9月病について
皆様、こんにちは!厳しい暑さも過ぎ、ようやく朝夕涼しい季節となりましたね。皆様い
かがお過ごしでしょうか?さて、今回は「9月病」についてお話させて頂きたいと思います。
9月病の原因は、大きく分けて「ストレス」と「生活習慣」の2つがあります。
最大の原因はストレスです。そこに、生活習慣の乱れが大きく影響しています。8月のお
盆休みや、9月の連休後なかなか仕事をやる気が出ない、疲れが取れない、その様な人は
9月病になる恐れがあります。
9月病とは、夏休み明けに仕事のやる気が出ない症状の事をいい、お盆休みでやる気がで
ない所に、さらに気温の急激な変化や夏の疲れが重なってしまい、この様な症状が長く続
いてしまうのです。特に、何日間にも渡って倦怠感や疲労感が続く場合は注意が必要です。
この様な9月病の症状が長く続くと、仕事上で普段しない様なケアレスミスを連発する、
寝坊がちになってしまう等、影響が出てしまいます。9月病を改善するには、生活習慣を見
直して、なるべく早く元の生活のサイクルに体を慣れさせる事が大切です。
夏に冷房に当てられた体は、バランスを崩しやすくなっています。そこに秋の急激な気温
変化が加わった事が、9月病の原因の1つです。バランス良い食事と、温かい飲み物やスー
プを飲み、体を冷やさない様にしましょう。
寝る前に、パソコンやスマホを操作してしまう等の影響から睡眠の質が下がってしまい、
なかなか疲れが取れないのも9月病の原因です。寝る前には、極力画面を見る事は避ける
と良いでしょう。
夏休みや連休の時に、夜更かししてしまう事が多くないでしょうか?休日に睡眠時間を削
ってしまっては体調も当然良くなりません。休日に寝溜めするぐらいの意識を持ち、沢山
睡眠時間を取る様にしましょう。
9月病を改善する方法は、 夏休みにリフレッシュ出来たので、何事もすべて完璧にこなそ
うと意気込み過ぎてはいませんか?そのような意気込みはストレスを増大させてしまいま
す。ミスを受け入れる様な心構えで仕事に取り組みましょう。
誰かに相談したり、愚痴をこぼしたりする事でストレスが解消された経験をお持ちの方も
多いでしょう。自分の中で思い悩んでいるよりも、他者に相談した方がかえって問題は早
く解決するかもしれません。
寝る前の時間に自分の好きな事をする事で、ストレスを解消しましょう。ストレスが解消
された状態だと睡眠も効率よく取る事が出来るので、一石二鳥の方法だと言えますよね。
9月病は生活習慣の改善とストレスの解消で治す事が出来る病気です。
9月病は「病」という字が付いていますが、医学的な病名ではありません。しかし、適応障
害の一種ととらえられています。適切な対策を行っても、症状が長期に改善しない場合は、
積極的に病院を受診しましょう。
具体的な目安は「約1ヵ月」です。4週間を超えて不調が続く時には、迷わず受診する事が
必要です。2ヵ月も3ヵ月も先延ばしにするのは、よくありません。そして何も対策を講じ
ずに放置すると、どんどん症状が悪化してあっという間にうつ病に移行する可能性が高く
なります。
また、女性の場合は、9月病を更年期障害と勘違いして放置し、無理に我慢する事がありま
す。婦人科でも、メンタルの診断や治療を受けることができるので、ぜひ相談する事をお
勧めします。
「もしかして9月病かな?」と思ったら早めにこの様な対策を取って、充実した秋が過ご
せるようにしたいですよね。