中東〈8〉ラテンアメリカ〈9〉東欧〈10〉日本--の順。この上位10位までの国・地域で可能量の72%を占めるという。

 途上国は京都議定書(約束期間08~12年)では削減義務を負っていない。しかし今回、先進国より途上国の方が圧縮可能量が大きいと指摘したことで、13年以降のポスト京都議定書をにらんだ枠組み作りにも影響を与えるとみられる。

 ポスト京都の枠組み交渉で、EUや中国は、20年の先進国の排出量を1990年比で25~40%削減するよう求めている。しかし今回の研究によれば、1トンあたり100ドルの対策費をかけても、20年の排出量は00年比で増加することになる。


<デポジット>ペットボトルに上乗せ再使用へ 環境省検討

2008-03-12 [記事URL]

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 環境省は、清涼飲料水などのペットボトルにデポジット(預かり金)を上乗せ販売し、回収・洗浄して繰り返し使うよう促す「リターナブル化」を進める方針を固めた。廃棄物を減らし、温暖化対策にもつなげる狙いで、具体的な方法を検討する研究会を3月に発足させる。業界の反発も予想されるが、容器包装リサイクル法の改正などで、3年以内の導入を目指す。鴨下一郎環境相が29日の閣議後会見で表明した。

 リターナブル・ペットボトルは、ドイツや北欧諸国などが導入している。1本15~25ユーロセント(約25~40円)のデポジットを徴収し、商店などで回収時に払い戻している。デポジット方式は、国内でも一部のガラスびんなどで行われている。

 しかし、回収の手間や洗浄コストがかかることなどから、ペットボトル業界などは導入に反対してきた。

 研究会では、洗浄方法など品質保持策や回収システムの検討を進める。繰り返し使うには、ペットボトルの肉厚を厚くして耐久性を高める必要があり、成分によっては容器に吸着し、衛生上の問題が生じる恐れもあるからだ。さらに、再使用に伴う運搬や洗浄で生じる環境負荷がどれくらいかも検証する。

 リサイクルや食品衛生の研究者、業界代表ら8人で構成し、3月7日に第1回会合を開催。年内にも報告書をまとめる。

 業界団体「PETボトルリサイクル推進協議会」によると、国内のペットボトル販売量は約54万トン(06年度)で、10年前の3倍強。うち66%の約36万トンが資源回収され、化学繊維などに再生利用されている。

 環境省は「再生利用は順調に進んだが、今後は一層の環境負荷の低減が必要だ。高騰する石油資源の節約にもなる」と強調している


輸入食品の安心保証、道険し

2008-03-05 [記事URL]

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 千葉、兵庫両県で3家族10人の被害者が出た中国製ギョーザ中毒事件は、29日で発覚から1カ月。捜査は中国側が非協力的な姿勢に転じ、日中の捜査協力は暗礁に乗り上げつつある。数々の課題が浮上した厚生労働省は着々と手を打っているかにみえるが、いまだ手探りが続く。

 厚生労働省は「情報伝達の迅速化」と「水際の強化」の2つを柱にする対策を取った。だが、毒物の人為的混入が疑われる今回のようなケースは「対策を強化しても、まず防ぎきれるものではない」(厚労省幹部)というのも本音。輸入食品の安心が保証できる体制づくりは難しそうだ。

 厚労省が反省点として挙げているのが、情報伝達の遅れだ。千葉市の母子が問題のギョーザを食べ、体調不良を起こしたのは昨年12月28日。厚労省が事態を把握したのは1月29日。

 1カ月も要したのは保健所、自治体などの判断や連絡のミスが重なったのが原因だった。情報の遅れは、被害の拡大を招きかねない。

 このため、厚労省は全国の保健所で365日24時間、情報を受ける態勢を整える。食品衛生法の施行規則も改正し、自治体が厚労省に報告する食中毒事案に「重篤な患者が出た場合」と「化学物質が起因」を追加した。

 水際の監視体制強化も課題として浮かび上がった。残留農薬検査は生鮮品が対象で、ギョーザのような加工品は対象外だったからだ。厚労省は2月22日から、横浜と神戸にある検疫所の「輸入食品・検疫検査センター」で加工食品の残留農薬検査を始めた。

