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光化学スモッグ

2010-07-09 [記事URL]

▼詳細
日差しが強い日によく光化学スモッグ注意報や警報が発令されているのを町内や
市の放送で耳にする方は多いのではないでしょうか。この光化学スモッグ、実際どう
いうものなのか、何が原因で発生するものなのかご存知でしょうか?

光化学スモッグは、工場や自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素が
日光に含まれる紫外線によって光化学反応を起こし、人体に有害である光化学オ
キシダントやエアロゾルという物質に変化し、スモッグ状になったものを指します。

夏場など日差しが強く、風が無い、または弱い日に発生しやすい傾向にありますの
で、これからの日差しの強い日は注意する必要があります。

光化学スモッグが人体に及ぼす影響は、目がチカチカする、異物感や傷みがある、
喉の痛みや咳、皮膚の発赤などがあります。これらは症状の中でも比較的、軽症の
ものとなりますので、早めに処置などを行えば、重症化する事はありません。

また、重症化すると呼吸が苦しくなる、手足の痺れや、頭痛・眩暈、発熱、意識障害
などの症状が現れ、医療機関を受診する必要が出てきます。

空気中のウィルスはマスクである程度防ぐ事が可能ですが、光化学スモッグの有
害なガスはマスクで防いだり、除去する事は難しい為、光化学スモッグ注意報や警
報が発令された場合は、窓を閉め、外出を控える事が光化学スモッグの悪影響か
ら身を守る最善の方法になります。

また、光化学スモッグの有害性は、人体への悪影響と症状だけでなく、植物の葉が
変色し、枯れ落ちてしまう事から、非常に高いものだと伺う事が出来ます。

私達人間だけでなく、植物や他の生物にも悪影響を及ぼしてしまう光化学スモッグ
は先に挙げた通り、私達が使用している車や工場から排出されるガスに原因がある
のです。

直ぐに光化学スモッグの発生を無くす事は難しいものではありますが、車の使用を
控える等、排気ガスの量を抑えようという意識を一人一人が持つ事によって、直ぐに
は結果が出なくとも、今後光化学スモッグの発生に対する対策等に世間ももっと目
を向ける様になるのではないでしょうか。


スウェーデンがエコ先進国と言われている理由

2010-07-02 [記事URL]

▼詳細
ここ数年、地球温暖化を始めとした環境問題がニュースや話題に取り上げられる様
になり、それに伴って個人でもすぐに始める事が出来るエコ活動や習慣も取り上げ
られる様になりました。

スウェーデンやフィンランドなどを始めとした北欧諸国は、このエコ活動や習慣の先
進国と言われています。今回は北欧諸国の1国、スウェーデンのエコ活動・習慣に
ついてご紹介したいと思います。

基本的にスウェーデンでは、売られているペットボトル飲料やジュース等の缶に“P
ANT(パント)“という文字と数字が書かれています。この数字は金額を表しており、
スーパー等にある専用の回収機に入れると、書かれている金額分のバーコード付
レシートが出てきて、レジで換金、もしくは精算時に書かれている分を現金として扱
ってくれます。

この様なペットボトルや缶の飲料を購入時にデポジット代を支払い、ボトルや缶を返
す事によってお金が戻ってくるという仕組みです。この仕組みはほんの少し昔の日本
でも、ジュースや醤油を購入する際に10~30円上乗せし、お店に空き瓶を持ってい
くと瓶代を返金してくれると言うシステムがありました。

この様な仕組み以外にも電球や電池のリサイクルボックスや、飲料のパック、トイレ
ットペーパーの芯などの厚紙、新聞紙やコピー紙、瓶、金属は、それぞれの分別ゴミ
箱が街の何箇所かに設置されており、自分で捨てられるようになっています。

また、制度や町中の設備だけでなく、国民一人一人の意識の高さも注目するべき
点です。例を挙げると、買い物袋などのプラスティックを無駄に使わない事が挙げ
られます。スーパーなどに買い物に行く際には必ず袋を持参しています。

その袋も少し傷んだからと直ぐに新しいものにせず、繰り返しボロボロになるまで使
用する、というのがスウェーデンでの流儀になるそうです。また、買い物の際も、個包
装になっているもの・過剰包装になっているものは避け、余計なゴミが出ない様にし
ているそうです。

