レジ袋と石油の関係
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最近、様々なメディアがマイバッグ運動について取り上げ、多くの人にマイバッグと
言う言葉が知られる様になりました。このマイバッグ運動は大量消費されているレ
ジ袋削減が目的であり、一人一人が直ぐに実行出来る最も身近な環境保護運動
です。
現在、日本国内では年間約300億枚ものレジ袋を消費しています。これは国民一
人あたり、年間約300枚使用している計算になり、その殆どがゴミとして捨てられて
いるのが現状です。
レジ袋は石油精製によって出来るナフサが原料です。レジ袋1枚につき、約20ml
の石油を使用する為、年間300億枚×20ml=60万キロリットル(2リットルペットボト
ル30億本分相当)の石油がレジ袋の為に使用されている事になります。と言う事
は、私達一人一人がレジ袋ではなく、マイバッグを使用していけば、その分の石油
が削減出来る事になるのです。
また、マイバッグの使用は同じマイバッグを長く使用し続ける程、環境負荷の軽減
効果が高まります。同様に、マイバッグ自体も石油量がより少ない袋(石油原料で
ある合成繊維製ではなく天然繊維製など)に変えると効果は大きくなります。
レジ袋の原料である石油は地球上の限りある資源の一つです。少しでも石油使用
量や環境負荷を減らす為にも、まずは一人一人が「レジ袋はいりません」と言ってみ
る事が、今起きている環境問題の解決に繋がるのではないでしょうか。