日本のペットボトル消費量
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自動販売機やコンビニ、スーパーなど色々な所で手軽に買う事が出来るペットボト
ル飲料。日本では持ち運びに便利で軽いという特徴を持っているこのペットボトルの
消費量は年々増加傾向にあります。
今や様々な所で目にする様になったペットボトルはポリエチレンテレフタレート(PET)
を原料に作られ、1977年に醤油の容器として日本に初登場して以来、飲料や洗剤
など幅広い用途で使用されています。
2006年での日本のペットボトル生産量は約54万トンにもなり、これを一般的な500
mlペットボトルに換算すると、日本人一人あたりの年間消費量は166本にも達しま
す。また消費量は年々増加傾向にある為、現在は166本よりも多くなっているでしょ
う。
消費量が増加傾向にある一方、2006年のペットボトルゴミの回収率は同年の生
産量に対し66.3%(約35.8万トン)と世界でもトップクラスの割合になります。
ゴミとして回収された後のペットボトルの一部は繊維素材や容器の材料へとリサイ
クルされていますが、全てをリサイクルし有効活用出来ている訳ではない上に、リ
サイクルする際には大量のエネルギーを消費し、その過程で排出されるCO2の量
も現在問題視されています。
リサイクルやエコと言う言葉は全て解決出来る様に聞こえますが、実際はそうとは
限りません。いくら消費してゴミを出してしまっても、回収してもらえば問題無いと思
わずに、まず自分達が出したゴミによって今どんな問題が起きているのかを知る事
が必要とされているのではないでしょうか。