2009-08-28 [記事URL]
▼詳細
最近はエコカー減税などの政策もあって、環境に配慮したハイブリッドカーなどを良く見るようになりました。
確かにハイブリッドかーや電気自動車など環境に配慮した車と通常の乗用車では、排出ガスの量が違ってきますが、それだけではまだまだ環境に優しいとは言えません。
そこで最近注目されているのが『エコドライブ』です。
その名の通り、環境に優しい自動車の運転方法になるのですが、具体的にどういった運転方法が『エコドライブ』になるのか。
今回はこのエコドライブについてご紹介したいと思います。
①ふんわりアクセルeスタート
急発進ではなく、緩やかな発進により、燃費が約11%改善出来ます。
最初の5秒で時速20kmまでの加速が目安になります。
②加減速を控える
車間距離をあけ、一定速度で走行しないと加減速の機会が増え、市街地では約2%、郊外などでは約6%、燃費が悪化します。
③エンジンブレーキを使用する
エンジンブレーキを用いると、燃料の供給が停止され、約2%燃費が改善出来ます。
④エアコンの使用を控える
外気温が25℃の時、エアコンを使用すると、約12%も燃費が悪化します。
⑤迷惑駐車をしない
駐車車輌を避ける際に速度を落とすと、約30%の燃費悪化になります。
10%、燃費が向上すると、ガソリン代は約9%削減する事ができ、
20%向上出来ると、ガソリン代は約17%削減出来ます。
環境と家計に優しいエコドライブを、是非とも実践してみて下さい。
2009-08-21 [記事URL]
▼詳細
最近、『カーシェアリング』と言う言葉を良く耳にする様になりました。
カーシェアリングは言葉の通り、車を『所有』するのではなく、『共有』するシステムです。
現在、日本では約5000台もの乗用車が存在しています。
乗用車だけでなく事業者も含めると、その台数は更に大きなものになり、
この多くの車が消費する燃料や、排出される温室効果ガス(二酸化炭素)は、環境問題を考えるにあたって、見逃す事は出来ない点になります。
そこで注目されているカーシェアリングは、1台の車を複数の会員で共有し、決められた料金を支払い、車を使用すると言うシステムですので、乗用車の総台数や無駄な維持費用、保険や税金などを支払わずに済むというメリットがあり、尚且つ、上記で挙げた温室効果ガスの排出量削減の効果もあります。
日本では、認知度や普及度がヨーロッパなど欧米と比べるとまだ低いのが現状です。
普及しない理由の一つとしては、カーシェアリング事業者と公共交通事業者との連携が無い事が挙げられています。
カーシェアリングは、マンションなどの集合住宅にサービスを組み込む事が効果的ですが、今後、法規制などの様々な見直しが必要です。
2009-08-12 [記事URL]
▼詳細
ゴミ集積所のゴミを荒らし、人を威嚇・襲うなど、カラスに対して私たちは良いイメージを持っていません。
特に都内では、ゴミ集積場や巣の付近で人が襲われるケースが多く報告されています。
さて、何故都会でカラスが大繁殖してしまったのでしょうか。
原因は色々とありますが、『生ゴミの大量に捨てられている事』が一番の原因と言っても良いでしょう。
カラスにとって栄養価の高い食物が多く含まれている生ゴミが多くあり繁殖率が高まり、
尚且つ都会ではカラスの天敵はほとんど居ない為、大繁殖してしまいました。
また、人の近くにある生ゴミを餌とする事で人に慣れてしまい、巣作りも人の近くで行われる様になってしまっています。
カラスは縄張り意識が大変高い為、人が巣に近づいただけで人や動物に攻撃を仕掛けてくるそうです。
特に、繁殖期から雛の巣立ちの時期(3月~8月頃)は親カラスが大変、凶暴になるので注意が必要です。
カラスを都会で増やさない様にする対策としましては、『生ゴミを食べられない様にする事』が大切です。
勿論、普段から生ゴミを極力出さないようにする事も大切ですが、日常生活において生ゴミはどうしても出てしまうものなので、その出てしまった生ゴミを如何にカラスに食べられない様にするかをご紹介したいと思います。
・カラスは視覚で餌を探すので、紙などで包み、見えなくする
・蓋付きの容器に入れる
・ゴミは決められた曜日、時間を守って出す
他にも、カラス対策で防鳥ネットを用いている場合は、
・ゴミ袋がネットからはみ出さない様にする
・ネットを持ち上げられない様に重りを付ける
という対策が必要になってきます。
カラスを始めとした野生の動物が、自然の生活をする為には、人と動物の間に一定の距離が必要です。
人が生ゴミと言う餌を大量に出してしまった事により、カラスが本来の生き方が出来ず害獣扱いされているのですから、ただ退治や巣の撤去をするだけではなく、根本的な見直しが必要なのではないでしょうか。
2009-08-07 [記事URL]
▼詳細
最近よく聞くようになった『打ち水』は、江戸時代から伝わっている日本人の知恵の1つです。
この打ち水には、水が蒸発する時に周囲の熱を奪う『気化熱』で、
地面の温度を下げて涼しさを生み出したり、道路などの埃を抑える効果があります。
昔からある習慣ですが、ここ数年でエアコンなどの電化製品に頼らずに涼しくなる方法として
注目されており、東京都を始めとした都市部ではヒートアイランド対策として、
一斉に打ち水を行うと言うイベントも多く行われ、全国各地のNPOや市町村では
キャンペーンも行われています。
これらのイベントやキャンペーンでは、出したばかりの水道水ではなく、
環境に配慮し、使い古した水を再利用する事がルールになっています。
ただ、使い古したと言っても見るからに汚い水ではなく、前日のお風呂の残り湯などを
