害虫獣・食中毒被害防止の為に
害虫獣や食中毒の発生は飲食店に於いて危惧すべき問題だと思います。今回はこの害虫獣、食中毒発生を未然に防ぐ為にはどの様な点を注意した対策が効果的なのかをご紹介したいと思います。
まずは食品の保管方法です。食品などはダンボールやコンテナなどに入った状態で店内に搬入されると思いますが、それをそのままダンボールやコンテナに入れたまま保管していると非常に危険です。
と言うのも、ダンボールやコンテナにはゴキブリやゴキブリの卵などが付着している事が多く、そのままにしておくと厨房内に棲みつき、繁殖してしまう可能性があります。また、ダンボールやコンテナは容易に開閉出来る為、ネズミなどの害獣が食品を齧ってしまう恐れもあります。
その為、食品を保管する際には、まずダンボールやコンテナから必ず出し、常温保存のものであればプラスチックなどの丈夫な密閉性のある容器に移して保管。冷蔵や冷凍のものは袋などの密閉性のあるもので食品毎に分けて保存して下さい。
次に作り置きした食品や肉、魚などをむき出しの状態で常温の環境下で保存してしまうと食中毒発生や害虫獣の格好の餌となってしまったり、異物混入を発生させてしまう事もあります。調理後の食品や肉、魚などは厨房内での常温保存は極力避けましょう。
また、ネズミはサルモネラ菌を、ゴキブリやコバエなどは不潔な場所を移動する事から様々な細菌を媒介する為、食品を齧られたり、異物混入など物理的被害だけでなく、食中毒など衛生面での被害を間接的に発生させてしまう可能性もあります。
最後にゴミの存在や水周りの衛生状態の維持です。生ゴミは勿論ですが、紙、調理器具、包装のビニールなどが床に落ちてしまい、床掃除などの際に水を撒かれた際に什器の奥へと流れて溜まってしまうと、ゴキブリやネズミ等の格好の餌や棲家となってしまいます。
更に、その様なゴミには汚れた水が溜まりやすく、それをそのままにしておくとコバエ類の発生に繋がる可能性が非常に高くなりますので、床に物が落ちてしまった場合は直ぐに拾う事。床清掃の際には、水を撒く前に床に何か落ちていないか確認をする事を徹底して下さい。
FCCでは勿論ゴキブリやネズミが発生しない様にしっかりと施工をさせて頂いておりますが、発生しない環境と言うのはお客様との協力関係の上で作り上げる事が出来ます。今回ご紹介した点を是非とも参考にしてみて下さい。