 また、中国の工場視察や衛生管理の普及・啓発を任務とする食品衛生監視員を、近く北京の日本大使館に配置する。

 一方、日中両政府間で「協力して行う」と決めた真相究明は暗礁に乗り上げている。2月上旬に来日した中国調査団と合意し、内閣府に設置された情報交換の窓口もほとんど機能していない。

 関係者によると、日本側は天洋食品の工場でのメタミドホス使用記録や衛生管理工程の資料などを送るよう要請した。しかし、2月下旬に「ほとんど役立たない」(厚労省幹部)中国語の衛生管理に関するわずかな資料が送られてきただけ。関係者には中国に対する不信感も募り始めている。


バイオ燃料がかえって温暖化促進 森林の開拓で

2008-02-27 [記事URL]

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 トウモロコシなどの穀物からバイオ燃料をつくるために森林や草地を切り開いて畑にすると、温室効果ガスの排出量が数十年から数百年にわたって増えて地球温暖化を促進するとの研究結果を、米国の2つの研究チームが8日までに米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。

 二酸化炭素(CO2)の排出削減につながるとして、世界中で温暖化対策の有力な柱に据えられるバイオ燃料だが、米ワシントン・ポスト紙によると、10人の科学者グループがこれらの研究結果をもとに、ブッシュ大統領や議会幹部に政策の見直しを求める書簡を提出した。

 両チームとも、土地の新規開拓で焼き払われる樹木や、耕される土壌から長期間にわたって放出されるCO2を勘案したバイオ燃料と、同量の化石燃料とで、排出されるCO2量を比較した。

 プリンストン大のチームによると、トウモロコシを原料にしたエタノールの場合、30年間はバイオ燃料の方がガソリンより2倍近くのCO2を放出。ガソリンの排出量を上回るのは167年間も続くことが分かった。土地を新規開拓せずに生産したエタノールを使えば20%の削減になった。

 また、ミネソタ大などのチームによると、インドネシアの泥炭地の森林をディーゼル燃料向けのアブラヤシ畑にすると423年間、ブラジルの熱帯雨林をディーゼル燃料用の大豆畑にすると319年間、それぞれバイオ燃料の方が化石燃料よりも排出量が多いとの結果が出た。


酸素の大気中濃度、毎年4ppmずつ減少・・・国立環境研

2008-02-20 [記事URL]

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 酸素の大気中濃度が、年4ppm(1ppmは100万分の1)ずつ減っていることが、国立環境研究所の観測でわかった。

 大気全体の5分の1を占める酸素濃度のわずかな変化を測るのは難しかったが、同研究所は独自の方法を開発し、沖縄と北海道に設置した装置で観測した。その結果、99~2005年の酸素の減少ペースはほぼ年4ppmだった。
 酸素の減少率を基に計算すると、この期間に化石燃料などを燃やして大気中に放出された二酸化炭素(CO2)のうち、30%が海に、14%が森林などに吸収されていることもわかるという。CO2はこの50年間、ほぼ年2ppmのペースで増え続けている。


冷凍食品 ~危険なのは農薬だけ?~

2008-02-13 [記事URL]

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中国産冷凍ギョウザによる薬物中毒の発生が1月30日発表され、以降連日関連するニュースが報道されています。そこで、冷凍食品について調べてみました。

 日本で最初の冷凍食品は冷凍イチゴで1930年に誕生したといわれています。冷凍食品が注目されるようになったのは東京オリンピックの開催。多くの選手団や観客の食事をまかなう為に野菜や肉類を冷凍してストックしたのがきっかけです。その後ファミリーレストラン等の外食産業が発展して業務用冷凍食品が広まり、電子レンジ対応商品の発売により家庭に普及しました。
 2006年の生産高は154万5千トンにのぼり、日本人の年間消費量は「1人当たり、21.1キログラム」まで伸びています。今や食卓やお弁当になくてはならない必需品と言えるでしょう。
 冷凍食品のメリットはもちろん手軽なことが挙げられますが、原材料が豊富に出回る時期にまとめて生産されるので価格が安定していること。また、しばしばスーパーの特売品として店頭に並ぶのでお得感もあります。それから長期保存が可能なこと。超低温で急速に冷凍し、水分を急激に飛ばすことで多くの食中毒原因菌を死滅させるので、マイナス18℃で保存すれば、1年たっても食べられます。

