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エコドライブを実践してみましょう!

2010-08-20 [記事URL]

▼詳細
高速道路無料化が一部試験的に行われ、お盆などの長期休暇ではマイカーを利用
して旅行やレジャーに行かれた方は多いのではないでしょうか。最近はハイブリッド
車や電気自動車など環境に配慮した車が多く世の中に出回っていますが、ただ環
境に配慮した車を乗っているだけでは、環境への負担が多く減るという訳ではあり
ません。

そこで、今回ご紹介したいのがエコドライブです。エコドライブとはその名の通り環境
に優しい車の運転方法です。まずはこのエコドライブとは正反対の運転方法につい
て挙げてみたいと思いますので、普段されている運転方法と照らし合せてみて下さ
い。

①急発進・急加速をしている
②運転時の速度が安定していない、車間距離をつめる癖がある
③エンジンブレーキをあまり使用しない
④常にエアコンを使っている
⑤アイドリングを多用している

如何でしょうか。これらの項目とは正反対の運転方法を行う事で、環境に配慮したエコ
ドライブを行う事が可能です。エコドライブの具体的な方法は以下の通りとなります。

①ふんわりアクセルeスタート
信号が青になったから直ぐに発進するのではなく、緩やかに発進する事で、燃費が
約11%改善する事が出来ます。目安としては最初の5秒で時速20kmまでの加速
が理想的です。

②車間距離をあけ、運転速度を安定させる
車間距離を充分にあけ、一定の安定した速度で走行しない場合、加減速の機会が
増えてしまい、市街地では約2%、郊外等では約6%燃費が悪化してしまいます。

③エンジンブレーキを使用する
エンジンブレーキを用いると車の燃料の供給が停止され、約2%の燃費が改善する
事が出来ます。

④エアコンの使用を控える
外気温が25度の時にエアコンを使用すると、約12%もの燃費が悪化してしまいま
す。ちょっと暑いなと思った時は風通しと良くすると体感温度が下りますので、車の
窓を2つ以上開けたりすると涼しく快適に運転する事が出来ます。

⑤アイドリングストップを心掛ける
荷物の積み下ろしを行う為にアイドリングを10分間行うと、130ccもの燃料が無駄
になってしまいます。例えば、1日平均10分間、信号待ちでアイドリングストップを
1年間続けると、車によって差はありますが、ガソリン料金は約47リットル(約6


二次利用水で打ち水を!

2010-08-11 [記事URL]

▼詳細
ここ最近、ニュースなどで良く目にする様になった『打ち水』。庭や道路などの屋外
に水を撒くという昔からの日本の風習ですが、近年全国の市町村が都市部のヒー
トアイランド対策として一斉に打ち水を行うという計画を進めたりなど注目を集めて
います。

打ち水には、気化熱によって庭や道路の熱を下げるだけでなく、埃を抑える効果も
あります。また、打ち水という行為には場を清めると言う神道的な意味合いもあり、
玄関先で行う打ち水は、本来「来客への心遣い」の一つとして行われていました。

全国の市町村が進めている打ち水を行う計画には作法(基本ルール)が決められ
ているのはご存知でしょうか。まず第一前提として、水道水を使わずにお風呂やシ
ャワーの残り水、雨水、台所のすすぎの残り水、米のとぎ汁などの二次利用水を
使用する事。

そして朝か夕方の涼しい時間に行う事。これは夏の気温が高い状態で打ち水を行
っても、折角撒いた水が直ぐに蒸発してしまい、気化熱による気温上昇の抑制効果
があまり得られない為です。朝や夕方の気温が低い時間に行う事で、気温上昇の
抑制効果をより持続させる事が出来ます。

水を撒く場所も日向よりも日陰や風通しの良い場所に出来るだけ大勢で広範囲に
行うと、より効果を持続させる事が可能です。また、注意しなければならないのが、
車の通りが多い場所やカーブの途中、交差点、マンホールの上へ水を撒いてしま
うと滑りやすくなってしまい大変危険ですので注意しましょう。

