ダクト火災を防ぐワザ

tel:0120-60-1064

ダクト火災を防ぐワザ

2018-11-09

先月31日のハロウィーンでは、渋谷センター街でダクト火災が起きました。
ただでさえ恐ろしいダクト火災が大混雑している渋谷で起きてしまいましたが、ケガ人が出なかったことが不幸中の幸いです。

ダクト火災は飲食店では非常に身近な存在であるのをご存じでしょうか。

本日はダクト火災を防ぐワザをご紹介致します。

■ダクト火災ってそもそも何?

ダクト火災とは、排気ダクト内に蓄積された油脂に調理火が引火し、ダクトの内部で火災が発生してしまうことを言います。

油っぽい料理を扱うお店(中華料理屋・焼肉屋など)や油を大量に扱う食品加工工場などでダクト火災が発生してしまう事が多いです。

■ダクト火災を防ぐワザ

ずばりダクト火災を防ぐには、“定期的なダクト清掃”をするしか方法はありません。

そして、清掃をする前に現状のダクトの状態を把握する必要があります。

<ダクトの状態 簡単チェック3項目>
check1.お店の中が煙たくなっていないか
check2.煙や油塵が付着するグリスフィルターの汚れは酷くないか
check3.排気の出口(外輪口)から油が染み出てないか

もしcheck3が当てはまった場合(排気の出口から油が染み出ている場合)は非常にダクト内部が汚れている状態です。
いつダクト火災が起きてもおかしくありません。

なお、こちらのチェック項目はいずれも危険サインですので、一つでも当てはまったらすぐにダクトの清掃をするようにしましょう。

■ダクト清掃の頻度はどうすればいい?

では“定期的なダクト清掃”はどれくらいの頻度で行えばいのでしょうか。
横浜市では下記のように呼びかけを行っています。

【フード】1週間に1回以上点検。3ヶ月に1回以上清掃。
【グリスフィルター】1週間に1回以上点検。1ヶ月に1回以上清掃。
【グリスエクストラクター】1ヶ月に1回以上点検。3ヶ月に1回以上清掃。
【自動消火装置】6ヶ月に1回以上点検。6ヶ月に1回以上清掃。
【防火ダンパー】1ヶ月に1回以上点検。3ヶ月に1回以上清掃。
【排気ダクト】3ヶ月に1回以上点検。1年に1回以上清掃。

換気ダクト以外にも、様々な箇所を定期的に点検・清掃しないといけないことが分かります。

■おわりに

ダクト火災が起きてしまったら、従業員・お客様の命を脅かします。
それだけでなく、火災被害による修繕費、隣の店舗等に燃え移った場合はその弁償代など金銭的にも厳しいものがあります。

営業停止期間なども考えると、全損害額は2,000万円以上になるという話もあります。

そんな大きなリスクを定期的な清掃で防げるのならお安いものですよね。
皆さまも今一度、ダクト火災対策についてご検討頂ければ幸いです。



コメントを残す

*

PAGE TOP




MENU

CONTACT
HOME