洗車はそんなに必要ですか?

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洗車はそんなに必要ですか?

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日本と車、おそらく切り離す事はできない程身近な話題である。
今日は、私自身がずっと疑問に思っていたことを書いてみたい。

何故そんなに洗車するのだろうか?
日本人は元々住居内でも靴を脱いで生活する習慣があるせいか
大変綺麗好きではあるが、車はそもそも外で使うものであり
乗っていれば必ず汚れてくるものである。
しかし日本を走っている車たちはどれも皆綺麗な状態で保たれているものばかりだ。
そして土日の洗車場は人で溢れかえっている。

「何故、洗車は必要なのか?」

・車を綺麗に保つと長持ちする
・排ガスが車に付着しているとよくない。
・見た目がかっこいい
・綺麗だと気分がいい

私の考えられる理由だと上記にあげたものぐらいしか頭にうかばないのだが、もしかしたら何か他に理由があるのだろうか。

私自身、洗車が嫌いなわけではない。洗えば車も綺麗になるし、車も喜んでいるようにもみえるのだが、そこまでの必要性をあまり感じないのである。もちろん我が家にも車はあるが、ほとんど洗車はしない。

ただあまりに洗車していないとワイパーがドロドロになってくるので、頻繁ではないが洗う事もある。その他は、着古したTシャツなどで水拭きしたり、から拭きしたりする程度だ。もちろんこれではピカピカになるわけでもなく、汚れが取れた程度ではあるが・・・。

ガソリンスタンドに幾たびに、「洗車しますか?」と言われるが、あまり気にならない。時に、スタンドのおじさんに「ずいぶん洗車してないね」と笑われたこともあったほどだ。

私の車に関する知識が不足していて無知な為、何か洗車する事に重大な意味があるのなら教えて欲しい。

しかし、もし大して重大な理由がないのなら、過剰な洗車をやめてみるのはどうだろうと、提案してみたい。

日本は夏こそ、水不足とニュースで騒がれるが、世界で本当に水に困っている地域に比べたら大変恵まれていると思う。世界的には約12億人もの人々が綺麗で衛生的な水を利用できない状況にあり、2025年にはその数が30億人に増大するとも予測されている。

「湯水のようにつかう」という言葉があるぐらい、日本では水をそんなに大事には使っていないようにも思われるが、私たち日本人は、そろそろこの認識を変えていかなければならないのではないだろうか。

日本は食料を海外から輸入しているが、この食料例えば小麦1kgを作るのには水が2トン必要である。牛肉1kg作る場合には水が2万トン必要だと言われている。

私たちの食料である小麦の輸入は20%をオーストラリアから輸入している。そのオーストラリアであるが、シドニーでは「レベル3」の給水制限中(2007年12月)である。ホースを使った水やりが許されているのは水曜日と土曜日の朝夕のみ。

そして同オーストラリア、ブリズベンでは「レベル6」まで上がってしまったという。1戸当たり使用できる水量、シャワーの長さにいたるまで制限され違反者には罰金が科せられるという。

給水制限のレベルによっては、水道の不正利用者を見回るパトロールも存在していて、巡視員は2回の警告を無視した水の不正使用者に429ドルの罰金を科すこともできるそうだ。更に不正が度重なる場合には最高数千ドルの罰金も存在するという。

シドニー水道局の調査では水道水の7割が家庭で使われているという結果があり、各家庭での節水が非常に問題を左右しかねるのだ。そして皆1人1人が節水に努め、人間が生きていく為にかかせない世界の水を大事に使っているのだ。

私たち日本人も、過剰に洗車するのをやめて、その分、オーストラリアや世界各地で水不足で困窮している地域に貢献できる事をするべきではないのだろうか。貢献という言葉は不適切かもしれない。なぜなら、水は自然という偉大な恵みそのものであり、世界の人たちすべての人たちのものであり、私たち自身の問題でもある。そして、みんなで守っていかなければならないものなのだから。

(記者:みみなでしこ)


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