風邪の予防は万全ですか?
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朝晩の冷え込みも厳しくなり、冬の足音が聞こえてきました。
風邪を引きやすいこの時期、みなさんの周りにも体調を崩されている方が多いのではないでしょうか?
風邪の基本的な予防法は、とにかく「手を洗う事」です。
風邪というと空気感染でうつるイメージがありますが、実は人と人の手を伝って感染することの方がはるかに多いのです。
ウイルスを持っている人が、くしゃみを手でふさいだり、目や手をこすったりした後、手を洗わずに受話器などに触れたとします。その受話器に別の人が触れ、その手で自分の目や鼻に触れると、そこからウイルスが侵入してきます。
手を洗う際は、意外に親指の洗浄が不十分になりがちです。
特に小さなお子様は手で触れたものを口に運びやすいので、ぜひ気をつけてあげて下さい。
もう一つ効果が高い予防法に、「うがい」があります。
うがいには口の中のウイルスや細菌を洗い流す効果があります。市販のうがい薬に含まれているヨード剤には殺菌効果があり、ウイルスの感染を減らす実験結果も報告されています。
しかし、これらの予防をしっかり行っていてもウイルスの侵入は完全には防げません。
そこで、侵入してきたウイルスに負けないように身体の抵抗力を高める事も重要です。
基本的には十分な睡眠、そして風邪に効く栄養成分を摂取する事です。
主にビタミンA、B群、C、E、パントテン酸・レクチン・シスタチンなどが挙げられ、これらの栄養成分をバランスよく摂取する事でウイルスの発症を減らすことができます。
また、予防に「マスク」をされている方も多いかと思います。ですがウイルスはとても小さく、マスクと顔の隙間から侵入してしまうので、感染予防にはあまり高い効果は得られません。
ただし、風邪をひいている人がマスクをすることには、咳やくしゃみによるウイルスの拡散量を減らす効果があります。
ご家族や同僚の中に、風邪をひいている方がいるときは、こまめなうがい・手洗いと、よく触れる部分の消毒・清掃を心がけましょう。