コバエの発生時期
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だいぶ暖かくなってきました。この時期になると屋内にどこからきたのかコバエが飛んでいるという経験があるのではないでしょうか。春先から初夏にかけてのこの時期はコバエが盛んに繁殖する季節です。
一見、同じ様なコバエでも種類があり、発生原因や生息箇所も異なります。今回は、この時期に多いコバエに関して、ご紹介します。
まず「コバエ」という呼び方は総称になり、「コバエ」という種類のハエは存在しません。
一般的なものでは、ショウジョウバエ、ノミバエ、チョウバエなどが存在します。
ショウジョウバエは黄赤色をしており、生ゴミなどに発生します。その為、台所やゴミ置場等で見かけるコバエは主にショウジョウバエと思われます。日頃から生ゴミの処理に気をつけて、あまり溜め込まずに廃棄する事が大切です。
ノミバエは黒褐色をしており、こちらも生ゴミに発生しますが、特に肉などに潜りこんで産卵をします。俊敏に動き回るため、屋内で飛んでいると不快感も大きいです。
やはり生ゴミの適切な処理が予防対策になります。
チョウバエは黒色をしており、排水まわりや下水管などのスカムから発生します。夜行性で昼間は壁にとまっていますが、一度の発生量が多いため、料理に混入等の危険があります。排水周りの環境を整え、水掃けをよくする事が大切です。
以上の他にも国内には様々なコバエが存在します。
病原菌を媒介する事は少ないですが、食材混入や見た目の不快感があるので、飲食店では深刻な被害をもたらす事もあります。
ぜひ早めの対策を講じてみて下さい。