夏よりも冬の蚊に注意

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夏よりも冬の蚊に注意

2019-12-13

皆さまこんにちは!

冬は寒さに乾燥と、肌にとっては過酷な季節になりますよね。
乾燥からのかゆみやセーターなどの繊維がチクチクしてかゆいなど、冬は肌のトラブルで悩まされている方も多いかと思います。

この寒い冬の時期でも蚊に刺された経験はありませんか?
蚊と言えば、夏の害虫というイメージが強いですが実は冬に活動する種類がいる事をご存知でしょうか?

今回は、冬でも活動する蚊の正体についてご紹介致します。

■蚊は冬の間何をしているのか?

日本には約100種類の蚊がいるとされていますが、私たちに身近なのは「ヒトスジシマカ・アカイエカ・チカイエカ」の3種類です。

それぞれ生態が違い、越冬の仕方も異なり主に、

1・卵の状態で冬を越す
2・休眠状態で冬を越す
3.・普通に活動している

の3つのパターンがあります。

1・卵の状態で冬を越す「ヒトスジシマカ」

卵の状態で冬を過ごす蚊を「ヒトスジシマカ」といい、体に黒白の縞模様があるのが特徴で5月中旬~10月下旬にかけて活動します。

アカイエカやチカイエカに比べて、最も寒さに弱く成虫の状態では冬を越せないため、代わりに卵の状態で冬を越します。

2・休眠状態で冬を越す「アカイエカ」

休眠状態で冬を過ごす蚊を「アカイエカ」といいます。
日本全土に広く分布し、見た目に関してはチカイエカに非常に似ていて外見では区別できません。

アカイエカの特徴は休眠することで、冬が迫るとメスが翌年の春まで約6ヵ月間、越冬に適した場所で休眠状態に入ります。

ちなみに休眠するのはメスだけで、オスのアカイエカは冬の寒さで死んでしまうそうです。

夜寝ている時など耳もとで「プ~ン」という不快な音がしてきたら、「アカイエカ」が正体です。

3・冬でも活動する「チカイエカ」

冬でも元気に活動している蚊が「チカイエカ」です。
チカイエカの一番の特徴は、非常に寒さに強く、一般的な蚊は25度~30度で活発に血を吸うのに対し、チカイエカは10度でも吸血を行います。

さらに無吸血卵生という特性を持っており、吸血をしなくても1回は産卵が可能です。

また、名前の通り地下にいることが多く、地上に比べると比較的室温が安定しているため地下から多く発生します。

今の時期、蚊を見かけたら「チカイエカ」の可能性が高いです。

いかがでしたでしょうか?
夏に比べると冬に活動する蚊は少ないですが、全くの0ではないので刺されないよう注意していきましょう。



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