使用するのが一般的です。
打ち水を行う際は、やり方を間違えると効果を得られない事があるので、
次のポイントに注意して下さい。
①時間…日が高い時にアスファルトに打ち水をしても直ぐに蒸発してしまい、
気化熱の効果が得難い為、朝や夕方など日が高くなく、気温が低い時間に行いましょう。
②少量ずつ撒く…ホースなどで一度に大量に撒くのではなく、バケツなどの容器に入れた水を
少量ずつ撒き、地面がしっとりと濡れている状態にするのが好ましいです。
2009-07-31 [記事URL]
▼詳細
ここ数年、全自動洗濯機の中でも、洗濯乾燥機が特にシェアを広げています。
この洗濯乾燥機は、天候や時間を気にする事なく洗濯出来るのが
人気の理由と言われています。
最近では、節水が出来てお財布や環境にも優しい省エネタイプの洗濯機も、
数多く出てきています。
しかし各商品によって差はありますが、洗濯のみの消費電力量に比べて、
乾燥時の消費電力量は10~60倍にも増えてしまうそうです。
消費電力量だけでなく、二酸化炭素排出量も同様に増えてしまいます。
梅雨を始めとした天候や気候などの問題もありますが、
家計にも環境にも負荷がかからないので、是非とも洗濯物は
天日干しで乾燥してみて下さい。
また、洗濯乾燥機のカタログには消費電力量などが記載されていますので、
もし洗濯乾燥機の購入を検討している場合は、そちらを参考にしてみると良いでしょう。
2009-07-24 [記事URL]
▼詳細
今の時期、一番電気代がかかる電化製品はエアコンと言っても過言ではありません。
このエアコンは、皆さんもご存知かとは思いますが、環境問題に深く関わっており、政府も対策を出すなどしています。(チームマイナス6%など)
エアコンは賢く使う事で、環境は勿論、家計の負担も軽くなります。
体にも負担が掛かる過度なエアコンの使用は避け、必要最低限の使用がポイントです。
そこで、いくつかエアコンを使用する際に気をつけたい項目をご紹介いたします。
①出来るだけ服装で体感温度を調整し、部屋の冷やしすぎに注意する
②カーテンやブラインドを閉め、冷房効率を高める
③上記の項目を実施した上で冷房の設定温度を28℃を目安にする
④長時間使用しない場合はコンセントから抜き、待機電力をカットする
⑤湿度が高い場合は除湿のみにする
また、室外機の前や上に物を置くと、空気の循環効率が悪くなりますので、室外機の状態も確認すると良いでしょう。
フィルターをこまめに掃除する事も、冷房効率が良くなるので是非とも行って下さい。
2009-07-17 [記事URL]
▼詳細
最近、ニュースや新聞などで見かける「レアメタル」というのをご存知でしょうか?
レアメタルは、産業界での流通量・使用量が少なく希少な非鉄金属などを指します。
(非鉄金属…金や銀、貴金属以外で産業に利用される金属)
レアメタルは携帯電話など日本の高性能製品を製造する上で必要不可欠な上、世界的にも需要が高まりつつあるので、価格が高騰し、調達が難しくなっているのが現状です。
なので日本では、このレアメタルを調達出来る使用されなくなった大量の携帯電話や家電製品の回収に対して注目し、義務付ける計画が進められているそうです。
ここで問題になってくるのが、携帯電話の回収です。
携帯電話は現在、買い換えるだけで高額な上に、個人情報や音楽、写真データなどが蓄積されており、それをただ義務化して回収する事は実質、難しいでしょう。
しかし、現時点で希少とされているレアメタルが、今後の携帯電話や高性能機器の需要の拡大により、今以上に手に入りにくいものとなれば、「飽きたから機種変更しよう」と気軽に機種変更を行えなくなる可能性があります。
回収の義務化についても勿論ですが、私達も携帯電話などのリサイクルについて、今一度考えるべきではないでしょうか。
2009-07-10 [記事URL]
▼詳細
太陽光線には有害な紫外線が含まれていますが、これをほとんど吸収してくれるのがオゾン層です。
オゾン層は、地上約20km上空の成層圏に広がっており、地球を覆っていますが、今現在、オゾン層が極端に薄くなっている「オゾンホール」が増え、オゾン層全体の量が10~15%、最大時では30%も減少しているそうです。
このオゾン層が10%減少すると、皮膚がんなどを始めとした病気の発生率が26%も増えると言われています。
具体的には免疫力の低下や、白内障、そして皮膚がんが代表に挙げられます。
特に、5月から9月の紫外線は1年間でとても強い為、外出する際は直射日光を避けた方が良いでしょう。
他にも、人体だけでなく農作物や漁業にも紫外線の影響は出ており、大豆は紫外線の影響で生育障害が起き、収穫量が減っていたり、漁業では有害な紫外線の影響で海中のプランクトンが大幅に減り、餌が無い魚が減ってしまい漁獲高がダウンしているケースも報告されているそうです。
このオゾンホールはフロンガスが原因とされていますが、更に地球温暖化の原因物質でもあります。
フロンガスは冷蔵庫やエアコン、工場の洗浄剤やベッド、ソファーを始め、発砲ウレタンの発砲剤としても使用されています。
最近では、ノンフロンの製品もありますが、全体的に見るとフロンガスを使用している製品が多く使われているそうです。
オゾンホールとフロンガス対策としましては、
・日除け対策の徹底(帽子や長袖、サングラスの着用、日焼け止めクリームを塗る
・フロン製品を購入しない、廃棄しない(フロン製品はスクラップになった時点でフロンガスを発生させます)
・メーカーや販売点などにノンフロン製品を求める
普段のちょっとした心がけと行動で、フロンガス抑制と皮膚がん予防をしてみてください。