CO2増加で、ヨモギが40倍に。

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CO2増加で、ヨモギが40倍に。

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地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の大気中濃度を2倍にすると、草原で牧草に適さない亜低木のヨモギの一種が5年間で40倍も繁殖したとの野外実験の結果を、米農務省の研究チームが、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。CO2の濃度上昇で特定の植物が繁殖するのが実証されたのは初めてという。

繁殖したヨモギは北米やアジアの草原に普通に見られる種類で、牧場経営に悪影響を与える可能性があるという。

研究者は「過去200年にわたって草原に亜低木が増えて畜産の問題となっているが、CO2増加の影響かもしれない」と指摘している。

チームは北西部コロラド州の放牧地で、約16平方㍍の草地を屋根のない透明の円筒で囲い、現在の約2倍の濃度の720ppmのCO2で満たし、5年間観測。同じ円筒で囲ってCO2濃度を変えない草地や、円筒で囲わない草地と比較した結果、植物の種類には変化がなかったが、もともとあったヨモギの一種の重量が約40倍に増えたという。



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