加湿器のお手入れ
2020-04-10
皆様こんにちは!
不要不急の外出を控え、室内で過ごす時間が増えたことによりお家の整理整頓を
されている方も多いと思います。
乾燥する冬場の季節にはお肌やのどの潤いを保ってくれるアイテムとして加湿器が
活躍していました。
しかし、少しずつ暖かくなり加湿器の出番もそろそろ終わりを迎えています。
実は、加湿器はお手入れがとても重要なアイテムだということをご存知ですか?
シーズンを終えた加湿器のお手入れを怠ると、来シーズン使う際にカビだらけなんてこと
もあり得ます。
加湿器の埃や見える部分をさっと掃除することはあっても、内部のお手入れは後回しに
なっている方も多いと思います。
加湿器に入れるのは基本水だけで、綺麗な水を蒸発しているためあまり汚れるイメージが無いかもしれませんが、実は内部が一番汚れやすいといいます。
■掃除を怠ると健康にも影響が!
加湿器には水道水を使用することが多いですが、水道水にはミネラルやカルシウム、
塩素と言った物質が含まれています。
また、加湿器を掃除せずに使っていると内部に雑菌が発生してしまう可能性があり、
その際、加湿器はこの雑菌も一緒に部屋にまき散らしてしまうのです。
湿度をあげて快適な環境にするつもりが雑菌だらけになんていうことになりかねません。
加湿器から放出された雑菌を吸い込んでしまうと、肺炎などの症状を引き起こす場合も
あるため、子供や高齢者は特に注意しましょう。
■加湿器の種類別お手入れ方法
加湿器は、加湿方式によって「超音波式」「気化式」「スチーム式」「ハイブリッド式」に
分けられ、手入れの方法が異なります。
特に、加熱をしない超音波式と気化式は細菌が繁殖しやすいため、注意が必要です。
○超音波式
超音波加湿器は使いやすく、手ごろな価格で人気です。
お手入れも簡単かと思いきや、タンクの水をそのまま吐き出すタイプなので、水の汚れや
雑菌をそのまま放出してしまうというデメリットがあります。
前日に使いきれず残った水のまま稼働するのは良くないので、タンクの水は毎日替えましょう。
水を替える際に、タンク内を振り洗いすると効果的です。
○気化式
気化式の加湿器は、水を含ませたフィルターに風邪を当てることで水分を気化させ、
加熱をします。
フィルターが常に水を含んだ状態のため、こまめにフィルターを掃除しないと細菌が繁殖
してしまう可能性があります。
外側の吸込フィルター(外の空気を吸い込むためのフィルター)は掃除機で埃などの汚れを
吸い取り、内側のフィルターは(加湿フィルター)は水で押し洗いを行いましょう。
○スチーム式
スチーム式の加湿器は、内部にヒーターが内蔵されており、加熱することでお湯を
沸かして水蒸気を発生させます。
お湯を沸かすときに煮沸消毒されるため、タンク内に汚れがあってもカビや細菌が
繁殖する可能性は低いといえます。
カビや細菌は繁殖しにくいですが、タンクの水は毎日替えましょう。
水を替える際は、少し水を入れて蓋をし、振り洗いをすると効果的です。
○ハイブリット式
ハイブリッド式の加湿器は、気化式加湿器とヒーターを組み合わせた「水を含んだ
フィルターに温風をかけるタイプ」と超音波式とヒーターを組み合わせた「お湯を粒子に
分解して霧状に噴出するタイプ」の2種類があります。
価格は高めですが、抗菌対応している高機能な製品も多く販売されています。
同じく水を替える際にタンク内を振り洗いし、フィルターは外して洗いましょう。
いかがでしたでしょうか?
加湿器を毎年気持ちよく使えるように、掃除のポイントを抑えてお手入れを行いましょう!