ファッションにおいてのエコは「長く着る」
▼詳細
私達が何気なく捨てている衣料品は、日本全国の量は年間約100万トンにもなります。
これは日本人1人あたりだと年間約9kg、標準的なMサイズのTシャツに換算すると、
51着分。その内、リサイクルされるものは全体の5~10%のみで、
それ以外の衣料品はリサイクルされる事なく、ゴミとして焼却されるか埋め立てられて
しまいます。
衣料品の原材料である化学繊維は石油、天然繊維は動植物を利用して生産されて
います。石油も動植物から利用して生産される繊維も、貴重な資源です。
国内での衣料品の供給量は平成2年で約20億点だったのですが、
平成17年では約38億点になり、年々増加傾向にあります。
ある調査では洋服を買う際に流行を最重要視する人は、平均よりも多くの
衣料品を購入し、持つ傾向があるそうです。
常に変化する流行に合わせて次々と洋服を購入するのは、資源を多く浪費する
だけではなく、経済的でもありません。
様々な分野でエコが話題になっていますが、ファッションの分野では、
流行に左右されずに自分に似合う、長く着られるものを上手く組み合わせる事が
重要なポイントになるでしょう。
また、着なくなった衣料品は集団回収に出したり、リサイクルショップや
フリーマーケットなどを利用すると、無駄な衣料品のゴミが出ずに済みます。
今まで購入した衣料品で、どれだけ着なくなったものがあるのか、
今一度見直してみては如何でしょうか?