波力発電
▼詳細
風力、火力、水力、原子力など研究されているものを含め、
発電方法は多くあります。
多くある発電方法の中から現在、研究段階にある
『波力発電』についてご紹介したいと思います。
波力発電とは、その名の通り、海から陸へ押し寄せる波の上下運動によって
起きる空気の流れでタービン等を動かし、発電させる方法です。
海に囲まれた日本では、現在環境に優しいエネルギー源として
注目されているそうです。
この発電方法は24時間使用出来る他、発電装置が防波堤の役割にもなり、
波を鎮める効果もある為、養殖事業やマリンレジャーに適した海域が
生まれるという期待もされています。
波力発電の実用化に関しては、イギリス、フランスやノルウェーを
始めとした欧州が先行し、研究と実験が進められています。
この波力発電は、自然エネルギーを用いる為枯渇の心配が無い事や、
二酸化炭素を排出しない、先程挙げたような波を鎮めると言った
メリットも多くありますが、自然の波を用いる事から発電が
不安定になる可能性や、設置にコストがかかる、
景観が悪くなる可能性が高いなどデメリットなどもあるのが現状です。
また、海洋生物への影響も懸念されている為、
まだまだ実用化までは課題が多く残っているのです。
しかし、これらの問題をクリアする事が出来れば、
様々なエネルギー問題の解決にも繋がる可能性を秘めています。