ハツカネズミの生態
ハツカネズミというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
小柄で愛らしい見た目もあり、ペットとして飼育されることも広く知られていますね。
販売されている中には、白い体毛と赤い目が特徴的なアルビノ個体も多く、とても人気があるようです。
ところがハツカネズミには、ペットとしてだけではなく、人間の生活を脅かす害獣としての側面もあります。
一般的にネズミの発生ピークは1~3月といわれており、今まさにピークなのです。
今回はハツカネズミの生態について見ていきましょう。
■ハツカネズミの特徴・生態
ハツカネズミの体毛は、一般的には灰褐色です。
ペットとして販売されているハツカネズミは白毛・黒毛・茶毛など個体によって異なります。
寿命は1年~1年半と短いですが、生後35日で繁殖を開始し、20日程度の妊娠期間で一度に約6頭の子どもを出産します。
家ネズミとして知られているドブネズミ・クマネズミに比べると体格は小さいものの、旺盛な繁殖力から、一度住みつくと駆除に専門性が必要なネズミとして知られています。
■発生時期
ハツカネズミは通年で繁殖を行いますが、春と秋が繁殖ピークとなります。
春・秋に屋外で繁殖のピークを迎えたハツカネズミは、10月~12月の寒くなる時期に室内で多く発生が見られるようになります。
なぜなら、ハツカネズミは冬の寒さに弱いためです。
秋から冬にかけては暖を求めて、人家や飲食店に侵入し生活の拠点を移してきます。
そして真冬期の1月~3月は大発生ピークとなり、屋外の寒さが最も厳しい時期でもあります。
寒いほどネズミは室内の暖かい場所を求めて動き回りますので、室内で人目に触れる機会が多く、様々な被害も発生しやすい時期となるのです。
■害獣としての有害性
ハツカネズミは、ドブネズミ・クマネズミに比べてさらに小柄な体格です。
そのため、より小さな隙間からでも、室内に侵入してきてしまいます。
侵入を許すと食材をかじったり、病原菌などの感染症を媒介します。
ハツカネズミの糞尿に含まれるサルモネラ菌は、人体に入ると腹痛や下痢などの食中毒を引き起こします。
ハツカネズミに噛まれることで発生する鼠咬症(そこうしょう)は、口腔内の病原体が人体に入ることで、全身の湿疹やリンパ節の炎症を引き起こします。
ペットとしての可愛らしい一面からはなかなか想像ができませんね。
販売されている個体は、衛生面で管理下にあるためペットとして共生することができているだけであり、害獣としてのハツカネズミには十分に注意を払う必要があります。
―いかがでしたでしょうか。
ハツカネズミは小さな個体にもかかわらず、知能が高い生き物です。
小さな侵入口を特定することは難しいものですが、弊社はネズミ駆除の専門業者として、豊富な施工実績とこれまでの経験に基づき、徹底的な施工を行なっております。
お困りの際は、なんなりとお申し付けください。