市町村で推奨されている打ち水にはヒートアイランド対策という意味も勿論あります
が、二次利用水を使用する事をきっかけに水の大切さを知って欲しいという意味も
あります。

と言うのも現在、世界的に水(飲料水)不足が問題となっています。ですので打ち水
を行う際に二次利用水を使用する事で、お風呂の残り水や雨水等も、私達が普段
何気なく使っている水も限りある貴重な資源である事、水の使い方について見直
して頂ければと思います。


熱帯化している日本

2010-08-06 [記事URL]

▼詳細
ここ最近、日本列島全体がほぼ毎日最高気温が30度を越すという真夏日が続い
ています。暑さの影響で内陸部を中心に熱中症で病院に搬送される方も、今年に
入ってから急増している事から、今年の夏の暑さはかなり厳しいものだという事が
伺えます。

さて、この30度を軽く越える暑さや、都市型のゲリラ豪雨、台風の大型化など、こ
こ最近ニュースなどでも良く聞くようになりました。異常気象とも言うべきこの天候
はまるで東南アジアの天候に良く似ていると思いませんか?

近年、日本は熱帯化していると言われています。上記で挙げた最高気温が30度
を越えたり、スコールを思わせるゲリラ豪雨が降ったり、大型の台風が日本列島を
襲う以外にも、今まで普通に作られていた農作物が天候の変化によって不作にな
ってしまったり、今まで作る事が出来なかった南の方の農作物が作れる様になった
りなど影響は様々あります。

熱帯化による影響は今ご紹介したもの以外にも多く発生しており、その中で現在問
題視されているのが『熱帯感染症』であるデング熱です。このデング熱は蚊を媒介し
て伝染する感染症で、重症化してしまうと口や目、鼻などの粘膜から出血してしまい
最悪、死に至ることもある恐ろしい感染症です。

現在、このデング熱は日本のすぐ南に位置している台湾で発生しています。と言う
事は、いつ日本にこのデング熱が上陸し、感染の流行が起きても不思議ではない
状態にあると言っても過言ではありません。

現在起きている日本の熱帯化の原因は様々あると言われていますが、一番の原因
は二酸化炭素排出量増加による『地球温暖化』だと言われています。

先週ご紹介させて頂きました『豪雨の原因』も含めて、今様々な形で地球温暖化が
原因だと思われる現象が各地で発生しています。また、その現象は思ってもいない
様な形で私達に影響を及ぼします。

ただ単純に猛暑ですとか、豪雨だから困るだけで終わらせずに、何故その様な異常
気象や現象が発生してしまっているのか、そしてその原因に対して何か出来る事は
無いのかを一人一人が考え行動していく事が、今必要とされているのでは無いでし
ょうか。


豪雨の原因と地球温暖化の影響

2010-07-30 [記事URL]

▼詳細
7月に入ってから九州四国地方を中心に記録的な豪雨が襲い、浸水や土砂崩れな
どを始めとした大きな被害が各地で発生しました。今回のこの記録的な豪雨は『湿
舌』の存在が非常に大きな原因として挙げられます。

『湿舌』とは、暖かく湿った空気が風の影響で狭い範囲に流れ込むという現象で、等
圧線の形が舌を出した様な形である事から、そう呼ばれています。特に湿舌の先端
付近では大雨になるおそれがあります。

天気図には大荒れの天気になる様な発達した低気圧や台風は見当たらないけれど
も、集中豪雨により大きな被害をもたらす事が多い事から湿舌は『姿なき台風』と呼
ばれます。

今回の集中豪雨は、この湿舌の先端付近が丁度九州や四国地方にかかる様な形
になってしまった為、豪雨が襲い、浸水や土砂崩れなどが発生してしまったと言って
も良いでしょう。

また今回、九州四国地方を襲った豪雨は、農林水産関係にも大きな被害を及ぼし
農作物の流出や、冠水、鶏舎の損壊、家畜の埋没、漁港の埋そくなど被害総額は
トータルで125億円に上ると農林水産省で発表されています。

