続・デング熱③
皆様、こんにちは!毎日暑い日が続いていますが、日本各地では熱中症等の救急搬送が多
く見られていますね。皆様も、熱中症等にかからない様にお気を付けて下さいね。さて、
今回も前回に続き、「デング熱」について、少しお話させて頂きたいと思います。
「デング熱」・「デング出血熱」とは、熱帯・亜熱帯地方で主にみられるウイルス感染症で、
原因はデングウイルスです。デングウイルスは1〜4型の4つの型がありますが、どの型
のウイルスでも同様の症状が起こる為、症状から感染したウイルスの型は特定できません。
人はデングウイルスに感染した蚊に刺される事によって感染します。これまで主に海外で
感染する感染症とされていましたが、平成26年(2014年)に、日本国内での感染によるデ
ング熱の患者発生が報告されています。
デング熱は、デングウイルスが感染し、症状が現れた患者の大多数を占める病気です。 感
染後2〜10日程で突然の高熱が出ます。頭痛、眼の奥の痛み、腰痛、筋肉痛、骨痛が主な
症状として現れます。
更に食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐、脱力感、全身倦怠感も現れる事があります。全身の
リンパ節の腫れも見られます。また、発熱してから3〜5日目には胸、背中、顔面、腕、
脚に発疹が出る事もあります。 これらの症状は約1週間で消え、通常は後遺症を残す事な
く回復します。
デング出血熱は、デングウイルスに感染した人のうち、最初はデング熱とほぼ同様に発症
し経過しますが、熱が平熱に戻る頃に血液中の液体成分【血漿(けっしょう)】が血管から
漏れ出したり、出血の症状が現れたりする事があります。
この病気はデング出血熱と呼ばれ、適切な治療を行わないと死亡する事があります。血漿
の漏れは胸水(きょうすい)あるいは腹水(ふくすい)として現れます。出血は比較的軽い点
状出血、注射部位からの出血、鼻出血、血便、重篤な吐血、下血と多様です。
血漿のもれが進行するとショック症状を起こします。それをデングショック症候群と呼び
ます。海外で感染し帰国後発症する患者は年約200人報告されているので、発症前10日以
内に熱帯・亜熱帯地域から帰国したという方は、早急に検査を受けましょう。
ただし、海外への渡航歴がなくても、昨年の国内感染例を受けて、上記の症状が出現した
場合には、デング熱、デング出血熱を疑う必要があります。症状のみでデング熱・デング
出血熱を診断する事は難しく、血液からデングウイルスやその遺伝子を検出する事、ある
いは特異的な抗体を検出する事が確定診断には必要です。
デングウイルスに対する治療薬はなく、対症療法が中心です。デング熱・デング出血熱の
発熱に対しては、出血傾向を増悪(ぞうあく)させる可能性がある為、アスピリンを使用し
てはいけない事になっています。デング出血熱に対しては、補液が主な治療法です。
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