この様な考え方や意識は、江戸時代の日本でも「ものを最後まで大切に使い尽くす」
という考えの下、衣服のほつれなどは繕ったり、分解して別のものにしたり、最終的
には、雑巾にしたりなど、江戸時代の人々は自然に今で言うエコ活動を行っていた
のです。

エコ先進国と言われているスウェーデンや北欧諸国が行っているエコ活動や意識か
らは、かつての日本の姿を垣間見る事が出来ます。今私達に必要とされているのは
「ものを最後まで大切に使い尽くす」というかつての日本人が持っていた意識を、再
び持つという事なのかもしれません。


ご存知ですか?フェアトレード製品

2010-06-25 [記事URL]

▼詳細

皆様はフェアトレード(公平貿易)というシステムはご存知でしょうか?このフェアトレー
ドというものは、発展途上国に住む生産者の自立を支える為に1960年代にヨーロッ
パで誕生しました。

発展途上国への単なる資金援助とは違い、発展途上国の人々に仕事の機会を提供
し、そこで生産された農作物や製品などを、市場価格よりも高い値段で継続的に取引
を行う事で、途上国の自立を支援するというのがフェアトレードのシステムです。

これにより、需要や市場価格の変動によって、生産者が不当に安い価格で買い叩か
れる、また低賃金労働者が発生する事を防ぐほか、児童労働や過剰な農薬散布や
森林伐採を始めとした乱開発による環境破壊を防ぐなどの重要な役割を果たし
ています。

現在、フェアトレードで取引されている主な品目は、コーヒーやバナナ、カカオなどの
食品、手工芸品、衣服などがあり、幅広い分野で生産されています。しかし、日本で
の消費量はまだまだ少なく、日本で消費されているコーヒーの内、フェアトレードコー
ヒーの割合は僅か0.04%になります。

日本でのフェアトレードの製品に対する認知度は徐々に上がってきてはいますが、
取引量、消費量と共にまだまだ少ないのが現状です。にフェアトレード製品を生活に
取り入れる事で、発展途上国への支援だけでなく、環境破壊防止にも繋がりますの
で、是非とも家庭や職場などにフェアトレード製品を取り入れてみて下さい。


サンゴ礁衰退の危機!?

2010-06-18 [記事URL]

▼詳細
シュノーケリングやスキューバダイビングなどマリンスポーツの際に私達の目を楽し
ませてくれるサンゴ礁。今、世界各地でこのサンゴ礁が衰退の危機に瀕していると
いう事はご存知でしょうか?

サンゴには様々な生物を共存可能にし、漁場機能を好条件に維持させたり、台風
や嵐などに対する防災機能、植物と同じ様にサンゴに共生している共生藻による二
酸化炭素を吸収し酸素を作り出す光合成機能などがあります。

このように様々な機能と役割を持っている珊瑚は、ほんの少し海中の温度が上昇
や紫外線の強弱によって生存が出来なくなってしまうほど、非常にデリケートな生き
物です。

そして、生活排水による水質汚染や、開発による赤土の海への流出、海の埋め
立て、ゴミの不法投棄、地球温暖化による海中温度の上昇が原因で、衰退の危
機に瀕しているのです。

もし、サンゴが絶滅してしまった場合、サンゴを取り巻いていた魚などを始めとした
生態系が失われ、漁業にも重大な被害が及ぶと言われています。全ての生き物
は私達が把握しきれない程、様々な繋がりがあります。その繋がりが絶たれてしま
うと、私達の思ってもみなかった場所で影響が現われてしまいます。

また、サンゴ礁の衰退だけでなく、今起きている環境問題は、私達一人一人が起き
ている問題に対して、自分には関係無いからと見てみぬ振りをせずに、自分たちが
出来る対策や活動を行っていく事が大切です。


身近に出来るエコ活動

2010-06-11 [記事URL]

▼詳細
エコ活動と言うと、現在様々な活動が取り上げられており、メールマガジンなどでも
いくつかご紹介してきましたが、今回はその中でも家庭でも簡単に取り組む事が出
来るエコ活動はどんなものがあるのか、改めてご紹介させて頂きたいと思います。

