風力発電のメリット・デメリット
▼詳細
クリーンで環境に優しい発電方法と言うと、太陽光発電を始めとした色々な発電方法が
あります。以前、研究段階の環境に優しい発電方法である、波力発電について
ご紹介しましたが、今回は既に実装されている発電方法の一つ、『風力発電』を
ご紹介したいと思います。
風力発電は、殆どの方がご存知の通り、風の力により、風車の発電機などを
回して発電する発電方法です。
特徴の一つとして、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が少ない事が
挙げられます。
風力発電のメリットとして、
・温室効果ガスの排出量の低減効果がある
・太陽光発電と違い、夜でも発電が可能
・エネルギー自給率の向上が見込める
・比較的発電コストが低く、事業家が容易+規模によっては個人での運用が可能
などがあります。
しかし、メリットも多くありますが、
・風速の変動に伴い、出力される電圧などが需要と関係なく変動してしまう
・風車など発電機のブレード(回転羽根)に鳥が巻き込まれ、鳥が死傷してしまう
・周囲に騒音被害や、低周波による人体への悪影響がある
・観光地に風力発電機を設置する事で景観への影響がある
などのデメリットや問題もあるのです。
欧州では固定価格買い取り制度を軸にし、普及を進めており、中でもデンマークは
国全体の電力の2割が風力発電によって賄われています。
日本は先程挙げたような問題もあり、欧州諸国に比べると普及が進んでいません。
また、買い取り制度も様々な欠点が指摘されているのが現状です。
クリーンで環境に優しいと言われている風力発電ですが、デメリットや問題、
買い取り制度を見直し、解決していく必要があります。