元々湿舌による集中豪雨は昔から見られていたものではありますが、ここ近年多く
なってきていると言われています。多くなってきている原因の一つとして『地球温暖
化』が関係しているのではないかと言われています。

と言うのも暖かい大気はより多くの水分を含む事ができ、大気中の水分が多くなれ
ば多くなる程、雨の降り方は激しくなります。これから先、地球温暖化が進み、地球
の温度が高くなると今回の様な集中豪雨が降る頻度も多くなってくるでしょう。

集中豪雨などの異常気象は私達の力で直ぐに無くせるものではありませんが、地
球温暖化に対して私達が出来る事は多くあります。一人一人が地球温暖化に対し
て行動をしていけば、異常気象などは少なくなっていくかもしれません。


何故マイ箸を使う事が推奨されているのか

2010-07-23 [記事URL]

▼詳細
ここ最近、マイ箸を持とう・使おうという運動や意識がメディアなどによって広まって
きています。何故使い捨ての割り箸ではなく、繰り返し使えるマイ箸を使うという事
が推奨されているのかを今回改めてご紹介したいと思います。

日本で割り箸が初めて登場したのは江戸時代末期とで、最初はうなぎ屋が酒樽の
端材を用いて使用していたそうです。その後、手軽・安価・使いまわさない事から清
潔感があるなどのメリットから、日本で広く普及していきました。

当時は先程にも挙げた様に酒樽の端材や材木の残り、森林の状態を良くする為に
伐採された間伐材などを用いて日本では割り箸が作られていましたが、現在は海
外からの安い輸入品に押されてしまい、日本で使われている割り箸の9割以上は
中国からの輸入品で占められ、国産の割り箸の姿は殆ど見ることが出来ません。

日本では現在、年間およそ250膳(一人あたり200膳)もの割り箸を使い捨ててお
り、その殆どが割り箸の為だけに海外の森林から伐採された木が使われています。

無計画かつ大量に伐採された後の森林や木材生産地では、伐採による影響で洪
水が起きてしまったり、ゴミとして捨てられた割り箸を焼却する際に発生するCO2の
排出量による温暖化への影響などが問題となっています。

その為、最近割り箸ではなく『マイ箸』の使用を推奨する団体や、メディアによる宣
伝が増えてきたのです。それにより、多くの人がマイ箸という言葉や、持とうとする
意識が広まってきました。

一人一人が何故安価な使い捨ての割り箸ではなく、マイ箸を持つ事・使う事が推奨
されているのかを考え、マイ箸を常に持って使用したり、間伐材を利用した国産の割
り箸を選んで使ってみるなど、意識や習慣を見直して変えていく事が大切なのでは
ないでしょうか。


アリの生態と対策

2010-07-16 [記事URL]

▼詳細
本格的に暑くなってきたのもあってか、ここ最近アリに関するご相談が多くなってき
ました。今回は飲食店などでもお困りの方が多いアリの生態などについてご紹介
させて頂きます。

アリ類というのは膜翅目アリ科に属する昆虫の総称を指し、多くの陸上生物の中で
最も繁栄している群の一つです。種類は多く、世界では約9


光化学スモッグ

2010-07-09 [記事URL]

▼詳細
日差しが強い日によく光化学スモッグ注意報や警報が発令されているのを町内や
市の放送で耳にする方は多いのではないでしょうか。この光化学スモッグ、実際どう
いうものなのか、何が原因で発生するものなのかご存知でしょうか?