①使わない電化製品のコンセントを抜く。
電化製品の中には電源を切っても主電源が別にある為、待機電力が出てしまうタ
イプがあります。無駄な待機電力を出さない為には主電源を消し、コンセントを抜く
事で、家庭で消費されている待機電力をカットする事が出来ます。

②暖房・冷房の使用を控える&温度設定を変える。
過度な暖房や冷房の使用を控えるのは勿論ですが、暖房であればマイナス1℃、冷
房であればプラス1℃、温度設定を変えるだけで一世帯あたり年間約12.5kgもの二
酸化炭素排出量をカットする事が出来ます。

③エコバックを使用する。
普段スーパーやコンビニで何気なく使っているビニール袋も、限りある石油資源が原
材料です。一人一人がビニール袋ではなくエコバックを使用する事で、石油資源の
節約は勿論、ビニール袋の製造過程で発生する二酸化炭素の排出量も削減す
る事が出来ます。

④水の過剰使用を控える。
蛇口を捻ったまま水を出しっぱなしにしていると、1分間で約12リットルもの水が流
れてしまいます。トイレやシャワー、歯磨き、食器洗いの際には、使わない間は必ず
水を流したままにしない事で、限りある水資源を守る事に繋がります。

今回ご紹介した身近に出来るエコ活動は皆さんも良くご存知のものが多くあると思い
ます。しかし、これらのエコ活動を日常の習慣に取り入れる為には、日頃から意識を
持って実行していかなければ、つい忘れがちになってしまいます。

ですので、一人一人が日々環境に対して意識を持って、エコ活動を日常の習慣とす
る事が大切です。是非とも、皆さんの日常にも身近なエコ活動を習慣として取り入れ
てみて下さい。


生物多様性の消失

2010-06-04 [記事URL]

▼詳細
地球上に存在しているあらゆる生物種の多さと、それによって成立している生態系
の豊かさとバランスが保たれている状態を「生物多様性」と言います。これは生物
が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまでを含めた幅広い概念を指します。

生物多様性には、様々な生物が地球上に存在している事を指す「種の多様性」と
約40億年もの進化の過程で様々な環境に適応し、多様に分化した「生態系の多
様性」、生息する地域によって体の形や行動など特徴に少しずつ同じ種でも個体差
がある「遺伝子の多様性」があります。

数え切れない程の生物種が、それぞれの環境に応じた相互関係を築きながら、多
様な生態系を作り、地球環境を支えているのです。更に、私達は生物多様性からの
恵みに支えられています。

例えば、私達が生活する上で欠かすことが出来ない、食べ物、木材、衣服や医薬
品は勿論の事、生きる為に必要な酸素は植物によって作られ、汚れた水も微生物
によって浄化されているのです。

しかし、現在、世界中で数多くの野生動物が絶滅の危機に瀕しており、この生物多
様性が失われつつあるのはご存知でしょうか?IUCN(国際自然保護連合) がまと
めた2009年版のレッドリストには絶滅する可能性が高い種として、8


CO2削減で温暖化対策

2010-05-28 [記事URL]

▼詳細
最近は企業や地域などでも地球温暖化の原因である二酸化炭素排出量の削減を
目標に様々な活動に取り組んでいるのを目にするようになった為、環境問題と言
われて、真っ先に思い付くのが地球温暖化という方が多いのではないでしょうか。

地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素は、石油や石炭など化石燃料の燃焼
などでも多く排出されていますが、実は人が1日生活する際にも多く排出されてい
るのです。1日の生活の中で、一人一人がどれだけ二酸化炭素排出量を削減出来
るかによって、地球温暖化がこれ以上悪化するか、しないか変わってきます。

日本は世界でも4番目に二酸化炭素を排出している国です。二酸化炭素の排出量
を少しでも減らす為には私達一人一人が身近でできる対策をしていかなければなり
ません。

私達が身近出来る二酸化炭素排出量削減の対策として

①エアコンの温度を1℃下げる
冷房などの設定温度は1℃下げるだけで一世帯あたり12.4kgの二酸化炭素を
削減することができます。これは500mlのペットボトル約1万300本分に相当
します。

