秋に繁殖しやすいカビ
2019-10-04
皆さまこんにちは!
10月に入り、今年も残りわずかとなりましたがいかがお過ごしでしょうか?
いよいよ季節は秋本番という雰囲気になってきましたが、運動会やハロウィンなどイベントも多くなるため体調管理には気を付けたいものです。
温度も湿度も落ち着いてきて、過ごしやすくなったと感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、この時期から気を付けて欲しいことが「カビ」の発生です。
カビが一番発生しやすい時期は梅雨と考える方も多いと思いますが、実は梅雨だけではなく9月から10月にかけてもカビは発生します。
カビは人体に有害なものもあり、食中毒やアレルギー、ぜんそくなどの原因になることもあるため、注意が必要です。
■カビが発生する条件
カビを発生させたくないと考えている方も多いと思いますが、発生を防ぐためには発生しやすい条件をまずは知っておきましょう。
条件1:栄養分
カビは食べ物のかすだけでなく人の垢や髪の毛、プラスチック、塗料まで何でも栄養源にしてしまいます。
条件2:酸素
カビが発育するためには酸素を必要とします。
条件3:温度
カビは通常0度~40度の範囲で生育可能ですが、種類によっては0度以下で生育したり、高温でも死滅はしません。
人間が快適な20度~30度はカビにとっても快適で繁殖しやすいため、温度を制御してカビを防ぐのは難しいと言えます。
条件4:湿度
カビには水分が必要ですが、湿度60パーセント以上で繁殖し、80パーセントを超えると猛烈な勢いで繁殖します。
この4つの条件がそろった時にカビは発生します。
「酸素」と「温度」は調整が難しいですが、それ以外の「栄養分」と「湿度」を減らすことでカビの発生を抑えることができます。
■カビの発生を抑える対策方法
○換気をする
最近の住宅はマンションや高気密・高断熱の家が多くなり、湿気の逃げ場がなくこもりやすいためカビが生えやすい原因となっています。
また、エアコンや空気清浄機を使用するなど窓を開けて換気をすることが少なくなっており、部屋の湿度が高ければその分カビも生えやすくなるため湿度を下げる為にも換気はこまめに行いましょう。
さらにクローゼットの扉や家具などの引き出しも窓を開けるように時々開けて扇風機などで風を送り空気を循環させると、カビが発生しにくくなります。
○家具と壁の間に隙間を作る
家具を置くとき壁にピタッとくっつけておく方が多いと思いますが、家具を置く際は壁と家具の間に隙間を作りましょう。
壁の隙間を作ることで空気の通り道ができて空気が循環されるのでカビの発生を抑えることができます。
○掃除をして埃を取る
実は埃の中にカビが含まれているのをご存知ですか?
埃の中にはカビ以外にもダニやダニの糞、フケ、毛髪など含まれていますがこのカビ以外のほとんどがカビの栄養源となります。
そのため埃を掃除するだけでもカビの発生を抑えることができます。
いかがでしたでしょうか?
カビが発生する原因は様々ですが、家具の位置や掃除など簡単なことから発生を予防していきましょう!