正しい手洗いの方法
皆様こんにちは。
8月も終わり、涼しい風が吹き始める季節になってきました。
夜間も気温が下がってきますので、寝冷えには十分注意しましょう。
さて、食中毒や感染症の予防対策は様々な方法がありますが、手洗いは昔からある、効果的な感染症予防対策の方法です。しかし、一口に手洗いと言っても誤った洗い方では効果的に予防する事は出来ません。
今回はこの手洗いの正しい効果的な方法についてご紹介したいと思います。
何故、手洗いが効果的な食中毒や感染症予防対策として挙げられるかと言うと、人は咳やくしゃみをする際、無意識に手や指先を口元に持っていく事が多い為、咳やくしゃみをした際にウィルスや菌の塊である飛沫が手に付着しやすいからです。
ウィルスや菌が付着した手でドアノブや電車・バスのつり革を始めとした様々な所を触ってしまうと、他の人の手にもウィルスや菌が付着してしまうだけではなく、何気なく目や鼻、口などの粘膜に触れてしまう事で、感染症や食中毒に感染してしまうのです。
従って、正しい手洗いを行い、手についたウィルスや菌を落せば感染してしまう可能性はぐっと低くなります。
まず手洗いをする前に確認して頂きたいポイントがあります。
①爪は短く切っているか
②時計や指輪は外しているか
伸びた爪の間はウィルスや菌が溜まりやすい上、いくら正しい方法で手洗いを行っても洗い残しの箇所が多くなってしまいますので、爪は短く切るのが好ましいです。
また、爪と同様に時計や指輪も洗い残しの箇所が出来てしまいますので、外しておくと良いでしょう。
正しい手洗いの手順は次の通りとなります。
①流水で手を良く濡らしてから石けんを付け、手のひらを良く擦る
②手の甲を伸ばすように擦る
③指先、爪の間を念入りに洗う(爪用ブラシを使うとより効果的に落せます)
④指の間を洗う
⑤親指と手のひらをねじる様に洗う
⑥手首も忘れずに洗う
⑦流水で十分に流し、清潔なタオルで水分を良く拭き取り乾かす
指先や爪の周り、指周り、手首や手のしわは洗い残しが出やすい為、特に念入りに洗うと良いでしょう。正しい手洗いは食中毒や感染症を予防する上で必要不可欠な対策です。是非とも日頃から実践してみて下さい。