2012-12-25 [記事URL]
2012-12-21 [記事URL]
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皆様こんにちは。
冬真っ盛りで、気温も低く、こたつが恋しい季節になりましたね。加湿器を使用し、乾燥対策をしっかり行いましょう。
今回は動物由来感染症“クリプトスポリジウム症”について紹介したいと思います。
ウシ、ネコ、ニワトリ、ネズミなどの腸内で繁殖したクリプトスポリジウムのオーシストという嚢子(のうし)(休止状態の原虫)を摂取することでおこる感染症です。
1997年の夏に、町営水道や給水施設を介したクリプトスポリジウム感染によって大規模な集団下痢(げり)症が発生したことで、水系感染症として注目されています。
症状としては、発症者は一般に年少児に多く、下痢と腹痛がみられます。 幼児や、エイズなどで免疫機能が低下した人に感染すると、下痢は激しく、ときに水様性下痢とともに嘔吐、発熱がおこり、重症化することがあります。
クリプトスポリジウムは、消毒薬に強い原虫(非常に小さい寄生虫の1種)で一般的な水道水の消毒薬である塩素消毒では、死滅しません。また、外界でも数ヶ月に渡って生き続けます。近年では水泳プールを介した集団感染も注目されています。
また、30個程度の少数の原虫でも感染させることが出来るので、たまたまコップ1杯飲んだだけの旅行者にも感染します。感染して5日から10日で下痢が始まります。
消毒液には強いですが、熱には弱いので、水道水や井戸水を使用する場合は煮沸してから使用しましょう。また、その他で感染を防ぐには汚染された河川で泳がないことです。
主には動物からの感染になるので、動物を触った後や、土・川水を触った後はよく手を洗いましょう。
2012-12-20 [記事URL]
2012-12-18 [記事URL]
冬真っ盛り、北関東営業所では特に山間部へ行く際は路面凍結しているくらいです。 普通に-0℃ですから。 そんな環境でも、お店の中は暖かい為ゴキブリにはお構いなし。 駆除に駆除を重ね、見えない所へ見えない所へとゴキブリも移動していきます。2012-12-13 [記事URL]
12月に入り、急激に寒くなってきましたね。 しかし、寒くなってきたとは言え、飲食店の厨房は年中暖か。 よく冬はゴキブリがいなくなるんでしょと聞かれますが、答えは「NO」です。 まぁ、外気が寒くなってくれば見えるところに出てくる頻度は減りはするのですが・・・ さて、今回は、環境の改善が必要なケースについてお話します。2012-12-11 [記事URL]
2012-12-07 [記事URL]
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皆様こんにちは。
12月に入り、急に冷え込んできました。乾燥していると風邪を引きやすくなるので、乾燥対策をしっかりしましょう。
さて、今回は主に老人ホームなどで感染する、ヒゼンダニについて紹介したいと思います。
ヒゼンダニは非常に小さいダニで、肉眼では見えません。疥癬虫とも呼ばれ、皮膚の角質層内に寄生して疥癬という皮膚感染症を起こします。
洋ナシ型の体(顕微鏡下では円形に見えます)に短い4対の脚があり、腹部には横に走るひだが、背部には多数の短いとげのような突起があります。卵から幼虫、若虫を経て成虫(雄、雌)となります。
幼虫、若虫は皮膚のくぼみや毛穴に入り込み、穴を掘って隠れています。ダニには雄と雌がいて、交尾後、雄は死にますが、雌は皮膚の角質層内にトンネル(疥癬トンネル)を掘り、毎日2~3個ずつ卵を産み続けます。
卵から孵化し、幼虫、さらに成虫となり卵を産むまでの一世代の長さ(ライフサイクル)は10~14日です。人の体温が最も生活しやすい温度で、人体から離れると動きが鈍くなり、 16℃以下では動けなくなります。
疥癬に感染後、約1~2ヵ月の潜伏期間をおいて発症します。きわめて強いかゆみを伴い、皮膚症状は丘疹、結節、疥癬トンネルがあげられます。特に疥癬トンネルは疥癬だけに見られる特有なものです。
疥癬トンネルとは、主に手首、手のひら、指間、指の側面などにできます。また、寝たきりの高齢者や乳幼児では足にも発症します。
ヒゼンダニはこれらの部位にたどりつくと、角層内に体を潜り込ませた後、水平に掘り進みながら前進し、後方に卵や糞を残します。
幅は約0.4mm、長さは掘り始めてからの時間にもよりますが、多くは長くて5mm程度といわれています。トンネルの天井にあたる部位には等間隔に約0.2mmの穴があいています。トンネルの先端部には産卵中の雌成虫が潜んでいます。
感染経路としては、人と人との接触がほとんどで、寝具・衣類などから感染することもあります。集団生活が行われている高齢者福祉施設や養護施設などでは、集団発生の危険性もあるので注意が必要です。
感染拡大予防のためには早期発見が重要で、疥癬が疑われる場合は早期に皮膚科に検査を依頼すること、さらに一人の患者が見つかった場合、患者の家族や同じところで寝泊りした人など、無症状者にも検査を行うことが必要となります。
予防としては、感染した人に接触した場合は、まめに手を消毒石鹸で洗って、皮膚の清潔を保ちます。
寝具や着衣についているヒゼンダニについては熱湯消毒によって駆除します。ベッド周りやトイレなど皮膚片が落ちやすいところには、ピレスロイド剤のエアゾールを噴霧します。
感染しないためにも、身近なものからの対策が重要になります。
シーツ、下着、洋服などは毎日とりかえ、洗濯する時には、まずは50℃のお湯に10分間つけるといいでしょう。そして部屋の掃除を毎日電気掃除機で行いましょう。
2012-12-06 [記事URL]
12月に入り急に冷え込んできましたね。 着込む服が一枚多くなり、体を屈めて歩く人も目立ってきています。 そんな状況でもゴキブリは、暖かい場所を見つけ、確実に生き残っているのです。2012-12-05 [記事URL]