②冷蔵庫の周りに隙間をあける
冷蔵庫は、周囲(側面・背面・上部)が壁に囲まれていると、冷蔵庫自体の熱を
充分に発散させることができず、電気使用量が増えてしまいます。熱を発散させ
効果的に冷気をつくり出すためには、周囲に適切な隙間をつくることが大切です。

③シャワーはこまめに止めること
シャワーはつい出しっぱなしにしがちですが、1日1分シャワーを使用する時間を
短くするだけで省エネになります。こまめにお湯を止める習慣を身につけることが
大切です。

④洗濯物はまとめ洗いをする
少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯物の容量に合わせて、洗濯回数を少なく
した方が電気使用量も減らす事が出来る上に経済的です。

私達一人一人が二酸化炭素排出量を削減すると言う事は、生活習慣や考え方など
根本的な改革が必要になってきます。しかし、これから先の未来は勿論ですが、地
球温暖化の悪影響は私達にも異常気象など様々な形で降りかかってきています。

少しでも地球温暖化の悪影響を無くす為にも、二酸化炭素排出量の削減は行な
っていかなければならない事だと思います。自分達の生活の中でできる限りの対策
を行う事が今、必要とされています。


重油流出と海の生態系

2010-05-14 [記事URL]

▼詳細
4月22日にアメリカ南部ルイジアナ州沖の石油掘削施設で大規模な爆発が発生
し、大量の原油が海に流出するという事故がありました。原油の流出は今もまだ続
いており、1日あたり約500キロリットルから4000キロリットルと推定されており、
事故が収束するまで約3ヶ月掛かるとも言われている為、総流出量は4万トンから
30万トンにもなると現在予測されています。

この事故により自然環境、社会生活、漁業、観光業への悪影響が懸念されていま
したが、既に漁業地域で原油に塗れ、死んでしまっているカツオドリが2羽見つか
る等、目に見える形で重油による悪影響が現われ始めています。

重油の流出現場には絶滅危惧種のウミガメやイルカが生息しており、重油によっ
て生態系に重大な悪影響を及ぼしてしまうのではないかと言われています。環境
保護団体によると、野鳥や海洋生物など約400種が現在危険な状況に晒されて
いるのです。

また、今回の事故は野鳥や海洋生物への影響だけでなく、多くの生物が餌として
いる、海底の堆積物に生息している二枚貝やチューブワームやプランクトンが原油
で死滅する可能性があります。

原油に塗れてしまった鳥など比較的大きな生物は救援隊員が鳥の体を洗い、治療
する事が可能ですが、人間の手ではプランクトンなど小さな生物から原油を取り除く
事は出来ません。

二枚貝やチューブワーム、プランクトンなど小さな生物は食物連鎖の最下層に位置
している重要な生物です。最下層の生物が全滅してしまった場合、生態系のバラン
スが崩壊し、様々な生物も絶滅してしまう可能性があるのです。

海の生態系のバランスが崩壊すると、海洋生物の多様性が失われる事になります。
日本でも、スーパーなどでも売られている魚の種類が少なくなっているなど、影響が
出ています。海の魚が減っても養殖があるから大丈夫と思うかもしれませんが、魚の
養殖を行う際にも、大量の小魚などの餌が必要になります。

過去の大きな油流出事故は1978年に発生したアモコ・カジス号による英仏海峡
一帯を汚染した事件、1989年のエクソン・バルディーズ号によるアラスカ湾を汚染
した事件、1997年に日本海沖で発生したナホトカ号の事件があります。

いずれの事件も今回のメキシコ湾で発生した重油流出事故と同様に、海に大きな
被害を引き起こしています。たった1回の事故だとしても、海洋生物や海そのもの
にも深刻なダメージを負わせ、元の海の環境に戻る為には長い時間が必要です。

油流出事故による各国の準備・対応・協力体制を目的として、国際海事機関がOP
RC条約(1990年の油による汚染に関わる準備、対応及び協力に関する国際条約
または油濁事故対策協力条約)を採択し、2006年2月現在、86カ国が締約してい
ます。

今回の重油流出事故を一刻も早く収束させる為には各国の協力体制、対応が要
となってくるでしょう。これ以上、この様な事故や事件で環境に対して被害を出さな
い為の対策をどう行っていく事が各国の取り組むべき課題になると思います。


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