最近増えている!?『ゴキブリ喘息』
こんにちは!
5月だというのに夏のような日差しが照りつけ、まだ暑さに慣れていない身体には少々辛い天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
昼夜の寒暖の差が大きく風邪を引きやすい時期でもあります。
しかし、季節の変わり目に咳がいつまでも続くようであれば、それはただの風邪では無く「喘息」かもしれません。
喘息の原因は、アレルギー物質によるものと、それ以外のものとに大きく二分されます。
では、そのアレルギー物質の一つにゴキブリも含まれていることをご存じでしょうか?
今回はゴキブリをアレルゲンとする「ゴキブリ喘息」についてお話しします。
喘息の原因となるアレルギー物質と言えば、真っ先に思い浮かぶのは「ダニ」や「ハウスダスト」だと思います。
しかしアメリカでは、ダニよりもゴキブリが喘息の原因になると言われており、大都市ではゴキブリによる喘息が深刻な問題になっています。
特に子供の喘息では、ゴキブリに対する皮内反応で陽性になる人が36.8%で、ダニの陽性になる人の34.9%を上回っています。
日本では、コナヒョウヒダニ85.0%、チャバネゴキブリ9.9%、クロゴキブリ16.0%でしたが、これから増えてくる可能性があります。
アレルギーの原因となる部分は、ダニと同様、虫体と糞です。
なのでゴキブリの駆除だけでなく、掃除も大切になるわけです。
まずは、ゴキブリにとっての住みやすそうな条件を潰し、ゴキブリ天国を無くすことです。
特に狭いスペースにホコリや食べ物のカス等があると、ゴキブリの格好の餌になるので
隅々まで掃除しましょう。ゴキブリの糞も喘息の原因ですから、十分除く必要があります。
ヒトに住みやすい環境は、ゴキブリにも住みやすい環境です。
ダニやカビと同様に十分な対策をとり、アレルギーの原因にもなるゴキブリを寄せ付けない生活を送りましょう!