光化学スモッグは、工場や自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素が
日光に含まれる紫外線によって光化学反応を起こし、人体に有害である光化学オ
キシダントやエアロゾルという物質に変化し、スモッグ状になったものを指します。

夏場など日差しが強く、風が無い、または弱い日に発生しやすい傾向にありますの
で、これからの日差しの強い日は注意する必要があります。

光化学スモッグが人体に及ぼす影響は、目がチカチカする、異物感や傷みがある、
喉の痛みや咳、皮膚の発赤などがあります。これらは症状の中でも比較的、軽症の
ものとなりますので、早めに処置などを行えば、重症化する事はありません。

また、重症化すると呼吸が苦しくなる、手足の痺れや、頭痛・眩暈、発熱、意識障害
などの症状が現れ、医療機関を受診する必要が出てきます。

空気中のウィルスはマスクである程度防ぐ事が可能ですが、光化学スモッグの有
害なガスはマスクで防いだり、除去する事は難しい為、光化学スモッグ注意報や警
報が発令された場合は、窓を閉め、外出を控える事が光化学スモッグの悪影響か
ら身を守る最善の方法になります。

また、光化学スモッグの有害性は、人体への悪影響と症状だけでなく、植物の葉が
変色し、枯れ落ちてしまう事から、非常に高いものだと伺う事が出来ます。

私達人間だけでなく、植物や他の生物にも悪影響を及ぼしてしまう光化学スモッグ
は先に挙げた通り、私達が使用している車や工場から排出されるガスに原因がある
のです。

直ぐに光化学スモッグの発生を無くす事は難しいものではありますが、車の使用を
控える等、排気ガスの量を抑えようという意識を一人一人が持つ事によって、直ぐに
は結果が出なくとも、今後光化学スモッグの発生に対する対策等に世間ももっと目
を向ける様になるのではないでしょうか。


スウェーデンがエコ先進国と言われている理由

2010-07-02 [記事URL]

▼詳細
ここ数年、地球温暖化を始めとした環境問題がニュースや話題に取り上げられる様
になり、それに伴って個人でもすぐに始める事が出来るエコ活動や習慣も取り上げ
られる様になりました。

スウェーデンやフィンランドなどを始めとした北欧諸国は、このエコ活動や習慣の先
進国と言われています。今回は北欧諸国の1国、スウェーデンのエコ活動・習慣に
ついてご紹介したいと思います。

基本的にスウェーデンでは、売られているペットボトル飲料やジュース等の缶に“P
ANT(パント)“という文字と数字が書かれています。この数字は金額を表しており、
スーパー等にある専用の回収機に入れると、書かれている金額分のバーコード付
レシートが出てきて、レジで換金、もしくは精算時に書かれている分を現金として扱
ってくれます。

この様なペットボトルや缶の飲料を購入時にデポジット代を支払い、ボトルや缶を返
す事によってお金が戻ってくるという仕組みです。この仕組みはほんの少し昔の日本
でも、ジュースや醤油を購入する際に10~30円上乗せし、お店に空き瓶を持ってい
くと瓶代を返金してくれると言うシステムがありました。

この様な仕組み以外にも電球や電池のリサイクルボックスや、飲料のパック、トイレ
ットペーパーの芯などの厚紙、新聞紙やコピー紙、瓶、金属は、それぞれの分別ゴミ
箱が街の何箇所かに設置されており、自分で捨てられるようになっています。

また、制度や町中の設備だけでなく、国民一人一人の意識の高さも注目するべき
点です。例を挙げると、買い物袋などのプラスティックを無駄に使わない事が挙げ
られます。スーパーなどに買い物に行く際には必ず袋を持参しています。

その袋も少し傷んだからと直ぐに新しいものにせず、繰り返しボロボロになるまで使
用する、というのがスウェーデンでの流儀になるそうです。また、買い物の際も、個包
装になっているもの・過剰包装になっているものは避け、余計なゴミが出ない様にし
ているそうです。

この様な考え方や意識は、江戸時代の日本でも「ものを最後まで大切に使い尽くす」
という考えの下、衣服のほつれなどは繕ったり、分解して別のものにしたり、最終的
には、雑巾にしたりなど、江戸時代の人々は自然に今で言うエコ活動を行っていた
のです。

エコ先進国と言われているスウェーデンや北欧諸国が行っているエコ活動や意識か
らは、かつての日本の姿を垣間見る事が出来ます。今私達に必要とされているのは
「ものを最後まで大切に使い尽くす」というかつての日本人が持っていた意識を、再
び持つという事なのかもしれません。


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