「国連、環境が最優先課題」

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「国連、環境が最優先課題」

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国連事務局№2で女性のアシャローズ・ミギロ副事務総長(50)は9日、毎日新聞との会見に応じ、バン基文事務総長の下で環境、気候変動問題を優先課題として取り組む姿勢を強調した。その上で、12年に期限切れとなる京都議定書後の対応を協議する首脳レベルの会合開催などに向け、国連が各国と調整を進めていることを明らかにした。

ミギロ氏は2月に着任したが、日本メディアとの会見に応じたのは初めて。同氏はまた、ノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさん(ケニア)と毎日新聞が05年から共同で進めている環境保護活動「MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン」について「そうした概念はタンザニアにもある。MOTTAINAIの理念をよみがえらせ、多くのアフリカ諸国にも広げてほしい」と評価した。

ポスト京都議定書の対応については、欧州などから、来年9月の国連総会に合わせた首脳会合開催を目指す動きが出ている。ミギロ氏は「協議は進行中」としながらも、「首脳会合になるかは別として何らかの対応は取られるだろう」と述べた。一方、仏などが求める国連環境計画(UNEP)の強化や新環境機関の創設については「加盟国の間にさまざまな意見があり、意見集約が重要だ」と指摘するのにとどめた。

ミギロ氏は祖母が食事の残り物を次の日のために暗所に保存していたことや、タンザニア人が再利用可能な買い物かごや風呂敷に似た布を使っている点を挙げ、「(MOTTAINAIキャンペーンは)自然な姿に帰るということ。素晴らしい考えだ」と強い共感を示した。



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