冬に突入!?飲食店向け食中毒対策
2017-10-20 [記事URL]
ここ最近ぐっと寒くなり、冬のコートやマフラーをタンスから取り出した方も少なくないのではないでしょうか。
今週の17日に、宮崎刑務所で食中毒が発生したと仙台市が発表しました。
223人もの入所者が、3~10日に腹痛や下痢を訴えたそうです。
食中毒の発生ピークは夏場と言われていますが、寒い冬でも、充分食中毒リスクがあることが分かります。
そこで今週は、飲食店向けの食中毒対策についてご紹介致します。
【飲食店向け食中毒対策】
①前日調理はしない
大量に調理をした食材は無酸素状態になり、ウエルシュ菌が繁殖しやすいです。
調理後は出来るだけ早く料理を提供しましょう。
どうしても食材を保管しなければならない時は、平らな容器に小分けをし急速冷凍した後冷凍・冷蔵保存をするようにしましょう。
冷凍食品の解凍は必ず電子レンジで行い、自然解凍はしないようにしましょう。
②低温保存をする
食中毒は高温多湿の環境で起りやすいです。
食材を搬入する時も用心して「温度」や「保存状態」をチェックし、絶対に放置をせずに速やかに冷蔵庫へ移すことが大切です。
冷蔵庫は10度以下(5度が望ましい)、冷凍庫は-18度以下に保つことを徹底しましょう。
③二次汚染に注意する
レジの後にそのまま食材を盛り付ける…
調理用手袋をしたまま電話に出て、その後そのまま調理を再開する…
これらは最悪なパターンです。
調理以外のことをした際には、必ず手を良く洗ってから調理を再開しましょう。
その他にも、まな板や包丁などの調理器具は、「ピンクは肉類」「ブルーは海鮮類」「グリーンは野菜類」といった形で用途や食材別に分けて使うようにすることを推奨します。
④殺菌処理をする
加熱をすると、細菌を殺すことが出来ます。
しっかり焼く、しっかり電子レンジで温めるということを徹底して行いましょう。
また、まな板・包丁・スポンジ・布巾などの殺菌も非常に大切です。
ぬるま湯で洗った後に、中性洗剤を使ってしっかり洗います。
最後に熱湯をかけるなどをして消毒し、よく乾燥させてから保管しましょう。
また使うときには、食品用アルコール消毒剤を噴霧すると効果的です。
―いかがでしたでしょうか。
寒くなった今こそ、食中毒を警戒してしっかりと対策したいものです。
弊社では殺菌・消毒サービスも行っております。
食中毒が起こる前、起きてしまった後、お気軽にご相談下さい。
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