日本のティッシュペーパー消費量
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鼻をかんだり、ちょっと零れてしまったものを拭いたりなどティッシュペーパーは私達
の生活には今や欠かせない存在になっています。しかし、この気軽に使っているティ
ッシュペーパーも1枚1枚、大切な森林資源を原料として作られているのです。
私達は1年間に1人あたり、約4.36kg標準的なサイズ(200枚400組)のボックス
で18箱分ものティッシュペーパーを使用しています。日本で1年間に消費されて
いるティッシュペーパーを全て1枚1枚重ねていくと地球を2.7周するほど長くなる
程多く、世界一の消費量と言われています。
現在、日本でのティッシュペーパーやトイレットペーパー、ペーパータオル等の衛生
用紙の消費量は年々増加しています。更に、これら衛生用紙の原料でもある木材
パルプの需要も世界規模で増加傾向にある為、このまま消費量・需要が増加して
いってしまうと、いくら植林活動を行ってもその消費量と需要に追いつくことは出来
ないでしょう。
使用後のティッシュペーパーはリサイクルする事は出来ません。従って使い終わっ
た後は、燃えるゴミとして処分するしかないのです。使用後にゴミとして処分する方
法しか無いからこそ、使用するティッシュペーパーの種類を出来るだけ古紙が多く
配合されたものを無駄なく使う事が重要になってきます。
私達の日々の行動や、ものを選ぶ基準を見直したり、突然変えると言うのは難しい
かもしれません。しかし、森林など限りある地球上の資源を守ったり、地球温暖化な
どの環境問題は私達一人一人の日々の行動や、ものを選ぶ基準の積み重ねが大
きく関わってくるのです。
日頃どれだけの紙を消費しているのか、どんな使い方をしているのかを見直し、も
のを選ぶ基準や行動を少しずつ変えていく事が私達には求められているのかもし
れません。