野菜からの食中毒!
2018-05-25
まだ5月ですが、日差しの強い日が続いていますね。
日中と朝晩の気温差が大きいので、寝具や衣類でこまめに対応していきましょう。
さて、そんな今週は、暖かくなるにつれ気になる「食中毒」についてご紹介致します。
ご自身やご家族の健康を想って、生の野菜のサラダや減塩した漬物などの加工をしていない、或いはあまり手の加えられていない野菜を提供&摂取する方は多いかと思います。
しかし、実は、健康のためにサラダを作っても、取り扱いを誤ると細菌が増えてしまい食中毒につながる可能性があるのです。
■野菜の感染源と予防について
野菜への感染源は、『土壌汚染などの、収穫までの汚染』『容器や包装紙などによる、輸送~保存までの汚染』『調理器具などによる調理段階での汚染』『その他、ネズミや害虫からの汚染』などが、挙げられます。
私たちの手元に届くまでの過程で汚染されるのは避けようがありません。
調理前の洗浄と殺菌は必須です。
また野菜を触る前にはきちんと手を洗い、調理中の細菌の増殖を防ぎましょう。
野菜への汚染は、一般に内部にまではみられません。
しかし、カットすると切り口で細菌が増えやすくなり、加熱しても取り扱いによっては細菌が増えてしまうので、早めに食べましょう。
すぐに食べないときは冷蔵庫に保管しましょう。
他にも、肉類・魚類と野菜はできれば作業工程を時間的に分ける事が望ましいです。
一緒に調理した肉や魚介類の汁が野菜や果物に付くことにより、細菌の繁殖に繋がります。
同時に扱う場合は、調理区域や使用器具は完全に分けましょう。
野菜の食中毒予防の殺菌方法は、「大量調理施設衛生管理マニュアル」によると、十分に流水で洗浄し、必要に応じて200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムで5分間侵漬して殺菌後、流水ですすぐのがよいとのことです。