「殺虫剤が効かない?!トコジラミってどんな害虫?」 トコジラミの生態について」
2021-09-15
先日、東京オリンピック、パラリンピックの開催が無事終了しました。
本来であれば世界各国の人々が日本に訪れ、盛りあがりを見せるスポーツの祭典でしがこのコロナ禍で無観客、観客を絞っての開催で人の移動は大きくありませんでした。
そこで本来オリンピックやパラリンピック期間中に大問題になっていたであろう虫があります。
それがトコジラミという害虫です。
まずは、トコジラミとはどの様な虫かという説明が必要なのかもしれません。
戦後すぐに日本では完全に駆除され、その存在は忘れられていた害虫です。
ですが、その後海外渡航者の持ち込みなどによりまた日本でも急激に発生、被害を及ぼしております。
この虫の特徴は「シラミ」と名前がついていますが、体長は5ミリ〜8ミリと目視で確認出来るサイズです。
姿は赤褐色でカメムシに似た形をしており、吸血し被害を及ぼします。
また、名前の由来の通り、トコジラミを見かける場所の多くは寝室です。
これは宿泊施設でも自宅でも変わらず、餌となる人間が長い時間動かずに留まる場所に集まり易い為です。
普段は寝室の壁の隙間や家具の裏などに隠れている為、発生に気付かずに放置をしてしまい、トコジラミとわかった時には数百匹と数を増やしている事がざらにあります。
これにはトコジラミの繁殖力にあります。
メスのトコジラミは1日に5〜6個の卵を産み、生涯500個程を産み落とします。
その為、1匹でもトコジラミが発生してしまうとそれだけで甚大な被害をもたらしてしまう可能性があります。
そしてトコジラミのもっとも厄介な特徴は殺虫剤に耐性がある事です。
市販の殺虫剤に多いピレスロイド系という成分には耐性がついてしまっており、スプレーや燻煙剤を使っても効果が出にくく根絶する事が叶いません。
ピレスロイド系の殺虫剤は使い勝手が良く、誰でも使用できる為、駆除しきれなかった個体が徐々に薬剤に慣れ今のような厄介な耐性を作りあげてきました。
では、そんなトコジラミを見かけれてしまったらどの様に対処をすればよいのでしょうか。
トコジラミの駆除を調べると、スチームを使った駆除が出てくると思います。
スチームでトコジラミを駆除する事は可能ですが、死ぬまでに蒸気をあて続けなくてならない為、隠れ家になりやすい家具や壁面など痛めてしまう恐れがあります。
特に卵を駆除するとなると、孵化した虫を駆除する時間の何倍も蒸気を当て続けなければなりません。
トコジラミの駆除が出来ても部屋の壁や家具が痛んでしまっては経済的な痛手になる場合もあります。
トコジラミに噛まれてしまった場合はかかりつけの皮膚科に相談、もしくは市販の痒み止め軟膏で対処してください。
ただし、トコジラミの被害が続くとアレルギー反応を起こし健康を害する場合がほとんどです。
これらの被害を無くすために、専門的に駆除を出来る会社に相談して、対応して頂く事をお勧めします。
ここで、駆除会社を選ぶ大事ポイントは、駆除の保障期間の有無です。
1回だけの作業でトコジラミを死滅させる事がかなり難しく、最低でも3回はトコジラミの習性に則り必要な作業を行わなければなりません。
発生に対して、確かな作業回数を保証してくれる会社は、駆除効果に自信がなければ行えません。
保障期間を設けて対応してくれる会社は駆除効果が約束されている証とも言えます。
弊社ではトコジラミ駆除も1年保障で確実に問題を解決致します。
もしトコジラミでお困りであれば一度ご相談してみてください。