そろそろ時期です。
今回は、これからの時期に発生しやすい害虫に関して、ご紹介致します。最近、冬の寒さも和らいできて暖かくなってきました。花粉も飛び散り、花粉症の方には頭を悩ます季節ですが、虫も活動する頃です。その中で、取り上げるのは、チョウバエ・コバエ等のハエに関してです。写真の映像は、レストランのトイレ前通路にある、排水溝です。少し見づらいかもしれませんが、パイプ内部の下に汚泥が溜まっていたのですが、その汚泥の中を目を凝らしてみるとウネウネと、何かが動いていました。
それは、何かというとチョウバエの幼虫が、汚泥の中で蠢いている状況です。普段、頻繁に水が流れてなく、ごく稀に汚水が流れるような排水溝の様で、汚泥が溜まってしまうと長い間、汚泥が溜まったまま放置されしまうのです。この状態は、排水溝の配管に、何かしらの原因があって流れが止まってしまっているのです。例えば、パイプ内部に汚れやゴミが溜まっていたり、構造上で問題があったりと予想されます。飲食店では、普段原因となっている場所は、什器下や床排水部分にスカムやヘドロなどの汚れが付着していることです。
スカムやヘドロ、什器下のゴミは、臭いを発生させて外部から集まってきます。しかし、成虫よりも産みつける卵の数が恐ろしいのです。240個の卵を2~3回に分けて産みますので、気が付くと室内環境が悪化していきます。成虫の寿命は、2週間程度ですが産み落とす数量が多いので、状況は増えていく一方です。今回は、幼虫段階で成長を抑制させるホルモン剤を散布して、2枚目の映像の様に汚泥ごと幼虫に対して直接施工しました。このように、いろいろな視点から原因を突き止めて、直接施工することが重要なのです。お困りの際には、1度ご相談下さい。