 しかしながら、今回の事件でも象徴されるようにどこで誰が作っているのか分からない食品には製造工程でのミスや、ひょっとすると悪意が潜んでいるかもしれないという漠然とした不安が付きまといます。この事件をきっかけに、食材をまとめて調理し冷凍する自家製冷凍を考え始めた方もいるのではないでしょうか。
 自家製冷凍の場合、菌の成長を止めるだけなので、菌が残っていると解凍の際に増殖する危険があるので注意が必要です。
 多くの食中毒原因菌は28~47℃で増殖しますが、少数ながら低温下でも増殖する菌があるので挙げます。

黄色ブドウ球菌
 この菌は人や動物の傷を化膿させる原因菌で、エントロキシンという毒素を産出して食中毒を起こします。
 化膿した傷口や鼻、のど、皮膚、毛髪などに存在しており、健康な人でも20~50%は保菌しています。
 原因食品は米飯(特におにぎり)、畜産製品、魚肉練製品などがあります。
 発育適温は32~37℃ですが、7℃でも増殖が可能です。ただし、食中毒の原因毒素であるエンテロキシンは10℃以下では産出されません。

リステリア菌
 この菌は自然界の広くに分布し、河川水や下水、土の中など環境のあらゆるところに存在するため、家畜や野菜など様々な食品が汚染される可能性があります。
 特徴的なのは低温化でも増殖できる点で、0~45℃で発育することができます。
 日本では食品を経由してリステリア菌に感染した例は確認されていませんが、諸外国では多数報告されています。
 原因食品として注意しなければならないものは、加熱せずに食べる生ハム、ソーセージ、ソフトチーズなどが挙げられます。

 このように低温下でも増殖できる食中毒原因菌が存在するので、自家製冷凍の食材は言うまでもなく、開封した市販冷凍食品の低温長期保存は避けたほうがよいでしょう。


水力発電建設を支援 ~CO2削減助成制度など拡充~

2008-01-21 [記事URL]

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経済産業省は地球温暖化対策として、発電時に二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを発生しない水力発電の建設支援制度を拡充する。建設費の助成制度を拡大するほか、電力会社に新エネルギーの利用を義務付けたRPS法(新エネルギー利用法)の対象範囲を拡大し、中小規模の水力発電所を設置しやすくする。21日に研究会を立ち上げ、6月にも具体策をまとめる。

現在、水力発電所は全国に約1850ヶ所ある。合計出力は約2200万㌔㍗にのぼり、日本の発電量の約10%を担っている。

一方で水力発電所が開発可能な地点もまだ約2700ヶ所残っている。多くの開発可能地点は出力3000㌔㍗前後の中小規模だが、未開発分をすべて開発できれば、約1200万㌔㍗の出力を新たに得る事ができる。

これにより、CO2を大量に排出する火力発電を減らせば、日本のCO2排出量を数%単位で削減できる見通しだ。

経済省が開発促進策として導入するのがRPS法の対象範囲拡大。RPS法は、電力会社に販売電気量の一定割合を環境負荷の少ない風力や太陽光などの電力で賄うよう求めており、出力1000㌔㍗以下の小型水力発電も対象となっている。経済省では水力発電の対象範囲を出力3000㌔㍗にまで、開発可能地点の半分以上を対象範囲とする方針だ。

また、水力発電所を開発する自治体や電力会社への補助、交付金制度も拡充する。経済省はこれらの制度改正で、水力発電の開発を促し、地球温暖化対策の有効手段としたい考えだ。


北米自動車ショー ~環境重視で小型車人気~

2008-01-15 [記事URL]

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13日に開幕した北米国際自動車ショーは、日米欧の大手メーカーによる「環境車発表会」の様相を呈している。各社とも、ガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車や、ガソリン車より二酸化炭素(CO2)排出量の少ないディーゼル車などの環境対応車に注力。大型車が中心だった米ビッグ3も「米国もすでに小型車の時代」と環境や燃費に配慮した新作の小型車を発表、巻き返しに懸命だ。


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